哲学・後悔日誌

現代英米圏の分析的政治哲学を研究し、自らもその一翼を担うべく日々研鑽を重ねる研究者による研究日誌

積極的自由批判2-カーターの議論(1)

2009-02-17 10:18:27 | Weblog
先日予告をしておいたCarterの議論について(本当は、先週末に書きたかったのだが、まだ体調が万全でないため今日まで先送りになってしまった)。Carterは、自由の可測性について検討した秀作、A Measure of Freedom (OUP, 1999)の著者である。彼は、特定の自由specific freedomの総量を意味する総体としての自由overall freedomの概念を擁護し、その . . . 本文を読む