先日23日は父の七回忌でした。僕が高校三年生の時に亡くなったのですが、はやり時間の経過と共に過去の事ではないけども、今も生きている思い出という感じでになってきています。同い年ぐらいの子供がいたとか色々な縁で父の友達の家族とは仲良くしていて、今回もみんなで七回忌を迎えられました。就職などで自分の友達が疎遠になっていく中でとてもありがたい事だと感じました。
そして今年の4月26日、母方の父、自分からすると祖父が亡くなりました。82歳という男性では少し長生きで。僕の知っている祖父は戦争時代の人なのもあって、厳格でまっすぐで昔の男というか、軍人というイメージでした。年のせいもあってそのまっすぐさ故に少しわがままで頑固にも写りました。肉が好きで植物が好きで最近では自分の家の宗教である禅宗の曹洞宗に凝っていました。毎日2時間近くもお経をあげていたそうで、何とも祖父らしいです(笑)
そんな祖父は3月に入院し僕も何度も病院へ足を運びました。行くごとに少しずつ元気が無くなっているような祖父は痛み止めである麻薬の影響もあってか、たまにしゃべっている事も支離滅裂です。
ある日病室を訪れると祖父はこんな事を話しました。(麻薬の影響で独演会チックに僕たちに話してくれました笑)
「私は19xx年xx月xx日(私が今覚えてないだけで本当は正確言ってます)に戦争から帰ってまいりました。自分の家へ帰ってまず発した言葉は『お母さん、雄三はただ今帰ってきました。お母さん。』でした。」
「私は数々の迷惑を他人にかけてきました。本当に申し訳なかった。どうか許してくれ。私は毎日お経をあげてきました。しかしここへ来てお経をあげた。でも一向に前へ進まんのですわ。一行目から前へ進まんのです。何たる事かと、毎日一生懸命にあげていたつもりが、もう何たる事かと。」
「人間『縁』というのはとても大切です。こうして皆さんがいてくれる事も縁のおかげです。どうか皆さんも縁というものを大切にしてください。」
人によって感じることは違うと思いますが僕はこんな話を聞いて何だかとても感動というか胸が熱くなりました。僕はそんな祖父に「お疲れ様でした。」と心の中で思いました。病室でゴミを変えに来た看護婦さんや、お見舞いに来た自分たち全員に祖父は「ありがとう、ありがとう」と何度も言っていた感謝の精神を僕は忘れないでしょう。
ワタクシは変わり者であります。故に最近の若い感じというか、爽やかな人間とは合いません。特に女性とは縁などなく、それなりに話す事は出来ますが、相手が楽しい話題は決まってワタクシは楽しくありません。そんなワタクシですが、なんとこの度お付き合いする方ができました。ちなみに男性の方では御座いません。
ワタクシがその方と出会ったのは3月の頭頃、ネットででしょうか。ワタクシの変わり者というとこが引っかかったらしいです。お互い絵を書く者同士、その方の作品を見てビックリしました。ワタクシの第一印象『殺される』でした。決して殺人的描写の絵だった訳ではありません。
真剣に絵を描く者は誰もが『自分がNO1だ』という意識があると思います。好きじゃない物を一生懸命自分の為にする人間はいないはずです。そんな誰にも負けたくないというワタクシの心は一瞬にして容易に折られました。完全敗北でした。ワタクシはその才能への絶対服従という恋をしました。完全に折れた心は現在違った形で徐々に再生していますが、あの時の衝撃は忘れません。いつかワタクシはあの時味わった絶対なる完全な服従で彼女の心を殺して自分の物にしたいと思いました。何だか怖い話のように聞こえますが、体を傷つけたりそういうのじゃないのでご安心ください(笑)要はワタクシは彼女が好きという事です。ちなみに顔も美人です。
ローサ似。結局ソコかい!