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感染症疫学の風

感染症疫学について、薬剤師と一緒に語りませんか?

英語で文章を書く全ての人へお勧めの書 「The Elements of Style 」

2016年07月10日 | 本の話
久しぶりの投稿ですが、本の紹介です。 10年以上前、留学先の教授に勧められた本です。 「アメリカ人であっても、そのまますぐに英語で論文が書けるわけではない。書き方を勉強する必要がある」と紹介されました。 100ページもない薄い本です。英語ですが、文章も難しくないです。でも、実践は難しい。ので、たまに読み返す必要がある、そんな本でした。 ふと、思い出し、読み返そうと思ってAmazonで調べたら、 . . . 本文を読む

サーベイランスのためのCDCガイドライン 新刊が出ました

2012年04月16日 | 本の話
サーベイランスのためのCDCガイドライン 第5版がでました。 多剤耐性菌やディフィシルのサーベイランスも盛り込まれたそうです。 出版元のメディカ出版さんのページはこちら。 http://www.medica.co.jp/book/view?id=2062 アマゾンには、まだ出ていないようです。ちなみに、検索に、「サーベイランス」といれただけでこの本の題名がでました。すごい。 NHSNのこ . . . 本文を読む

さようなら ジバゴ

2011年10月26日 | 本の話
IDSAから戻ると、中学生の頃読んでいた、文字通り、読みふけっていた作家、北杜夫さんの訃報が流れていました。 勉強しているふりをして、マンボウシリーズにすっかりはまり、中学から高校、そしてその後も、木霊や幽霊など、その魅力にすっかりはまっていました。 私が大人になる過程で、ずっとそばにいてくれた作家の一人でした。 中学、高校と、授業以外の時間はずっと、図書館にいました。本がいろんな世界を教え . . . 本文を読む

「ネタバレ」は楽しみを奪わない

2011年08月14日 | 本の話
本を読むときに、そのストーリーの最後がどうなるんだろう?と思い、わくわくしながら読み進む。それが本筋だとは分かっている。 先が気になって、どんどん進みたいから、つい、あらすじを追う様な読み方になってしまい、繰り広げられる会話の機微や情景を楽しむことなく、読み終えてしまう。 読み終えてから、すごく損した気持ちになる。 昔読んだ小説に出てくる「お母さん」。 「いつも、最後の部分を先に読み、それから . . . 本文を読む

「足柄山からこんにちは」  インド綿の服

2011年07月31日 | 本の話
インド綿の服 (講談社文芸文庫)クリエーター情報なし講談社 夏になると思い出すのがこの1冊。 「暑中お見舞い申し上げます」で始まる長女夏子さんが両親に当てた手紙でできあがっています。 文面から季節折々の風景が思い起こされる大好きな小説。 全編、穏やかな調子で語られる自然の厳しさ、何気ない日々の生活や、「どうしようかしら?」と悩んでしまったたわいもないこと。とても丁寧な日本語で綴っています。 . . . 本文を読む