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いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

シェルターメディシンセミナー

2019-12-09 | 外部セミナー・研修会
7,8日2日間、CDSのお仲間たちと
シェルターメディシンセミナーに行ってきました。

お菓子は協賛企業からの参加賞でした♪


シェルターメディシン(Shelter Medicine)とは…
「伴侶動物の群管理を目的とした獣医医療」です。
シェルターという特殊な環境で暮らす動物たちの「群」としての
健康管理、望ましい生活環境、気質の評価や行動学、
マッチング等現場で最も必要とされる情報を共有し、
それぞれの愛護センター、自治体(災害時同行避難してきたペットたち)、
保護団体やボランティアに関わる人たちが動物たちの福祉も踏まえ、
シェルターでの暮らしを考え、少しでも良い状態で譲渡するためできることを
考えるセミナーでした。

近隣または遠方から行政にかかわる方、愛護センターの方、
預かりボランティアや保護等ボランティアの方も多く参加されていました。

「群管理」の特異性から、感染症蔓延は絶対に避けたいことです。
この危険にさらされないために絶対にやらなければならないことは、
入り口に入る前に生ワクチン接種する。
極端な話、駐車場で接種するともおっしゃっていました。
それほど、「群管理」では病気の予防を徹底しなければならないそうです。
そう考えると、シェルターに収容することより、預かり先に移動させて
そこで「個」として管理することもリスク回避であるということでした。

いま、動愛法の改正に際して、数値基準の問題を提起されています。
シェルターでも、同様で収容場所の広さだけでなく、そこに収容できる
動物の数、お世話する人たちが適切に作業にかかる時間と人数など
動物福祉、完ぺきな作業の基準で計算していくと、
おのずとその施設の収容できる上限が定まってきます。
最近では、自治体の殺処分0のために、保護団体がパンクしそうということも
ニュースで見ます。
なんでもかんでも受け入れるのではなく、そこに携わる人たちと仕事量を
しっかりと算定し、それをするためには、選別も必要な時はあると思います。
「かわいそう」だけで本当に動物の福祉は守られているのか?
もう一度考えなくてはね。

シリーズを重ねるごとに内容はブラッシュアップされているそうです。
来年もシリーズで開催されるそうなので、また参加したいと思います。

★   ★   ★   ★   ★
私は、近隣で猫のTNR+M活動をしています。
今のところ預かりをお願いしている方には、
手術の日程調整をして1頭のみの預かりにしています。
駆虫は必須です。
「かわいそう」だからと家にそのまま置いてしまうことのないように
気をつけています。



動物福祉市民講座-5- その2

2019-09-30 | 外部セミナー・研修会
おはようございます。
もう9月最後の日。そして消費税8%最後の日になっちゃいました。
バタバタすると余計なものまで買っちゃいそうなので、
もう出たとこ勝負で行くと腹をくくったワタシです(笑)


25日のセミナーでは、
家庭の獣医学についてのお話もありました。
・家庭でできる健康チェック
・緊急事態の見分け方と応急処置
・人と動物の共通感染症

普段からペットのどこに注目するか。
飼い主ができる健康チェックについてのお話では、
一番身近なのは、やはり体重測定でした。
Choco.は毎朝ご飯前に必ず計量して、記録しています。
最近は太った心配よりは痩せたことを心配しますが
変動と💩や食欲の様子から獣医さんにいくかどうかの判断のひとつとしています。
言ってるそばから、今日はちょっと怪しいところがあるChoco.さんです。
減らしたタイロシンを元に戻そうと思います。

そのほかにも家庭で飼い主さんができることは結構あって
そういうチェック項目を知っていること、何かの時には動画を撮っておくこと。
専門家であるお医者さんに正しい情報を伝えられると思います。

緊急事態の判断も、普段から情報を入れておくと安心だと思います。
Choco.の6月の救急病院騒動では、お仲間から胃捻転について聞いたことがあって、
それは緊急を要する病気ということを知っていたのが、
躊躇せずに救急病院に行けた結果に結びつきました。
もし、そういう話を聞いていなければ、
吐きたいのに吐けないだけしか見ていなかったら
様子見してしまっていたかもしれません。
でも、体をさわったらパンパンで、お腹が動いていない状態…。
これは尋常じゃないと、すぐにピンときて病院に連絡しました。
病院で待っている間も気が気じゃありませんでしたが、
Choco.の場合は幸い💩が出て、お腹の中に空間ができて
内臓が動けたおかげと、拡張はしていたものの、
捻転を起こしていなかったので、重篤なところまでいかずに済みました。
私は、横浜の夜間救急病院の場所は横浜散トレの時に知っていましたが、
急を要する場合には少し遠いのが気になって、地元での夜間診療をしてもらえる
病院を見つけておいてありました。
そこは私の希望する診療方針ではないので、あくまでも緊急時のみですが…。

