石田芳恵のツボ

フリーアナウンサーのお仕事日記のはずが、大好きな映画・音楽・本のレビューに。感動とやさしい気持ちをお届けしたいです。

こんぴら歌舞伎(2 )

2009年04月18日 20時31分00秒 | 絵画・芸術
未だ感動薄れず…。

当日の演目は、「沼津」と「闇梅百物語」。


親子の愛情を、実際の親子が演じる「沼津」、呉服屋十兵衛を演じた勘太郎さんの爽やかで芯のある芝居にひたすらひたすら感激しました。
動きも声も力があって、惹き付けられるんですよね…。
もっと素朴なイメージがありましたが、いやいや、舞台での迫力と色気に圧倒されました。

もちろん雲助平作の勘三郎さんはさすがの存在感、娘お米の七之助さんの美しさ、池添孫八の片岡亀蔵さんの重厚さ…、全てが完成された素晴らしい舞台でした!


「闇梅百物語」の感想は、また明日…☆

こんぴら歌舞伎に行ってきました

2009年04月16日 19時59分36秒 | 絵画・芸術
香川県琴平町で開催中の第25回「四国こんぴら歌舞伎大芝居」に昨日、行ってきました!

座頭は中村勘三郎。
そして勘太郎や七之介と共に親子で舞台を踏むことで話題の興業、席の倍率が全国で4、50倍だったとか!


日本最古の芝居小屋「金丸座」で、最高のエンターテイメントを肌で感じることができて、感激の極みでした!!!



メディアにおいて、人を感動させることに、ちょっと押し売り感が否めない昨今。
サービス精神って何だろう?
プロの仕事って何だろう?
個性って何だろう?
個や奇抜さばかりが注目されていないか?
表現の基本ってどこなんだ?

…と、最近考えたり悩んだりしていたことが、スコーンとクリアになりました。
恥ずかしながら、自分なりに方向が見えてきた気がします。



歌舞伎を完全に楽しむというより、放送やアナウンスのヒントを必死で探していた3時間。

素晴らしい舞台でした!



金刀比羅宮の表書院も、資生堂の「神椿」も、文化顧問の田窪恭治さんも…とにかく「一流」の文化に出会えた1日でした。


詳しくは明日もブログでリポートします…♪

実家は寒い!

2009年04月14日 23時22分01秒 | 出張・おでかけ
関東は連日20度を越え、温かい(というより暑いレベル)日が続きました。

夏物衣料も出さないといけない時期ですね。


以前、実家の母から「実家の自分の部屋を片付けて!」と言われていたので、このたび故郷に帰省しました。

新幹線から降りて、懐かしい地元の風景を目にした時は心底ホッとしました。


そして、数ヶ月ぶりの実家。




さ、寒ぃ~~~~~~ッ!!!



関東より温かいはずの岡山…実家に限っては、…寒い…(T_T)


いわゆる昔の日本建築の我が家、障子に土壁、高い湿度に適応したザ・ジャパニーズ・スタイル。

寒い…(*_*)ブルブル


そりゃ気密性の高いマンションと違うのは当然ですが、これだと実家に帰る度に風邪を引きそうです。


「なに薄着で帰っとん!」「ひ弱な都会人!」と母に言われつつも、やはり寒くて片付けが一向に進まないのでした。ブルブル。

散りゆく桜と、満月の夜

2009年04月09日 23時42分04秒 | つぶやき
仕事を終えて外に出たら、足元で桜の花びらが舞っていた。
さらさらと、またどこから花びらが舞ってきた。
振り返ったけど、桜の木は見えない。
今日は、風が強いのか。

以前は散りゆく桜を見ると切なかったけど、今夜は清々しい気持ちだ。
散る花に生命力を感じる。

そして、空を見上げると、今日は満月。
くっきりと、だけど静かに輝いていた。

都会では空が仰げないとか、月や星が見えないなんて、そんなことはない。
見ようとしていないだけで、都会も田舎も関係がない。

私もやっと、月を見上げる心の余裕が出てきたのかもしれない。


…そう思うと、急にラーメンが食べたくなった。

新年度も宜しくお願いします!

