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最近はフィギュアスケートと歌舞伎鑑賞記録が主流でござります

浅草歌舞伎・千穐楽

2008年01月28日 | 歌舞伎
昨日の浅草千穐楽に行ってきました!
お楽しみは千穐楽だけのカーテンコールのパフォーマンス。去年は最後の演目「身替座禅」の出演がなかった男女蔵さんが玉の井の拵えで出てきて、皆を驚かせ笑わせてくれたというレポをネットで読んで、今年は絶対に楽日に行くぞ!と思ってたんです。で、今年も最後の演目「弁天娘女男白浪」に出番の無いオメちゃんが、絶対何かやらかしてくれるだろうと思っていたんですが…やっぱりやってくれました(笑) 幕が開いて舞台前列に居並ぶ五人男と巳之助君と亀鶴さん、そして虎の着ぐるみが一匹(笑) その虎の着ぐるみとは最初の演目「傾城反魂香」に出てくる虎…当然この場に居ないオメちゃんが中に入ってるわけで、もうすぐそれがわかるから大爆笑。舞台の一番端にただ立ってるだけなのに、もの凄い存在感で、それだけでも可笑しいのに、他の皆が一人一人挨拶してる時に、うんうん頷いたり、拍手したり、うなだれたり(笑)するもんだから、もう可笑しくて可笑しくて、おかげで皆の挨拶がほとんど頭に入りませんでした(苦笑) 特に可哀想だったのは一番最初に挨拶した亀ちゃんだな。ものすごく真面目に語ってるのに、オメ虎のインパクトが凄すぎて、客がクスクス笑ってしまうもんだから、やりにくかったんじゃないかと思う(^_^; さらにオメちゃんの挨拶では、オメちゃんおもむろに手袋ならぬ虎の手を外し、そして虎の頭も外して大喝采を浴びた上に、今年はお年玉出演がなくてできなかった「オメちゃんコール」を6回もやって、やっぱり今年もオメちゃんが美味しいところを持っていっちゃいました!
最後は仕切り直し(笑)に亀ちゃんの音頭で一本締めをやると、巳之助君がすすっとマイクの前に出てきて、「お兄さん方、これからどちらへ?」と尋ねると、亀ちゃんが「これから博多座へ行ってくる」と言って、「おめえは連れていけねえが、来年また浅草で会おう」と巳之助君と約束。すると巳之助君、懐から「弁天娘女男白浪」で使用した小道具の百両包を出して、「これで博多で美味しいものを食べて下さい」と渡してました(笑) そして花道を通って去って行く7人の兄さん達を見送る巳之助君はその背中に投げキッス(笑) そのまま舞台にただ一人残って頭を下げて、最後は巳之助君がオイシイところを持っていきましたね。巳之助君は今年浅草初参加で、さらに浅草初の平成生まれ世代で、正直、芝居では兄さん達に並ぶには、まだまだいっぱいお勉強をしなくてはいけないところですけれど、このカーテンコールでのパフォーマンスはなかなか堂々としていて良かったですね。「傾城反魂香」で演じた場面のように、オメ虎に向かって筆で虎を消す小芝居もやってたし(笑) 客席には三津五郎パパも来ていたみたいですね。松竹座の千穐楽から駆けつけてくれたと、勘ちゃんが挨拶で語ってました。今日は2階席だったから三津五郎さんを見つけられず残念。あ、でもロビーでは亀ちゃんのパパ、段四郎さんをお見かけしましたよ! 公会堂を出た後も仲見世に向かっていたらちょうど楽屋口からベンツが出てきて、助手席に乗っていたのが段四郎さんでした。運転されてたのは奥様でしょうか…?

それから昨日のお年玉挨拶は獅童君だったんですが、4日の日と比べると何だかやたらとしんみりしていて、何かあったのか?! まさか今年で浅草卒業なのか?!とかモヤモヤしてたんですけど、今日のスポーツ新聞記事見て納得…。まあこれでスッキリ心機一転で頑張って行って欲しいです。獅童君はあの体格や顔立ちは歌舞伎役者としてはとっても恵まれてると思うので、ぜひ歌舞伎でもこれから一皮も二皮も剥けていってほしいな。

そして、いつもは浅草が終わると寂しいなと思ってたけれど、今年は博多座があるので来月も楽しみです♪

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