また、大型犬やエキゾチックアニマルなどを飼っている方は
対応可能かどうかも何もない時に確認しておいたほうがよいと思います。

応急処置や、蘇生法なども知っていたほうがよいと思います。
何事も平時から準備の一環としてやれることはやっておきましょう。


ご参考まで…
保田動物病院(戸塚区)
特にかかりつけの動物病院が夜間対応されていない時には
絶対に必要です。


ズーノーシス(人と動物の共通感染症)には、
身近な犬やねこ、野生動物などから人に感染するものが多くあります。
人同士では感染しないものもあります。
そして、ペットを飼っている人はあまり気にしていないことが多く、
ペットを飼っていない人はより不安に思っています。
災害時の避難所には体調が思わしくない人、高齢者、幼児などもいますから
特に気をつける必要があります。
ワクチン等で予防できる病気は、ちゃんと予防しておくことも大切です。
狂犬病は発症すると致死率100%と言われています。
狂犬病予防接種は犬の登録とともに飼い主の義務ですから。
ワクチンの接種率が下がってきているのが心配です。

参考にしてくださいね。




*シェルターメディスンについては、またの機会に・・・。



動物福祉市民講座 -5-

2019-09-29 | 外部セミナー・研修会

さかのぼって、9月25日に日本動物福祉協会主催の市民講座-5-を
CDSの夏目先生とお仲間と4人で受講しました。

内容は・・・
① 災害対応
 -災害対応入門
 -家庭での対応
 -ボランティア活動

② 家庭の獣医学
 -応急処置

まず、災害の定義からお話が始まりました。
・自然災害 ・人為的災害 ・その他
それらすべてにおいて
ヒト・環境・動物それぞれリンクしていることがわかりました。

災害時ペット同行避難の必要性は、
ペットだけにとどまらず、地域の人、地域、すべての環境の安全と保全のため
ということです。

私は、横浜市動物適正飼育推進員としての活動で
ペット防災、同行避難についていままでも学んできました。
推進員は、災害時一被災者であると同時に避難所や拠点でペットに関する
ボランティアを統括し、運営にかかわる必要を感じています。
日本ではこれまでも大きな災害があり、それを乗り越えるたびに
ペットについての対応も進んできているとは思います。
ただ、末端の町内会ではなにも対策が取られていないのが現実です。

また、地域での災害に対する共通理解(定義)もどれほど浸透しているのか…。
まだまだ疑問です。

今回の講座でも最初に言われたことは、
地域は地域で守る。
平時から顔の見える活動をする。

うちの団地では、「防災隊」という組織があって、指揮系統もはっきりと示されています。
ただし、これは住民が対象であり、ペットについてはどこにも記載がありません。
ペット不可を盾に、ペットについて関知しないというのが組織の姿勢です。
じゃぁ、ペット飼養者が立ち上がるかというとそういう動きもありません。
まずは自助なので、そういう組織づくりも考えてみたいなぁとは思いますが、
それにはまず協力者を見つけないとね。

特に非常時では「定義」の名のもとに行われて初めて組織は回るんだと思います。
ひとつのマニュアルをみて、みんなが同じことを理解する。
また、必要なものを、必要な場所、ヒトに届けることができるようにするためにも
舵取りが大勢ではいけないし、指示を出す人は適切な指示をだせなければいけないし、
指示された人は言われたことをきちんとやらなければいけないと思っています。

ペット防災については、推進員がボランティア・コーディネーターの役割を担うと
思うのですが、すべての推進員が基準となる定義を学ぶ必要があるのではないでしょうか?
明確な役割がわかっていることがいかに大切か!
海外では実際に資格として確立されたものもあるようです。
災害大国ニッポンでも、早くそのような教育システムができるといいと思います。

内容と関係ありませんが…。
秋らしい…ハナミズキ

「家庭の獣医学」は、続きで・・・。


実践シニアケア講座 -2-

2019-09-27 | 外部セミナー・研修会
~寝たきりにさせない!ボケさせない!
体と心の老化を防ぐシニアのためのお散歩&脳トレの実践講座~に
参加してきました。
講師は、老犬ケアのプロ よこみぞ先生。


Choco.さん、まだまだ体もよく動くし、走ったりするし
あまり加齢を感じないと言えばそうなのですが、
もう14歳ですし、それでもときどき階段でずっこけたりもあり
これからの何年間かでどう老化が進んでいくのだろうと思うと
お話は聞けるときに聞いて心と知識の準備をおこうと思って行ってきました。

