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インドのチャンディーガルってこんなところ

ル・コルビュジエの計画都市 Chandigarh
コルビュジエ建築物、街&生活情報
 

キャピトル・コンプレックスの危機とコルビュジェの遺志

2019-02-20 | コルビュジェ関連・建築物 Architectures


Sector1のコルビュジェのデザインしたキャピトル・コンプレックスの構想。
昨年の品川のチャンディガールの展示会での写真です。
(絵の線が薄かったので加工したら赤っぽっくなりました)

展覧会へ行かれた方はご存知かと思われますが、建築物だけがコルビュジェの作品ではなく、
あの場所から眺められる
大自然の光景一体がコルビュジェの構想だとよくわかるものでした。

しかし、このコルビュジェの遺志に反するある、とんでもないプロジェクトが持ち上がっていると知り、驚いています!!

以下、情報は
SIGN PETITION – Save Le Corbusier’s Capitol Complex in Chandigarh!より

コルビュジェの遺志
 コルビュジェは生前にここに景観を壊すものは作らないように、と訴えていたそうです。

 当時、ここに軍用地が出来る案にも彼は直筆の手紙で当時の首相に訴えて中止させています。
(サイト内にその手紙が載っています)

そんな経緯があるのを知ってか知らないのか??

インド大手財閥のTATA不動産グループのプロジェクト。
世界遺産・キャピトル・コンプレックスの真北に12~36階建て高層ビル群(複合施設)を建てるというプロジェクト

こんな位置に
恐らく高層マンション、オフィス(商業施設も入るかもしれませんが)などの複合施設だと思います。



この無神経なプロジェクトに対してここ数年、揉めているのだそうです
多くの人達、海外からも怒りの声が署名と共に集まって来ています。

ちょうど真北、ドンピシャの場所、狙ったかのようになぜわざわざここに!?

グループ側は、ビル群の色を緑色にするから!と反論したそうですが、
全く分かっていない、、、と。建てること自体が問題なのです。

*揉めている様なので工事はまだ着手されていないようです。


反対されている理由はコルビュジェの遺志の尊重の他、
 工事によって自然の破壊、周辺の沢山の守るべき自然や村、野生動物への危惧が叫ばれています。
スクナ湖に繋がる川、水路など心配の恐れ。
立地のすぐ裏にはスクナ湖へ続く川が流れています。

このプロジェクトの経緯
「土地の一部はチャンディーガルではなくパンジャーブ州の土地で、それをいい事に抜け道を使いチャンディーガルという名の付く不動産を建てようとしている。
100人以上のパンジャーブ立法議会に属する人達もプロジェクトに関わっている。」

土地に関してはパンジャーブ州とチャンディーガル間では複雑なものがあるようですが、、、、

チャンディーガルは公害から街と自然を守り、自ら他都市との差別化で、のどかな光景を守る努力を続けています。
高層ビルがそびえる他都市と同様な街にはしない方針です。
一見田舎に見えますが、住民はその環境をとても誇りにしているのです。

天国でコルビュジェさんは一体この結末をどう見ているのでしょう、、、

上記のサイトでは開発を止めるように署名を募っています。
興味のある方は覗いてみて下さい。
署名は300名までが目標で現在まだそこまで達していません。


余談
私の憶測ですが、もしもここにマンション群を作ったら、間違いなく猿たちの格好のターゲットになるでしょう ここ普段から猿が多いのに、、、
現在はここは住宅地ではないので、猿たちは南下して住宅地でやりたい放題していますから、、、、