自由論のペーパーを書いているのだが、それに織り込めるネタではないものの(字数が足りない・・・)、KramerやCarterらの消極的自由論に対する批判(というか反論)として重要な論文がある。Philip Pettitによるものである。とくにここでとりあげたいのは、彼の"How are Power and Unfreedom Related?" in C. Laborde and J. Maynor . . . 本文を読む
先日、某研究会で自由論の報告をしたときに、自由の可測性measurabilityについて質問を受けた。後日メールでも同様の質問をいただいたのだが、要は自由の個人間比較可能性について疑う内容である。この手の質問は、経済学や経済思想を専門とする人からよく投げかけられるものだが、それには理由がある。経済学者ないし経済思想家からすると、効用の個人間比較可能性問題とだぶってくるらしい。
もう少し詳しくみよ . . . 本文を読む