朝の7時です!
毎年夏の恒例、三溪園でハスの開花を鑑賞する「早朝観蓮会」にさっそく行ってみました。
早朝観蓮会は、創設者、原三溪がとりわけ好んだというハスの開花を、より多くの人に楽しんでもらおうとスタートしたイベントです。
7月中の土曜・日曜・祝日は、開花時間に合わせ通常9時のところ、特別に朝6時に三渓園の外苑が開園されます。
明け方からゆっくりと開花するハスの姿を間近に見ることができます。つぼみもスッとして美しいですね。
ハスは、泥の中から清らかな花を咲かせることから俗世間から現れた優れた人材にもたとえられ、インドでは聖者の花、中国では君子の花と表現されているそうです。
今日は初日だったのですが、ここのところ雨模様だったのでどうかな~、まだ花も少ないかな~と悩みどころだったのですが、とりあえず朝起きたら思いのほか天気が良かったので家を飛び出しました。
普段こちらは私有地のため入れないのですが、早朝観蓮会の時だけ特別に入させてもらっています。持ち主の方には大変感謝です。ハスに関する案内もしてあります。花が開く時に「ポン」という音はしません・・など書いてありました。
緑の葉っぱの中に浮かぶピンク色の花、開花1~2日目は比較的濃い赤色、3~4日目には桃色に変化するそうです。
私は食べなかったのですが、園内の茶店「三溪園茶寮」では、赤だしや温泉卵、紀州梅干などがセットになった「朝粥(かゆ)」(1,000円)が早朝観蓮会の開催時間限定であり、食べている人がたくさんいました。いつもは人がいなくて静かな朝なのに今日は早朝からカメラを持った人がたくさんいて猫もビックリしていたようです。
今日は天気が良かったですが、雨あがりや曇りの日もまた違う色の花が見れていいのではないかな~と思いました。早起きした人だけが見られる美しい花です。