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いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

猫セミナー

2023-02-19 | 外部セミナー・研修会
昨日の夜は、服部幸先生のオンラインセミナーを聴講しました。
テーマは「猫の尿石症のすべて」
腎臓➡尿管➡膀胱➡尿路に関する疾患について。

猫の保険請求額では、
慢性腎臓病、膀胱炎が上位にありました。
それほど猫には多い疾患なんだと思います。

我が家では、
ずいぶん前に風ちゃんが尿石症になり、
膀胱内の砂状のものを洗い流す手術を受けたことがありました。
ピッチも何度か膀胱炎になったことがありました。

どちらも血尿が出て、尿検査でわかったのですが、
その時、猫の砂はおしっこでぬれても色がつかないものを使っていて
おしっこの後、白い砂にピンクの点を見つけて病院に行きました。
血尿と言っても量はいろいろだと思うので、
他になにか気になること(トイレに頻繁に行くとか)があれば、
是非チェックして、病院に行くことも大切だと思います。

また、食事を変えればいいものと、手術が必要になるものとあるので
そこも気をつけないといけないですね。

風ちゃんの尿石症は、今考えるとストラバイトじゃなくて、
シュウ酸カルシウムだったと思います。
なぜなら処方食で改善しなかったから…。
そして、手術後ご飯を療法食から普通のものに変えても再発せず、
現在に至っていますから。

一番は、水分を多く摂っておしっこを出すことじゃないかと思っています。
なので、我が家ではウェットフード中心にあげていますし、
水も日に何度か入れ替えてなるべく新鮮なものを飲めるようにしています。
水分は水に限らず、鶏肉のゆで汁や、ちゅ~るを水で薄めたものでもいいとのこと。
もちろん、風ちゃんだけでなく、みけちゃんも同じように気をつけています。
外の子はカリカリメインなので、今までもちゅ~るを水で薄めてあげてました。

ネコさんたち、腎臓に関わる病気は特に気をつけてあげたいですね。



猫に限らないと思いますが、
尿石症や結石は、おしっこが出なくなると
急激に症状が進行し、命にかかわることが多いので、
様子見もほどほどに…と思います。


第9回 JAWS動物福祉市民講座

2023-02-14 | 外部セミナー・研修会
今日は、「人とネコが共生する社会のために」
地域猫活動アドバイザー 石森信雄先生のお話。

こちらは別のセミナーでも聞いた内容でした。


*地域猫の定義は…
 地域コミュニティ(地域に住んでいる人々)と共生している猫
 ×地域にいる猫ではない。⇦これだと「のらネコ」別名でしかない。

*猫が地域の人々と共生するためには…
 地域のいろいろな立場の人(猫に困っている人、猫を好きな人、
 どちらでもない人)の心に、「あぁよかった。もう安心」を提供する。

*地域猫活動とは
 ・のら猫トラブルのない住みよい街=市民生活の向上のための公共的な活動。
 ・のら猫がいてもイライラしない(猫が嫌われない)地域社会を目指す。
猫への愛護は後からついてくる。

講演資料もこちらから見ることができます。

私の周りでは、あと1頭残っているだけ。
とても警戒心が強い子なので、少し様子見。
周りは終わっているので、増えることはないはず。
一番最近の子、NO.43るるちゃん♂。
リリースして、毎日ご飯にきています。

担当している人同士で連携を取りながらご飯と、管理をしています。

やっとミツマタの花が咲き始めた

第9回 JAWS動物福祉市民講座

2023-02-13 | 外部セミナー・研修会
今日は昨日と打って変わって寒い1日でした。
特に用事もなかったので、事前に申し込んでいた
動物福祉市民講座 「猫の福祉」について
田中亜紀先生の講義を聴きました。

私は横浜市動物適正飼育推進員を委嘱されていて
動物の適正飼育、地域猫の活動をしています。
講義の内容は出せませんが、
飼い主のいる猫もいない猫も
同じように動物福祉は担保されなければいけないし、
そのために私たちはなにに気をつけて、
何をすればいいのかを改めて考えさせられました。

飼い主のいない猫たちが、
地域の中で嫌われものにならないように、
共生できるように考えて活動したいと思います。

明日は、「人とネコが共生する社会をつくるために」
地域猫活動アドバイザーの石森信雄さんの講義を聴く予定です。

地域猫はっち


猫セミナー

2023-01-22 | 外部セミナー・研修会
昨日の夜、服部幸先生のオンラインセミナーを聴講しました。
テーマは、「猫の高血圧」~静かなる暗殺者から逃れるには~

