デカい女

問題はこの8歳娘だ。人生経験8年にしてすでに、ずうずうしい素養を十分に発揮しながらわが道を歩んでおり、どこをとってもハハとは似ても似つかない。1学期の最後の最後で、やっておくべきだった算数のドリルを1ページもやっていなかったことが判明し、担任の先生にこっぴどく叱られたり…。小学生時代なんかとりわけ小心者だったハハには、考えられないことだ…（ま、気づかなかった親にも問題があるのだが…）。

で、性格もさることながら、背の高さ。ハハに会ったことのある人は知ってると思うけれど、私はどっちかっていうとチビなほう。生まれてこの方、前から4番めぐらいをキープの人生。ところがこの8歳娘は、大女なのだ。保育園まではそれほどでもなかったのだけど、小学生になってからメキメキ伸びて、今ではクラスの女子ではいちばん後ろ。「もうママの肩ぐらいあるね～」とかのんきに言ってたのに、こないだふと気づいたら肩の高さもとっくに抜かしてた。3年生でこれだから、完全に追い越されるのも時間の問題だ…。

それにしてもチビ街道まっしぐらのハハには、デカい女の人生って皆目見当がつかない。そこには大きな乖離があるんだろうなー。人生の視界、ぜんぜん違うんだろうなー。だって、たとえば身長10センチ違ってごらんよ、似合う服も髪型もまったく違うぜ。つきあうオトコも人生観も変わってくるかもしれない。ってことで、デカい女の今後に興味しんしんのこのごろである。