子めくりかれんだー。

子のことを書いたり描いたり書かなかったり。

「これなに?」

2005-02-26 | 
子どもの成長の一過程には必ず「これなに?」の多発期がある。幼児の発達を専門とするセンセイによると、子どもはそうやって未知のものを名付ける(ラベリングする)ことで初めて、対象を自分の知識の中に整理することができるのだそう。ママチャリの前部に乗っかった4歳児がハハに聞く。「これなに?」「ハンドル。」「じゃあこれは?」「ギアのダイヤル、かなあ。」「じゃあこれは?」「えーと…ブレーキのひも…?ブレーキの線…?」「じゃあこれは?」えーと…。

これもこのあいだセンセイに聞いた話なんだけど、例えば「イス」を指して「これなに?」と聞かれたら普通は「家具」でもなく「木」でもなく「イス」って答えるでしょう。人間の言葉には、そういう一番よく使う「基礎レベルのカテゴリー」というものがあるのだそう。確かに。その基本を無視するな4歳児よ。ハンドルはハンドル、それでよしとしてくれ。
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