哲学・後悔日誌

現代英米圏の分析的政治哲学を研究し、自らもその一翼を担うべく日々研鑽を重ねる研究者による研究日誌

Nomy ArpalyのMichael Smith批判を出発点にして

2010-03-19 19:55:40 | Weblog
予告通り、Nomy Arpaly, Unprincipled Virtue: An Inquiry into Moral Agency (New York: Oxford University Press, 2003). についていろいろと論評を加えて行こうと思う。Arpalyは前回のブログでも述べたとおり、Huckleberry Finのケースに目を向けることの道徳心理学的重要性を強調した徳倫理 . . . 本文を読む

Norman Dahl氏招聘セミナーに参加して

2010-03-15 07:51:53 | Weblog
久しぶりの更新。その間、何も勉強してなかったわけじゃないが、勉強録を書く暇はなかった(と言い訳をしておく)。今回は、3月13日に参加した慶應の成田和信先生の科研費研で報告された(成田先生のミネソタ時代の指導教授であった)Norman Dahl氏のペーパーについて、いろいろと考えさせられるところがあったので備忘録として記すことにしたい。ちなみにDahl氏は大変気さくな方で、こちら側のへたくそな英語に . . . 本文を読む