普茶料理と古箏

先日、ある団体さん主催の
「普茶料理と古箏の夕べ」というのに参加してきた

少し前、知人が話していて気になっていた普茶料理
京都の宇治が有名らしいのだけれど
今回、高槻駅の近くの広智寺というところで食べられるっていうので
とっても期待

普茶料理とは精進料理のこと
精進料理は食べたことがないけれど、質素っていうイメージがある
普茶料理もお肉やお魚は使っていなくて
野菜とお豆腐やおあげだけで作られているのだけれど
とっても手が込んでいて彩りがきれい



しかも最後は松茸ごはんが出てきた
今年は松茸に恵まれていて
自分で買ったりオーダーしていないのに
生のをもらったり、食事に行ったときに「土瓶蒸し」や
創作料理で「松茸とゆばの重ね焼き」なんかが出されたり
ラッキーです

ご飯も出てきたことだし、ゆっくり食べましょとほおばっていたら
演奏会が始まるから場所を移動してくださいと案内があった
えーっ、もう
ここの普茶料理は４人分がセットになっている
しつこくねばって、ちいさなおひつをカラにしておきました

さて、演奏会は
姜小青(ジャンシャオチン)さんが弾く中国古箏と
馬平(マ－ビン)さんの打楽器による中国の民族音楽や日本の童謡など
姜小青さんは映画「ラストエンペラー」のサウンドトラックに参加したり
サントリーのウーロン茶のＣＭの
訳詞・歌・演奏を担当している有名な方なんだそうだ
中国古箏は弦が２１本もある
右手で弾く音は日本の箏に似ていて
左手で弾く音はハープのように澄んだ音が出ていた



馬平さんも打楽器・中国木琴の第一人者
中国木琴は木琴というよりマリンバを２つ縦につなげたような形をしている
その音も聞くとウーロン茶のＣＭに使われている、あの音だった



空には月がうかび
私たちのいるところと庭園をはさんだ茶室のようなところで演奏されていたので
とても幻想的だった