クリニックの血圧計です。

猫の高血圧については、
あまり実感がありませんでしたが、
猫のよくある病気と関連があったり、
また、はっきりとした症状は突然に現れて
それが、重篤なものであるとのことでした。

血圧は、血圧を測ることでしかわからないので、
定期的な血圧測定も大事ということでした。




まだ測ってもらったことはないのだけれど、
今度ふうちゃんかみけちゃんの血圧を測ってもらおうと思います。

同時に、私たちでも白衣高血圧があるように、
猫の場合は動物病院に行くことがストレスになってしまって
なかなか平常時の血圧が測れない場合も多いそうです。

だからといって、
高血圧なのにいつもの様子では病気と見えないこともあり、
そのために、猫が苦しんだり、命に係わる症状が出てしまったら、
病院に行くストレスと、病気の苦しみのどちらを取るか…。
飼い主さんにはそこのところをよく考えてほしいとのことでした。
自宅で測れるといいのでしょうが、動物専用の血圧計でないとだめなので
やっぱり動物病院に連れて行くことになりそうですね。

サイレントキラーといわれる高血圧。
飼い主さんも知っておいて損はないと思いました。


動物トレーニングの基礎(実践編)

2022-12-27 | 外部セミナー・研修会
昨日大牟田市動物園プレゼンツ~動物トレーニングの基礎~という
ライブ配信を聴講しました。

プレゼンターのバーバラ・ハイデンライク(Barbara Heidenreich)さんは、
エキゾチックアニマルに特化した動物トレーニングの
コンサルタントをされていらっしゃいます。
これまでに27ヶ国における80以上の動物園、大学、
獣医学的専門家、保全プロジェクトにおける助言、指導をされてきました。
また、テキサスA&M大学で非常勤講師を勤められています。
詳しくはYoutube概要欄をご覧ください。
冨澤奏子先生が逐次通訳として司会進行ともに関わってくださいました。

ライブ配信!動物トレーニングの基礎(新しい行動をトレーニングする方法)
#barbaraheidenreich #zooanimaltraining #livestream

お話の内容は動物園動物たちの
ハズバンダリートレーニングでした。
特に「その動物にどうしてほしいのか?」だけでなく
「その動物が望んでいるものがなにか?」を探ることも必要で
その方法は動物にとって負担がないか、
その行動が動物にとって自然か、
キーパーさんにとっても安全な方法かなどを見ながら
トレーニングをすすめていくことが大事だとされていました。

例えば、行ってほしい先に興味を持てるものがあることで
動物が強制されることなくそこまで行くとか
動物の習性を利用して環境を整えてその行動が発現しやすくするとか。

動物の行動のニーズにある「距離を取りたい」ということを
叶えつつ、ステップバイステップでその距離を縮めていくとか。

どれもとても丁寧にトレーニングをすすめているのがわかりました。
実際に、トレーニングでは動物にイヤダのサインがでれば深追いしませんし、
人側の行動を修正して再度臨むって感じでしたね。

最終的には、ヒト側にもメリットがある行動をしてもらうことになる
(体重測定、採血等々)でしょう。でも…
ハズバンダリートレーニングは、あくまでも動物側に協力してもらいながら
医療行為や世話を行うためのトレーニングですから
動物福祉の向上が根っこにあるわけです。

私たちのそばにいるのは、コンパニオンアニマルです。
もっともっとコミュニケーションを取れるはずですよね。
やってほしいこと、やめてほしいことを
分かりやすく伝えること。
叱っても伝わらない、でも「こうしてほしい」は必ず伝わります。
それには、環境を整えることも大事だし、
犬がわかりやすい方法を考えて伝えることも大事だと思っています。

Choco.にもそうやって伝え続けてきました。
きっとわかってくれていたと思います。

プレゼンテーションの中でも最後に
「なぜ動物のトレーニングをするのか?」と。
私は、コンパニオンアニマルと関わっているので
その中でも
★動物の生活を豊かにする
★関係性を向上する
★動物福祉を向上する
この3つが答えかなぁと思っています。

バーバラさん、冨澤先生
素敵なプレゼンテーションをありがとうございました。
今日の講義は必ず動物たちに伝えたいと思います。



今年もあと4日。
明日はしめ飾りを飾ります。