東京渋谷の路上で、15歳の少女が母娘を刺した事件。
2人とも、死亡に至らなくて本当によかったと思いました。
もちろん、何か所も刺されて、重症のようですから、一概によかったとは言えないのですが・・。
でも、殺してしまっては本当に取り返しがつきません。
しかも、母と弟を殺すための予行演習・とは・・。
何が彼女をそんな犯行にかりたてたのでしょう。
次郎を思い出しました。
中2,3年の頃は、本当に不安定で、何かにつけてはキレて暴言を吐く・・を繰り返していました。
家の中もギスギスしていたし、次郎の一言一句で家庭内の雰囲気が一喜一憂するような、そんな毎日でしたっけ。
その頃、幼稚園の園バスを待っていた児童を切りつける事件や、元農水省の次官の方が手に負えなくなった息子を手にかける事件が起きました。
人ごとではないよう気がして、落ち込んだことを思い出しました。
次郎が、そうならなかったのも紙一重なような気がします。
何かのきっかけで、自分の中の何かが外れてしまい、暴走してしまう。
彼女がどんな家庭環境に育ったのかはわかりませんが、我が家は普通一般的な家庭だと思っていました。
でも、次郎は学校でも先生方が手を焼いていたくらいの問題児でした。
私、何回学校に呼び出されたかな~。
ただ、その時も、「誰か助けて!」とは思いましたが、何かあったら自分が責任を取るんだ・・という明確な意思は持っていたように思います。
自分の子供なんだから、何かあっても自分が責任を取る!!と。
今考えると、私も、随分追い詰められていたのかな~。
今の次郎を見ていると、すっかり落ち着いていて、あの頃のように戻ることはないと思います。
本人も、「あの頃のオレは何だったんだろう・・?」と言ってるくらいですから・・。
まあ、次郎の場合は、大きな転機があって、自分の行動を反省するに至った感はありますけどね。
この年頃の子の心の闇って、本当にわかりません。
同じように育てたつもりでも、次郎の心の闇は大きかったし、太郎と花子はほぼなかった。
持って生まれた資質・・の違いとも言えるのかもしれません。
彼女の場合も、不幸な連鎖がいくつも続いて、このような結果に至ったのだと思います。
彼女の行動は、決して許されることではありませんが、これが自分が変わる転機なのかもしれません。
代償はあまりにも大きすぎましたが。
そして、彼女の家族は、そんな彼女を見捨てずに支えていってほしいと思います。
被害者のお二人も早く回復されて、心の傷が癒えるよう、願っています。
P.S
くうの瞳で癒されます。
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