忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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NSw/PS4/PS5「たべごろ! スーパーモンキーボール 1&2リメイク」カジュアルを名乗る鬼畜ゲー

2021年10月15日 | 作品紹介(ゲーム)


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珍しいことにセガ様からお声をかけていただき、
「たべごろ! スーパーモンキーボール 1&2リメイク」をいただいてしまった。
紹介記事の内容について特に制限は無し、期日も特になしと
非常にゆるい条件だったので謹んで受けることにした。
ソフトはどのハードでも選べると言われたのだが、私はまだPS5を持っていないので、
携帯モードでも遊べてパーティモードのプレイもしやすい(=手持ちのコントローラーの数が多い)
Nintendo Switch版を選択。
ちなみに、私が「モンキーボール」をプレイするのはGC版以来で、しかも前作の記憶は無い。
よって限りなく初プレイに近い初心者であることを念頭に置いて読んでいただきたい。



「モンキーボール」は2001年にアーケードに登場し、
同年9月にゲームキューブのローンチソフトとして「スーパーモンキーボール」が発売されてから
今年で丸20周年を迎えるご長寿シリーズである。
バランスボールの中に入った猿を転がして出口を目指すシンプルなアクションパズルとして
これまで9作がリリースされ、今作がちょうど10作目。
タイトルにもある通り完全新作ではなくリメイクで、
「スーパーモンキーボール」「スーパーモンキーボール2」「スーパーモンキーボール デラックス」の3作を
フルリメイクし、さらに新モードが追加されたベスト盤+αな内容になっている。
過去3作分の合計はストーリーモード100+チャレンジモード248の合計348ステージ
最大4人で遊べるパーティモードには12種目のミニゲームが収録されていて、
実売価格を考えればコストパフォーマンスはかなり高い。
シリーズからしばらく離れていた方や、どんなゲームか把握している方ならばお買い得と言えるだろう。

ただし、見た目とは裏腹にゴリゴリに歯ごたえのあるアクションであることは把握しておきたい。
そうでなければ、序盤で投げてしまうこと必至の鬼難度だからである。
メーカーの謳い文句には「カジュアルゲームの大定番」とあるが
プレイして数ステージで「どこがカジュアルやねん!」と
おいでやす小田レベルの罵声をテレビに向かって浴びせていた。
真面目に神経が焼き切れそうになったステージもいくつかある。
この理不尽さはある意味でYouTuberの実況プレイ向けとも言えるが、
およそカジュアルからは程遠いバランスになっているので
セガはカジュアルの意味をもう一度良く考え直すように。

さて、ではクソゲーなのかというとそれは全く違う。
ゲーマー向けの高難度ではあるが、やめるにやめられない魅力も持っている。
「ロックマン」や「Cuphead」などに代表される、
死んでも死んでも「次こそは」とプレイし続けるアクションゲームの面白さに近い。
1ステージあたりのプレイ時間が短いことも手伝って
気がつけば数十分同じステージを繰り返していたこともある。
キャラバンシューティングの2分モードを何度も繰り返し遊ぶような感覚、と書くと
ジジィゲーマーには伝わりやすいだろうか。
鬼畜ステージをクリアするとしばらくは楽なステージが続いたり
難易度に緩急があることもなかなかやめられない理由になっている。

本作の楽しさを最大限に引き出して味わうためにはいくつかの条件がある。
中でも外せないのが以下の2つ。

・プレイしている本人+一緒に遊んでくれる人、または一緒に騒いでくれるオーディエンスがいること
・できるだけ大画面のテレビ(モニター)を使って遊ぶこと


私がプレイしたのはSwitch Lite、Switchのテレビモードの2パターンだが
ソニックばりの高速で3Dステージを転がり回るシステムのためカメラ移動が激しく、
携帯モードではステージ全景の把握が困難な上に画面酔いにやられて数分しか持たなかった。
過去のシリーズは携帯用機でも出ているようだが、よく遊べたなという印象。
メーカーの説明には「前作からカメラの操作性が向上した」と記載があるが
良くなってこれなら前作まではどれだけ酷かったのかと思ってしまった。

