Take it to the Lucky

最近はフィギュアスケートと歌舞伎鑑賞記録が主流でござります

セクロボDVD視聴完了

2007年09月29日 | 映画・TV
セクロボDVD全話&特典映像まで全て視聴しました。もう一気に観てしまいましたね。やっぱり面白いドラマでした。DVD買って良かった♪
本放送の時、最終話を観た後は終わっちゃった哀しさと寂しさと、あの終わり方が予想外でなんとも言えない気持ちになったんですが、今回一気に最終話まで観たら、その印象がだいぶ違いました。なんか寂しいというより、すごく暖かい気持ちになりました。その一因は1話で哀しい死に方をした三日坊主が「いっぱい遊んだ。楽しかった」という想いを皆に告げてくれたおかげですね。三日坊主がこの世に幽霊となって残ってしまったのは、やはり予期せぬ突然の死で、自分の一生を顧みるヒマが無かったからなのかなと思いました。人間って死ぬ前に自分の一生が走馬灯となって現れるといいますからね。そして幽霊となって行き場を失った自分をニコとロボが見つけてくれて、次第に生前の記憶を取り戻して、その一生を振り返った時、「いっぱい遊んだ。楽しかった」と満足できる結論に至って成仏できたんですよね。あの第1話だけを見ていると、あまりに過酷で壮絶な人生だったんじゃないかと思えるけど、子供の時はきっと楽しい時がいっぱいあったんだろうし、それにニコ&ロボに会ったことで、暗い生活の中にささやかな幸せを見つけられたんじゃないかと思います。私も死ぬ前に「いっぱい遊んだ。楽しかった」と思えるといいな。

セクロボってそのセリフや音楽や役者の表情にとてもグッとくるというか、胸がキュンとしちゃうんですよね(笑) なんかハッと気付かされるような印象的な言葉が多かった気がします。そう、毎回自分がゲストキャラになったような感じで観てたかも。「宇宙で自分を救えるのは自分だけ」とかドキッとしましたよ。あ、そうだよな…って。あと、人と別れることによってまた新たな出会いが必ずあるとかね。最終回のニコとロボのように、また会おうねと言いながら会わなくなってしまう人がなんとたくさんいることか。言われてみれば確かにそうなんだけど、普段あんまり意識してないようなそんな印象的な言葉やシーンに、何度も胸が締めつけられました。
タイトルや登場人物を見ているとそんな深いドラマだとはとても思えなかったのに(笑)まんまと騙されたドラマかも。本当によいドラマでした。

そうそう、カットされた7話でしたが、これも面白い話でした。話のほとんどがファミレスという舞台一ヶ所で繰り広げられて、まるで三谷さんとかの舞台やドラマを観ているかのようでしたね。でも当時放送できなかったのはしょうがないかなとも思いました。SATが無能なとことかリアルですもん(苦笑) 無駄に長い時間立てこもらせちゃって、SAT役立たず~と思う場面あったし。ドラマのほうは全然殺伐とはしてないんだけれど、やっぱりあの事件の直後では無理だったでしょう。6話も今再放送できないですね。冒頭に斧振り下ろして…な場面ありますからね。本当にあんな場面はドラマだけにして欲しいものです。
7話では主要メンバー全員が顔を合わせるという重要な回でしたね。よっちゃんと一海ちゃんもとっくに会ってたのか~なんて思ったし、ニコの家族とロボがぐっと接近して、しかもニコとロボが同じ誕生日だったなんてエピソードもあったりして、だからこそ8話でロボがプッチーニに恋をした時に、ニコがまるで恋人に浮気をされたかのような態度をとったわけですね。7話を観て8話を観るとニコの淋しさがより強く感じられました。そして9話でロボに「友達だから許す」と言ってもらえた時には一層グッときました。
モロさんの泣き芝居も良かっただけに、本当に放送されなかったことが惜しい回でした。DVD観れない方のためにも、いつか再放送でやって欲しいですね。
あ、高橋一生君が出ててびっくりでした。ここ最近時代劇扮装ばかり観てたから、普通の髪形、普通の喋り方に違和感ありました(笑)

それから8・9話のプッチーニの話もやっぱり良かったです。最後に別子が「私のこと忘れていいよ」って書き残してたり、プッチーニ最後の仕事の依頼が「幸せになりなさい」だったり、社長の友人が「許す」とだけ言いに目を覚ましてくれたり、もう涙ボロボロでした。
ロボが恋愛は苦しいとニコに伝えたところの表情も秀逸。あんな顔であんなこと言われたら何にも言えなくなっちゃうよね。

特典映像も面白かったです。全然番宣番組をチェックしてなかったから、初見の映像ばかりだったし、松山君と寿々花ちゃんの素のやりとりも凄い楽しかった。松山君のいろんな攻撃を結構受け流せるあたり、寿々花ちゃんとても13歳には見えません 松山君が言ってた「お姉ちゃんみたいだったりお母さんみたいだったり」というのもあながち冗談では無いかも~。あと、獅童君と松山君のやりとりも面白かったな。本番前に「マックスロボのテーマ」を輪唱してたり、クランクアップの猪木のマネとか爆笑でした。そういえば獅童君は2度クランクアップしてましたが、1話撮った時点では最終話の再登場は決まってなかったのかしら?

出演者のコメント聞いても、いい現場のドラマだったんだなと感じられましたね。本が遅かったり放送中止になったり、いろいろ大変そうでしたが、それでもあのレベルのドラマを作れたことは本当に凄いと思いました。これからも繰り返しこのDVDを観て楽しみたいと思います。そして自分が何かピンチに陥った時は「バテレン、レンコン、ドマトはマーックス!」と(心の中で)唱えたいと思います

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
感想いっぱいありがとうございます (翔和)
2007-10-01 14:49:35
isakoさまのご感想読んで、私も早く1話から全部見直そうと決心しました!
と言いつつ、最近映画ばっかり観に行ってて、全然時間がとれなかったりするのですけど(苦笑)
特典映像、1つだけ残念だったのが、あれだけゲストの皆さんのクランクアップが収録されていたのに、ロボのお母さんの分がなかったことです。確かにあの回のメインゲストではありませんでしたが、とっても素敵だったので・・・親子で花束贈呈の映像、見たかったです(涙)
返信する
Unknown (isako)
2007-10-05 23:46:48
そういえば無かったですね。白石さんがこのドラマ自体に参加してたことが未だに信じられなかったりもするんですが…(苦笑)
6話ではロボがお母さんを見送る時にカン様の扮装で送ったあげたとこ良かったです
返信する

コメントを投稿