いつも散歩で行く大さん橋、いつもなんとなく歩いているだけなので思いきって見学ツアーに参加してみました。
毎週 日曜日 午後2時30分から、およそ30分ほど解説付きで案内をしてくれます。
まずは税関・出入国管理・検疫施設があるCIQプラザです。
初めて入りましたが空港のようですね。課税・免税に分かれています。
こちらエックス線で荷物を検査する機械ですね。
船旅をしてこのカートにスーツケースやお土産をたくさん乗せてみたいです。
ここから船に乗る、大さん橋と船をつなぐデッキです。
いろいろ説明を聞いたのですが、いつも見ていた天井、国際コンペで選ばれた設計デザイナーさんが日本に来て折り紙の鶴を初めて折って閃いたそうです。最後、鶴の顔を作るために首のところを折ると強度が増すのに気が付いてこのような天井の形になったそうです。そういえば山と谷になっていて、紙を折ってある感じですね。
山下公園側は大きな海外の客船が入った時などたくさんの人に見てもらいため広くなっているそうです。
歓迎セレモニーなども出来ますね。
逆の赤レンガ側はより近くでお見送りが出来るよう、狭くなっているそう。これなら紙テープも届きそうですね。
そしてこの突起物は何のためにあるのか不思議だったのですがやっと理由がわかりました。
大さん橋はブラジルのイぺという水にも沈む重さと強度のある天然木材を使っているのですが、消防車や救急車など重量のある車が入るところはより厚みのあるイぺの木を組んであるとのこと、その境界がわかるようになっているのですね。そういえば夏のイベントで消防車や救急車がここを通っている映像をニュースで観ました。
そんな説明を聞いたあと、大さん橋を歩いてみるとまた違った見方が出来ました。
飛鳥Ⅱが入ってお客さんを降ろしたあと、クル―の人たちが一生懸命お掃除していました。
青空の中、「がんばろう!日本」の文字が力強く浮かびあがっていました。
参加料500円で先着20名でゆっくり案内してくれます。知らなかったこともたくさん教えてもらえました。
「同じ道を行って帰るのはつまらない」との発想から印象の違う道を用意し、先端部の行きと帰りで違う表情を味わえるように工夫されているそうです。言われてみればそうですね。
また出入国ロビー、通称「くじらのおなか」ですが、歩いてみるとフワフワした感じがします。これは長旅で船から降りた人が疲れないように海の上にいた延長のように硬くない床になっているそうです。
ここにあるエレベータもよく見ると世界でも珍しいガラス張りのジャッキアップ式なのですね。エレベータ機械室が無く、すっきりとしたデザインを重視したものだそうです。こんなに心配りをされている施設なのですね。
初めて大さん橋に来た方は要領よく廻ることが出来ます。それ以外の人も改めてコンセプトなど学ぶのもおもしろいと思います。最後は皆で大さん橋検定(5問ですが)を受けて合格しました。私もガイドが出来そうです。