哲学・後悔日誌

現代英米圏の分析的政治哲学を研究し、自らもその一翼を担うべく日々研鑽を重ねる研究者による研究日誌

マイケル・スロートの議論を再読して

2008-06-12 00:02:50 | Weblog
メイソンの議論の続きをやろうと思ったんだが、非常勤の準備で再読していたMichael Slote, Morals from Motives (New York: Oxford University Press, 2001). のひっかかるところを書こうと思う。 スロートのこの本は、いわゆる感情主義的伝統に位置づけられる徳倫理に光を当てるもので、彼の言葉を使えば行為者基底的徳倫理agent-bas . . . 本文を読む

ひさびさ~Andrew Masonの近著を読んで

2008-06-10 01:33:33 | Weblog
本当にひさびさの更新である。小さい頃から、日記をつけることは不得手。いつも三日坊主で終わってしまう。とはいえ、まったく勉強していないというわけではない。最近、自分の専門である平等論絡みでいくつか読んだので、それを備忘録的にまとめてみよう(三日坊主どころか一日坊主にならないことを祈って・・・)。 さて、まずはAndrew Mason, Levelling the Playing Field (Ne . . . 本文を読む