■だから英語に落ちこぼれた No.7 ■
行為・状態はひとまとまりのもの
I like music.
I don't like music.
Do you like music?
Don't you like music?
---------------------------------------------------
(傾向)
be動詞以外の動詞を一般動詞と言うが、学校時代に学んだ(もちろん今でも同じですが)説明を思い出してほしい。だぶん、次のようなものだったと思う。
「likeやhaveなどを一般動詞といいます。「~を」に当たる語を目的語といいます。語順は次の通りです。これを「戻り訳」と言います.
I + like レ + music.
主語(S)+動詞(V)+目的語(O)
(漢文)
我 好(レ) 音楽 I like music.
我 読(レ) 書 I read books.
また、この否定形はdo notをlikeの前に置きます。
I + do not+ like + music.
この疑問形は、文の始めにDoを置いて、Do you like~?とします。
Do + you + like + music?
どうです。簡単でしょう?」と言うわけです。
(対策)
このような一般動詞の文の発想を身につけるにはどうすればいいのか、考えたい。
ネイティブの親は、子供にことばを教えるのに、次のような表現をする。
Like dogs? (上げ調子で)
犬が好きなの?
子供は、次のように答える。
Like dogs.
犬好きよ
これは、まるでbe動詞の次の表現とまったく同じだ。
Afraid of dogs? (上げ調子で)
犬がこわいの?
Afraid of dogs.
犬がこわいの?よ
以上の二つに共通するのは、子供は親の言うことをオウム返しをしているのに過ぎないということだ。そして、いつのまにか、きちんとした表現を身につけることになる。これは、「自分」を認識できる段階に至ったことを表す。
You like music? (上げ調子で)
あなた、音楽が好きなの?
Do you like music? (上げ調子で)
あなた、音楽が好きなの?
I like music.
私、音楽好きよ
I don't like music.
私、音楽好きじゃないよ
You, afraid of dogs? (上げ調子で)
あなた、犬がこわいの?
Are you afraid of dogs? (上げ調子で)
あなた、犬がこわいの?
I am afraid of dogs.
私、犬がこわいのよ
I am not afraid of dogs.
私、犬がこわくないよ
子供は文法を学ばなくても、Do you ~?と聞かれたら、「あなた~するの?」と聞かれているということを知り、あるいは、Iをつけることで自分の行為だと認識していくのだ。もちろん、I do notと言えば、「その行為をしない」という意味だということも知る。
それでは、皆さんにネイティブの子供の追体験をしていただくことにしよう。次にあげたのは、中学生の英語教科書からとりあげたものだ。
like rock music ロック音楽が好き
have lunch in the classroom 教室で昼食を食べる
like meat 肉が好き
like fish 魚が好き
clean your room every day 毎日自分の部屋を掃除する
speak Japanese 日本語を話す
know that song その歌を知っている
like it それが好き
注意してほしいのは、日本語ではlike, knowなどは「好きだ」「知っている」となりますが、have lunchやclean your roomなどでは、「(ふだん)食べてるの?」とか「(ふだん)部屋を掃除してるの?」といった意味となります.
*ファンクションメソッドでは、Do you~?やI do notをファンクションフレーズと名づけている。どうしてdoを使うのかは、強調の「do」を思い出してほしい。
疑問や否定の表現は「強調」だ。
I do speak English.
私なら、英語を話すよ
She does speak English.
彼女なら、英語を話すよ
もう一つ、日本の教科書でわけがわからないのは、常に「だまし討ち」をやることだ。上の動詞フレーズを見てほしい。目的語がすべて単数形のものに限られていることがわかる。
もちろん初学者に教えるには「難しい表現」を避けるという考え方はわかるが、子供たちにすれば、「音楽が好きだ」「肉が好きだ」「豚肉が好きだ」と同じように、「ネコが好きだ」「犬が好きだ」「人形が好きだ」ときっと表現したいと思うものだ。
複数形は難しいと決めつけて、単数形のものばかりを教えるというのは無理な感じがする。
like cats
like dogs
like dolls
「音楽はどこを切っても音楽だ」「肉はどこを切っても肉だ」と教え、「犬が好きだ」という場合は、「犬というものは切られたら痛いし、死ぬよ」、だから 「一匹の犬」ということで、a dogとなり、「犬、犬、犬・・」すべからく「犬というものが好きだ」というときは、複数形のdogsになると教えてやれないか 思う。
○5文型理論が無力な、ネイティブの生の会話で頻繁に使われる以下のような表現.
dress upする
cf. She always dress up.
make upする
cf. She always make up strong. 厚化粧している
take outする
give upする
pick upする
shut outする
play a trick on me 私にいたずらする
cf. They play a trick of me.
cf. Why do you play a trick of me?
make a fool of me 私を馬鹿にする
cf. Don't make a fool of me!
make fun of me 私をからかう
pick on me 私をいじめる
pick me up 私を誘う、ナンパする、私を車に乗せる
pick up a taxi タクシーを拾う
ファンクションメソッドによる教材は、「英語のしくみ・発想を学ぶもの」と「語彙力増強のもの」の2つがあります。いずれもファンクションフレーズと補語・動詞フレーズは2色で表記しているのが大きな特色です.
