稲城の図書館サポーターみんなのとしょかん Neo

東京都稲城市で「市民の力になる図書館」の発展をめざして活動している市民グループです。

こども本の森~図書館に託す安藤忠雄さんの思い

2020-07-05 11:24:18 | ご存知ですか?
昨日ご案内した「こども本の森 中之島」本日オープンですね。
世界的に有名な建築家、安藤忠雄さんの建築とあって、数多くのメディアに大きく取り上げられています。

多くの建築家が大学・さらに大学院へ進学して建築家の道を歩み始めるのですが、彼は経済上の理由で大学へ進学していません。
どうしても建築家になりたいという情熱をもって独学で勉強して建築士の資格をとっています。
(参照)東京大学平成20年度入学式辞

その彼が、いま子どもたちには「図書館」が必要だと語っているのです。

以下は朝日新聞の記事(2020年7月5日)<次世代、図書館で育む判断力 安藤忠雄さん提案・設計>からの引用です。
「1970年前後に有数の経済大国になり、90年代のバブル崩壊までは流れに乗ってきたので、日本は判断力を必要としなかった。教育も偏差値重視できちんとしたリーダー、指導者が生まれなくなった。成功は失敗のもとだったんです」
だからこそ、「子どものころから知識を養い、自分で物事を判断し、将来の日本や世界をつくってくれるようになってほしい」
そのための場が、子どもが本を読むための施設なのだ・・・


決してただお金と経験があるから図書館をつくって寄附するという、単純な話ではないのです。
自分の力を精いっぱい使って、学び取り、闘ってきた第一線の世界的建築家の思いがつまっています。

でも残念ながら、こういうすばらしい図書館に通えるのは、ほんの一部の子どもたちです。
子どもの一番身近にある図書館、近所の公共図書館や毎日通う学校の図書館が、魅力的でいきいきしていて、子どもが必要とする様々な本との出会いを提供できたら。。。
そういう出会いをみんとは増やしたいと思っています

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