反対に大画面(我が家は65型を使用)で遊ぶと画面酔いは軽減され、
かつてジョイポリスで遊んだアトラクションゲームの感覚に近くなる。
さらに交互にプレイしたり後ろで見ている家族や知人が居ると場が大いに盛り上がる。
同じステージで何度も死んでいると背後からクスクス、ゲラゲラと笑い声が聞こえてくるのが
良い発奮材料となって「もう諦めたら?」「じゃあやってみろ」「ちょっと貸せ」のやり取りが楽しい。
安全ルートはそっちじゃないとわかりながらもバナナに釣られてルートを外し案の定死ぬ私と、
冷静なプレイで黙々とステージを突破するお子とのコントラストは、情けなくもあり感慨深い。
かつてNewスーパーマリオWiiを一緒に遊んでいた頃は私がフォローしていたはずなのに、
あれから12年が経ち、今では現役ゲーマーのお子と立場が逆転してしまった。
パーティモードを遊ばなくても、ストーリーモードを遊んでいるだけで
自然とパーティ感を生み出すのはなかなか凄い。
3日ほど家族とワイワイ言いながら遊び、ストーリーモードは何とか4-8まで到達した。
現役ゲーマーを駆り出しても4-8である。先は長い。

同じステージで何度も死んでいると、「お助けモード」が選択可能になり
制限時間が2倍+最適ルートを矢印で示してくれるようになるのも有難い。
お助けのおかげで進めたステージがいくつもある。
こちらは本作からの新たな要素だそうで、アーケード出身の作品らしく昔はさらに残機設定まであったらしい。
お助けモードもなく、残機設定ありならきっと私は初日で投げていたと思う。
コアなファンからすれば、フリープレイになったことで緊張感がなくなったという声もあるようだが
これほどの難易度ならば残機はなくして大正解だろう。


魅力的なゲームではあるが、同じぐらいに課題もある。

・ネットワーク対応がランキングのみ
そもそもランキングを競うことが醍醐味のゲームではないように思う。

・ソニックや桐生一馬などのゲストキャラクターが代わり映えしない
キャラごとに特性があるわけでもないし、BGMや音声もない。
せっかくゲストを出すなら「スーパーマリオUSA」ぐらい特色を出せば
プレイに幅が出てステージ攻略をより楽しめたはず。
そもそも全年齢向けのカジュアルゲームに「龍が如く」のキャラを出すというのも解せない。

・パーティゲームがどれも癖がある
ストーリーやチャレンジが高難度なのだから、せめてパーティモードぐらいは
本当にカジュアルに向けて作ってくれれば良かったのだがどれも意外と敷居が高い。
ターゲット(パイロットウィングスの簡易版)やボートやドッグファイトはコツを掴むのが難しいし
ボウリングやビリヤードもタイミングが結構シビア。
まだ遊びやすいカートやベースボールはやっつけ感が強く
そこそこ遊べそうなのはテニスとゴルフぐらいだろうか。
全てのミニゲームに共通しているのは「この時ぐらいボールから出たらどうか」ということ。
球の中にいるために視認性が悪くなり無駄に難易度の上がってしまっている競技が多かった。

・理不尽を超えた、完全に運頼みのステージがある
ストーリーモードの3-4、4-6などはプロゲーマー並の腕前を持つお子をしても簡単にクリアには至らず
4-6ではYouTubeのプレイ動画を探してきて勉強しながらほぼ1日がかりで突破してくれた。
テスト前日なのに申し訳ないことをしたが、「明日は楽勝だから大丈夫」との言葉通り
本当に満点を取って帰ってきたのだった。偉いぞ。
3-4などはステージ構成が難しいというよりは雲の影が地面にどう映っているのかがわかりにくいだけで
「マリオカート」のドッスンぐらい分かりやすければそれほど苦労しなかったはず。
よりテクニカルなプレイを要求される高難度はやり甲斐になるが
単に不親切なだけだったりすると理不尽さが先にきてやる気が削がれてしまう。
ステージ数が多いのは結構なのだが、グラフィックやボリュームだけでなく
バランス取りもリメイクしてくれていたら、万人にお勧め出来る傑作にもなっていたはず。



不思議とまた食べたくなる激辛料理のように、散々苛々させられながらも
翌日になるとまた「少し遊んでみるか」と思わせる不思議なゲーム。
インディーゲームと大差ない価格でこれだけのボリュームがあるのだから
腕に覚えのあるゲーマーは一度チャレンジしてみて欲しい。

NSw/PS4/PS5「たべごろ! スーパーモンキーボール 1&2リメイク」は現在発売中。


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