ニューヨークのマンハッタン地区検察は3日、トランプ大統領が所有する企業
「トランプ・オーガニゼーション」に関する「広範囲の犯罪」の疑いを捜査して
いると明らかにした。
バンス検事長は、
トランプ氏の財務記録開示を求め、10月3日法廷に文書を提出。
「長年の不正な金融取引」に関する証拠が含まれているかを調べる必要があると
主張した。
地区検察はこれまでトランプ氏の元不倫相手とされる女性への「口止め料」
支払い疑惑を捜査しているとされてきたが、捜査対象がそれにとどまらないこと
を示した形である。
連邦最高裁は先月、トランプ氏が大統領候補の慣例に反して開示を拒んできた
財務記録について、トランプ氏の免責特権を認めない判断を示した。