インチ記と褌

駄文をつらねた大変私的なドキュメンタリーブログ
※決して役には立ちません。

妄想という栄養分は非常に危険

2007-02-11 | 駄文
さて昨日に続きバイト場での妄想をもう1つ。

ケータイ組立工場では5人1組で手動ベルトコンベアみたいに作業するのです。長い机の前に横一列に
並び先頭から本体に部品を付けると右のゴムマットに置く、それを隣の人がマットから取り部品を付け右
に、の繰り返し。でもこれ全員同じパーツなら「いっちにー」でタイミングは合うのですが、それぞれ違った
部品を付けている為、担当によって取り付け時間が違うのです。そうすると自然に本体を右のマットに置
く瞬間左の人がマットから本体を取ろうとして手が触れるわけです。お互い気を使っているのもあって滅
多に起こらないのですが、こないだ横にいた女性(推定20代半ば)は違いました。

最初何度か手が当たるので「タイミングをずらさなきゃ」と試行錯誤していたのですが、どのタイミングでも
手が触れるという。よくよく見るとワタクシが置くと、タイミングよくその上から手を被せてきやがるのです。
「童貞が何言ってんの?」でお馴染みの室井佑月ばりに他人に厳しいワタクシ、「頭使えよ」と一瞬思った
りもしたのですがそこは女性、まーまー手ぐらいえじゃないかと器のデカさをあさっての方向に強調。

午後の作業でもこの女性の手は何度も当たってくるのです。もうこうなってくると最初に抱いた小さな疑惑
を妄想が凄い勢いで育てるもんです。育った結果、ワタクシのアンサーは「こいつ痴女なんじゃねーか?」
でした。「世の中そんな生き物存在しないんですよ」とあれだけ学んだにも関わらず、頭の中はもうロマン
ティックが止まらない状態。そしてさらに妄想は膨らみ「こんな痴女ならきっと銀座のクラブでもそこそこい
けんじゃねーか」と銀座を大きく誤解した上に、何スカウトメンだよという濁りきった目利きぶり。

育ちきった妄想の実は、こんなに触ってくるんだたら今度はこっちからなどと、手が当たる瞬間逆に手を
握ってやろうかと決心しかけるも、突然頭の中にミラーマンこと植草教授が登場し「現実を客観視せよ!」
の声。そして妄想はジ・エンド。仮におポリスさんの取調べで良かれと思って素直にこんな妄想を話そう
ものなら、「何が痴女か、単なるセクシャルハラスメントだぞ。」というごもっともな意見を頂戴するのです。
ほしのあきばりの童顔には要注意だ。