久しぶりの投稿ですが、本の紹介です。
10年以上前、留学先の教授に勧められた本です。
「アメリカ人であっても、そのまますぐに英語で論文が書けるわけではない。書き方を勉強する必要がある」と紹介されました。
100ページもない薄い本です。英語ですが、文章も難しくないです。でも、実践は難しい。ので、たまに読み返す必要がある、そんな本でした。
ふと、思い出し、読み返そうと思ってAmazonで調べたら、 . . . 本文を読む
サーベイランスのためのCDCガイドライン 第5版がでました。
多剤耐性菌やディフィシルのサーベイランスも盛り込まれたそうです。
出版元のメディカ出版さんのページはこちら。
http://www.medica.co.jp/book/view?id=2062
アマゾンには、まだ出ていないようです。ちなみに、検索に、「サーベイランス」といれただけでこの本の題名がでました。すごい。
NHSNのこ . . . 本文を読む
IDSAから戻ると、中学生の頃読んでいた、文字通り、読みふけっていた作家、北杜夫さんの訃報が流れていました。
勉強しているふりをして、マンボウシリーズにすっかりはまり、中学から高校、そしてその後も、木霊や幽霊など、その魅力にすっかりはまっていました。
私が大人になる過程で、ずっとそばにいてくれた作家の一人でした。
中学、高校と、授業以外の時間はずっと、図書館にいました。本がいろんな世界を教え . . . 本文を読む
本を読むときに、そのストーリーの最後がどうなるんだろう?と思い、わくわくしながら読み進む。それが本筋だとは分かっている。
先が気になって、どんどん進みたいから、つい、あらすじを追う様な読み方になってしまい、繰り広げられる会話の機微や情景を楽しむことなく、読み終えてしまう。
読み終えてから、すごく損した気持ちになる。
昔読んだ小説に出てくる「お母さん」。
「いつも、最後の部分を先に読み、それから . . . 本文を読む
インド綿の服 (講談社文芸文庫)クリエーター情報なし講談社
夏になると思い出すのがこの1冊。
「暑中お見舞い申し上げます」で始まる長女夏子さんが両親に当てた手紙でできあがっています。
文面から季節折々の風景が思い起こされる大好きな小説。
全編、穏やかな調子で語られる自然の厳しさ、何気ない日々の生活や、「どうしようかしら?」と悩んでしまったたわいもないこと。とても丁寧な日本語で綴っています。 . . . 本文を読む