毎日のお散歩はだんだん歩かなくなっても時間じゃないよ、内容だよ~。
若い時にガンガン飛んだり跳ねたりしていた子も
ゆっくり歩くようになるし、あまり歩かないかもしれないけれど
健康の源はやはりまずは歩くこと。
Choco.も数年前に比べれば距離は短くなって、たいていは隣の公園までだけど、
そこまでのルートは何種類かあり、変化させています。
公園の中の原っぱでは、ノーズワークしたり、クリッカーしたり
お散歩の内容もなるべく単調にならないように工夫しています。
こんなことも
こんなことも老化防止トレーニングの一環。
こんなところを歩くのはおすすめ。

年を取ってくると、できないことも増えてくるし、
目が見えづらくなったり、耳が聞こえづらくなったりもあるし、
足の関節が痛かったり、フラフラしたりもあるけれど、
なるべくお散歩の時間を有効に使うことが大切ですね。

お散歩ルートをいろいろ考えて、筋トレを兼ねてしかもなるべく足腰にいい、
Choco.にとってよい刺激のある条件を満たした場所を
歩いてもらいたいなと思いました。

脳トレは、Choco.の場合は前からやっているので大丈夫。

The Shibaは、他の犬とは違うみたいだけど、
若い時から、体験を積んでいくことが大事そうでしたよ~。

このセミナーのお楽しみは、ランチ♪
茅ヶ崎の隠れ家レストランから出張して作ってくださいます。
肉球のフォンダンショコラ♪

わたしは、いつも単品参加ですが、
今回も参加されたわんこさんに手伝ってもらいました。
また、参加したいと思います。



いぬのお勉強Day その2

2019-09-11 | 外部セミナー・研修会
8日の午後は、茅場町に移動。
アルシャー京子先生のいぬめし塾へ… 第1回はこちら

今回は、ドッグフードとサプリメントのお話でした。

ドッグフードの裏の原材料と栄養成分表を読んでますか?
こちらは今Choco.が食べているフードです。
グレインフリー、プレミアムフードと言われているものです。

わたしは必ず読みますよ。
ペットフードの原材料は、
「ペットフード安全法(2009年6月1日施行)」により、表示が義務化されました。
ペットフード安全法では、以下の内容を表示するよう定められています。
1.フードの名称
2.賞味期限
3.原産国名
4.原材料名
5.事業者名と所在地

*4は、 そのフードに使った原材料(添加物も含む)が使用量の多い順に表示されています。

主に、なんの肉か(肉は生か加工品かも)、魚か、野菜類、ハーブ、油脂。
Choco.のだと、ビーフは生肉でサーモンは乾燥したものってこと。
そして添加されているもの。
ドッグフードは加工品ですからね。

3大栄養素の割合はこのくらい
栄養成分のガイドラインには、AAFCO(アメリカ)とFEDIAF(ヨーロッパ)があって
日本製のドッグフードは、AAFCOのものを採用。
どちらもそう変わりはないそうです。

Choco.さんのごはんで一番の関心事が、腸活なので、
タンパク質と炭水化物、食物繊維、脂質などのバランスを重視しています。
やっと最近Choco.に合った食材、分量が見えてきたように思います。
Choco.は大丈夫ですが、アレルギーなども気をつけた方がいいですよね。

ごはんだけで必要な栄養素すべてが賄えないので、サプリメントやハーブも利用します。
これらもいろいろありますから、犬の状態に合ったものを補ってあげるといいと思っています。
今回はそんなお話もありました。
ただ常用できるもの、できないものや、ほかの疾患によってはとらない方がよいものもあるので、
自己流でやらないほうがいいと思います。

なんといっても食べ物は、体を作るものですから、
できるだけよいもの、その子に合ったもの、アレルギーにかかわらないようなもの、
そしてなにより飼い主さんが続けられるものがいいですよね。

こちらのサイトはおすすめ:Dog+me 原材料辞典。

腸活がうまくいくとちゃんと消化され、栄養となって体に取り込まれます。
Choco.の場合は、それが体重に現れます。
今朝の体重は7815g。一週間前に比べると200g増です。
体重は毎日朝ごはん前に測って、記録しています。
数字で一喜一憂もありますが、💩の状態とともに、
体調や食べたものの振り返りには役立っています。

そして、体重はご飯前に測るのがミソです。
体重計に乗ったら、次楽しみにしているご飯ですから
正の強化です!
(行動の後においしいごはん↑体重計に乗る行動は増えますからね)
毎朝0にセッティングするのを待ちきれないくらいです(笑)



今回の台風は今までにないくらい強い勢力で関東地方に上陸しました。
電車が運休したり、停電があったりと大変でした。

翌日の散歩道は倒れた木に行く手を阻まれ…

公園の大きな木も枝が引きちぎられ…

ヒマラヤスギの球果も落ち…。
これは秋にはシダーローズになるはずだったのにね。


台風一過の富士山

今年日本にくる台風はもう終わりにしてもらいたいですね。