感染症疫学の風

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肺線維症 by 未確認ウイルス in 韓国

2011年05月12日 | 疫学
ProMedニュースから。
韓国CDC(KCDC)の発表によれば、5月10日までに、8名が同じ未確認ウイルスによる感染症を発症した。症例はいずれも違った病院で治療を受けていたが、ソウル病院のICUに送られてきた。

(症例の全体像はまだ見えていません)
8例のうち7例は妊婦あるいは最近出産した人。
残る一人は40代男性。
1例は治癒。残る7人は治療に奏功せず、肺移植を受けた。

(病状についてもまだ見えてません)
36歳女性:
4月8日 重症のインフルエンザ様疾患でクリニック受診
4月11日 ソウル病院に緊急入院。肺線維症が急激に進行。
5月10日 死亡


ウイルス感染なのかどうかも、はっきり断定できていないようです。

このようなアジアのニュースをチェックするときは、Xinhua(新華社通信)がしっかり拾っていて、しかも早いです。今回の韓国で報じられている肺炎についても、報道しています。このニュースでは、原因はウイルスと考えられているようです。
ニュースはここ


5月11日
地元紙によれば、火曜日に死亡した妊婦一人を含む発症した8人の不明ウイルスのテスト結果が木曜日には明らかになる予定である。

肺炎で死亡した女性は36歳で妊娠9ヶ月だったが、KCDCは不明ウイルスが疾患の原因であろうと考えている。8人の発症者のうち、この死亡例を含む7例が妊婦であった。

木曜日にはウイルスに関する何らかの情報が明らかになるが、遺伝子検査はさらに2ヶ月後になる。

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