稲城の図書館サポーターみんなのとしょかん Neo

東京都稲城市で「市民の力になる図書館」の発展をめざして活動している市民グループです。

コロナ下における図書館

2021-05-16 12:10:49 | ご存知ですか?
新型コロナ感染症がなかなか沈静化しませんね。
今日はちょっと堅苦しいタイトルですが、コロナ流行下の図書館の奮闘ぶりをいくつかご紹介します。

まずは、4月24日にみんとブログでもご紹介した電子図書館をオープンした北九州市立図書館
4月24日掲載「北九州市に子ども電子図書館オープン!」
福岡県に緊急事態宣言が発令されたことにより、県内の公共施設は原則閉館になりました。
その中で北九州市立図書館ではなんとか市民に本を届けようとこんなサービスを実施しています。
◆予約本の貸し出し:臨時窓口を設けて、予約された本の貸し出しをしています。
◆予約本の郵送サービス(有料)
◆予約受付(HP・FAX・郵送・臨時窓口)
◆利用者登録受付(HP・FAX・郵送)
◆レファレンスサービス(電話・メール)
感染を押さえながら、なんとか利用者に図書館サービスを届けようという気迫を感じます。
特に郵送サービスは有料ではあっても外出を控えている利用者に嬉しいサービスですね。
くわしくは北九州市立図書館HPをご覧ください。
九州朝日放送でも取り上げられています。
KBC「休館中も貸し出し…北九州市立図書館に臨時窓口」5月12日

次に同じ九州の熊本市立図書館
国会図書館のカレントアウェアネスで紹介されています。
「E2377 - コロナ禍における熊本市立図書館の取組み」
◆電子図書館サービス
同館では、2019年11月から図書館システム更新に伴い電子図書館サービスを開始。
感染症対策のため、2020年2月末から図書館が休館となる中、 多くの人に電子図書館を利用してもらうため,2020年4月からは電子図書館の利用に必要な図書館カードの新規申込みの郵送受付を開始し,同さらに年5月には休校中の市内の小中学生に電子図書館を利用してもらおうと,学校図書館用カードで電子図書館を利用できるようにしたそうです。
素晴らしいアイデアですね!
こうした努力によって、電子書籍の貸出数は激増!
小中学生やその保護者世代の利用が増えたため、休館前の2020年2月と比べて2020年5月には約11.6倍の貸し出し数となったそうです。
小中学校からの要望にも応え,授業で役に立つようなコンテンツも導入。また,子ども向け以外にも幅広い年代の様々なニーズに応えられるようコンテンツを充実させ,2021年3月末時点でのタイトル数は約2万冊に達しています。
電子図書館サービスの導入が感染症流行のタイミングに間に合ったことだけでなく、その後のサービス普及の努力が結果に結びついているのでしょう。
熊本市立図書館HPはこちら

稲城市立図書館も地道に頑張っています!
現在、以下のサービスを休止していますが、図書館は開館しています。
◆閲覧席(宣言発令中、全席撤去)
◆インターネット閲覧用パソコン
◆持ち込みパソコン席(中央図書館)
◆視聴ブース(中央図書館)
◆グループ学習室(中央図書館)
図書館に滞在するタイプのサービスを休止されています。
図書館資料を安全に利用していただくため、「消毒」が欠かせません。
休館日に黙々と返却されたCDやDVDを拭く「図書館の音」覚えていらっしゃいますか?
「図書館の音~稲城市立図書館note【公式】」2020年12月26日掲載
稲城市立図書館NOTE
日夜がんばっている図書館の方々に心より感謝します
コメント
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