2009年04月08日 23時57分39秒 | アナウンスのおしごと
新年度も一週間が過ぎました。
仕事を通しての新しい出会いも多く、忙しくも嬉しい日々を過ごしています。


社会人となって長いので、「はじめまして!」とご挨拶することも、初対面の方とお話することも、負担ではなくむしろ楽しみなくらいですが…

小学校から中学校、高校の進学やクラス替えは、本当に不安でした。
知らない人にどう話そう?嫌われないかな?ってハラハラしてた。


こう振りかえると、少しは成長したのかもしれません。

自分の不安にばかり目を向けず、相手や周りの人たちが不安にならないような雰囲気づくりや気配りのできる大人になりたいもの。

そして、「出会い」や「ご縁」は大切にしていきたいと思いました。

富士山ってすごいや!

2009年04月06日 22時51分14秒 | 出張・おでかけ
先日、神戸に行ってきました。
新幹線には乗り慣れているけど、いつも寝ているか・お外が曇っているかで、窓から富士山をなかなか拝むことができませんでした。

けれど、今回、富士山が見えたの!!!

それもクッキリ!
とても雄大で品性があった~~~
感激。


海には心があって、山には人格があるね。

優しさと厳しさを持つ富士山にまた会いたいなあ。

ケツメイシ「さくら」は、そう、この時期!

2009年04月02日 19時39分47秒 | 音楽CD・LIVEの感想
さくら
ケツメイシ,Naoki-t,YANAGIMAN
トイズファクトリー

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2005年の楽曲なんですね。早いなあ、もうあれから4年目の春。
切なくて胸がしめつけられる詩と、1度聞いたら忘れられない旋律で、
一目惚れならぬ「一聴き惚れ」してしまった曲です。PVも美しかった。

この曲をかけるタイミングって、まさにセンスが問われる。
「そう!今聴きたかった!今、聴けて良かった!」というタイミング。
そんな匂いや温度を感じさせる選曲は、決して簡単ではありませんが、
ディレクターやDJの真価が問われるのが、ココだと思います。

今年の桜の開花ペースだと、まさに先週末から今週にかけてがぴったり(私見ですが)。
さくらを待ちわびている時ではなく、さくらが散る直前から散りかけの時期。
さらには、少し冷たい風が強く吹く日。
できれば夕方から深夜。もしくはぐっと早朝。

音楽をヘビーローテで聴きたいときもありますが、ほんの一瞬のその季節の空気を切り取れるような選曲こそがセンスだし、そこを読み取ることが音楽や放送に携わる人たちの使命だと思います。

そう思いながら、さまざまなステーションやテレビ番組をわくわくしながら見聞きしている今日このごろ。
さすが!と唸る選曲も多々あって、やはり放送は奥が深い。
才能とセンスのある人たちと今後、仕事を通して出会えることを楽しみにしつつ・・・新しい年度を迎える。

さあ!今年度もhappyにがんばろう!

JET STREAM、伊武機長から大沢機長へ(TOKYO FM)

2009年04月01日 21時39分33秒 | TV・ラジオの感想
昨夜は、TOKYO FM の「JET STREAM」で伊武機長のラストフライトでした。
夜に伊武さんの声を聞くのは私の社会人生活の習慣。
疲れている日も悲しいことがあった日も、おだやかな語りと落ち着いた選曲で、一日の終わりをほっとして過ごしたものです。

この番組に出会ったのは、AMのオールナイト・ニッポンから時々浮気しだした高校生の頃。城達也さんがDJを引退される直前でした。
ちょっと背伸びして早く大人になりたかった私にとって、この番組は憧れの大人の世界を垣間見るようなドキドキ感そのもの。
流れた音楽をせっせとメモしていたのもいい思い出です(お小遣いが足りなかったのでCDを買えなかったし、近所にレンタルショップもなかった・・・大学生になったらCDを山のように買うのが夢だったなあ)。

3代目DJからは、制作側が試行錯誤したのかチャレンジや迷走も感じられましたが、原点回帰の最近の伊武機長のフォーマットがとても安心して聴けました。
多くのFM/AMはもちろん、テレビにも影響を与えた素晴らしいコンテンツだと思います。
DJはバトンタッチしつつもこれほど長く続き、そして多くの世代に愛されている番組は貴重。
放送は変わっていく必要もあるけれど、変わらないことも求めてられいる・・・そんな番組もあるんじゃないかなあ。
リスナーが「戻ってこれる番組」がずっとあるっていうのも素敵なことだと思います。

今日から大沢たかお機長。
初フライトが今から楽しみです。

そして、私もいつか、長く愛されるような番組を作っていきたいものです。