新着のEurosurveillanceから。
2010年11月にドイツの移民避難センターに滞在している人がPanton-Valentine leukocidin(PVL)陽性市中型MRSAの皮膚症状を示し、さらに調査するとさらに二人の感染者が見つかった。
この3人から検出されたPVL陽性CA-MRSAは、二人はspa-type t21 、一人はspa-type t044。このspa-type . . . 本文を読む
オーストラリアで2例のメリオイドーシスが確認されています。ProMEDで流れていました。オーストラリアの北部、特にクイーンズランドはendemicな地域ですが、最近の大洪水の影響もあるようです。
メリオイドーシスは、東南アジアやオーストラリアに蔓延するグラム陰性偏性好気性菌Burkholderia pseudomallei による風土病で、土や水を介して、傷口から病原体が体に入り込むことで、感 . . . 本文を読む
小さな院内感染事例であっても、その内容を「記述疫学」の手法に沿って、「人」「時」「場所」にまとめ、感染源や感染経路、発症者数、調査、その時にとった対策を記録に残しておくことも、感染管理の大切な仕事です。
何かあった時には、自分の施設での過去の事例だけでなく、他の施設での対策が参考になります。そんな視点で過去の院内感染事例をまとめた論文を見つけました。
この論文では、1966年から2002年まで . . . 本文を読む
CIDRAPニュースから。
The Center for Science in the Public Interest (CSPI)が、米国でCDCに報告された過去10年間の食中毒事例を州毎に数え上げて、66ページのレポートにまとめています。
人口100万人あたりの事例件数を使ってのランキングです。ベンチマークになったのは、オレゴンとミネソタ。どちらもアクションの早いすばらしい研究施設と保健所を . . . 本文を読む
IDSA(米国感染症学会)がMRSA治療ガイドラインを公表しています。
全文は、webで読むことができます。
「呼吸器内科医」さんのブログでその抜粋が紹介されています。
感染管理の分野なら、CDCの隔離予防策のためのガイドラインにお世話になることも多いです。
このようなガイドラインは、「困った時に」とても役立ちますが、当然ながらどんな場面でも、どんな環境にも当てはまる、というこのではなく、あく . . . 本文を読む