わたしたちの教科書・最終回

先週からドラマは最終回ラッシュでまだセクロボの感想も書けてないのですが、とりあえずこのドラマから…。

裁判に入ってから俄然面白くなってきたドラマだけどラストはどうなんだろう？　まず明日香が可哀想すぎる（涙）　自殺かと思っていたら結局事故だったという結末だったけど、あれなら自殺のほうがまだ救われたような気がします。（もちろん自殺なんて絶対やっちゃいけないことだと思ってますけどね）事故だから学校に賠償請求もできないし…。
虐められてもなんとか自殺を思いとどまって、朋美とも友情が復活して、生きていこうと意志表示した矢先に転落死なんて、あまりにも哀しいですよ（泣）父ちゃんにも義母にも捨てられ冷たくされ、幼なじみの大親友にも冷たくされ、クラスからはイジメられ、それでも頑張って生きようと思ってたのになあ…。最後に加地先生が担任になったことと朋美と仲直りができたことがちょっとは救いだったのかなあ。明日香と朋美のシーンは二人の演技力も相まって良かったですね。

で、先週から職員室の騒動は安直なことしよるなあと、冷めた眼で見てたのですが…結局副校長の息子の動機は何？　ただいじめっ子を抹殺したいという正義感だけ？　自分が過去に虐められたとかお母さんの気を惹きたいからとか、そういうの関係ないのかな？　服役してる謎の息子みたいな感じでずーっと引っ張ってたのに、結局何だったのかよくわかりませんでした。その後もどうなったのかわからんし（爆）110番通報してたから殺人未遂容疑できっとまた刑務所に戻ったんだろうけどね。
あと兼良君のその後は？　彼も朋美に負けず劣らずいろいろショックが続いて相当な精神崩壊してそうなんですけど（イジメた報いで救済処置は無し？・爆）まあ父ちゃんキモイと言われたから彼女を虐めるようになるとは思わなかったけどね。そこんとこが子供っぽいちゃそうなのだが。でも父ちゃんは援交して、イジメっ子から一転イジメられっこになって、あげくに学校乱入の不審者に殺されそうになって、兼良君も散々なんだけどね。結局、このドラマの諸悪の根源は兼良パパだな（爆）　奴が援交なんてしてなきゃ、兼良君は良い子のまま育っただろうし、朋美も明日香もイジメられず、皆で卒業できたかも。


あと、いきなり「一年後」って何よ。観た瞬間びっくりしてコケましたよ。裁判始まった時も「一年後」だったけど、また一年経っちゃったわけ？　なんかそういうところがこのドラマの安直さというか逃避行動を感じるのよね。そのせいで、職員室騒動やら兼良君やら一気にフェードアウトしちゃったし。最終回いろいろ期待して見てるのに、あれはなんだか肩透かしでした。
その後のHRも「世界は変えられますか？」なんて難しい議題なのに、あんなに真面目に的確に答えてディスカッションできる中学生が居るのか～！？　すげー優秀な生徒ぞろいじゃないか。いかにも台詞的臭さがあって、あんまりリアリティがなかったです。で、結局イジメはまだ残ってるわけだしね…。


最終回は明日香に泣けたけど、でもやっぱり佐藤二朗さんがイジメがありますと証言した回が一番秀逸だったな。あと大倉さんの男前っぷりがこのドラマの収穫でもありました。見ようによっては谷原さんよりも男前だったわよ。

そしてまた来月からの木10にご登場ですか谷原さん…。正直この連ドラよりも、秋にやるSPドラマのほうが楽しみだったり。だって瀬里さんとは大違いの変態弁護士役らしいじゃないですか～♪（笑）　絶対観る～！