○ファンクションメソッドによる様々な英語・英会話教材の解説
○「自由に話すためのたったこれだけ英文法」などファンクションメソッドによる電子書籍
☆ファンクションメソッドによる大好評動画
U-tube「自由に英語を話したい!」
動画再生回数が1万名を越え、本日(4月1日)17,788名となりました。
最近では、ほぼ1ヶ月で約1,000人の方が訪れています。
U-tube 「英語脳構築プログラム実況中継」
動画再生回数が本日(4月1日)8,007名となりました。
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対応ブログ英語の九九 英会話発想トレーニング
行為・状態はひとまとまりのもの
I like music.
I don't like music.
Do you like music?
Don't you like music?
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(傾向)
be動詞以外の動詞を一般動詞と言うが、学校時代に学んだ(もちろん今でも同じですが)説明を思い出してほしい。だぶん、次のようなものだったと思う。
「likeやhaveなどを一般動詞といいます。「~を」に当たる語を目的語といいます。語順は次の通りです。これを「戻り訳」と言います.
I + like レ + music.
主語(S)+動詞(V)+目的語(O)
(漢文)
我 好(レ) 音楽 I like music.
我 読(レ) 書 I read books.
また、この否定形はdo notをlikeの前に置きます。
I + do not+ like + music.
この疑問形は、文の始めにDoを置いて、Do you like~?とします。
Do + you + like + music?
どうです。簡単でしょう?」と言うわけです。
(対策)
このような一般動詞の文の発想を身につけるにはどうすればいいのか、考えたい。
ネイティブの親は、子供にことばを教えるのに、次のような表現をする。
Like dogs? (上げ調子で)
犬が好きなの?
子供は、次のように答える。
Like dogs.
犬好きよ
これは、まるでbe動詞の次の表現とまったく同じだ。
Afraid of dogs? (上げ調子で)
犬がこわいの?
Afraid of dogs.
犬がこわいの?よ
以上の二つに共通するのは、子供は親の言うことをオウム返しをしているのに過ぎないということだ。そして、いつのまにか、きちんとした表現を身につけることになる。これは、「自分」を認識できる段階に至ったことを表す。
You like music? (上げ調子で)
あなた、音楽が好きなの?
Do you like music? (上げ調子で)
あなた、音楽が好きなの?
I like music.
私、音楽好きよ
I don't like music.
私、音楽好きじゃないよ
You, afraid of dogs? (上げ調子で)
あなた、犬がこわいの?
Are you afraid of dogs? (上げ調子で)
あなた、犬がこわいの?
I am afraid of dogs.
私、犬がこわいのよ
I am not afraid of dogs.
私、犬がこわくないよ
子供は文法を学ばなくても、Do you ~?と聞かれたら、「あなた~するの?」と聞かれているということを知り、あるいは、Iをつけることで自分の行為だと認識していくのだ。もちろん、I do notと言えば、「その行為をしない」という意味だということも知る。
それでは、皆さんにネイティブの子供の追体験をしていただくことにしよう。次にあげたのは、中学生の英語教科書からとりあげたものだ。
like rock music ロック音楽が好き
have lunch in the classroom 教室で昼食を食べる
like meat 肉が好き
like fish 魚が好き
clean your room every day 毎日自分の部屋を掃除する
speak Japanese 日本語を話す
know that song その歌を知っている
like it それが好き
注意してほしいのは、日本語ではlike, knowなどは「好きだ」「知っている」となりますが、have lunchやclean your roomなどでは、「(ふだん)食べてるの?」とか「(ふだん)部屋を掃除してるの?」といった意味となります.
*ファンクションメソッドでは、Do you~?やI do notをファンクションフレーズと名づけている。どうしてdoを使うのかは、強調の「do」を思い出してほしい。
疑問や否定の表現は「強調」だ。
I do speak English.
私なら、英語を話すよ
She does speak English.
彼女なら、英語を話すよ
もう一つ、日本の教科書でわけがわからないのは、常に「だまし討ち」をやることだ。上の動詞フレーズを見てほしい。目的語がすべて単数形のものに限られていることがわかる。
もちろん初学者に教えるには「難しい表現」を避けるという考え方はわかるが、子供たちにすれば、「音楽が好きだ」「肉が好きだ」「豚肉が好きだ」と同じように、「ネコが好きだ」「犬が好きだ」「人形が好きだ」ときっと表現したいと思うものだ。
複数形は難しいと決めつけて、単数形のものばかりを教えるというのは無理な感じがする。
like cats
like dogs
like dolls
「音楽はどこを切っても音楽だ」「肉はどこを切っても肉だ」と教え、「犬が好きだ」という場合は、「犬というものは切られたら痛いし、死ぬよ」、だから 「一匹の犬」ということで、a dogとなり、「犬、犬、犬・・」すべからく「犬というものが好きだ」というときは、複数形のdogsになると教えてやれないか 思う。
○5文型理論が無力な、ネイティブの生の会話で頻繁に使われる以下のような表現.
dress upする
cf. She always dress up.
make upする
cf. She always make up strong. 厚化粧している
take outする
give upする
pick upする
shut outする
play a trick on me 私にいたずらする
cf. They play a trick of me.
cf. Why do you play a trick of me?
make a fool of me 私を馬鹿にする
cf. Don't make a fool of me!
make fun of me 私をからかう
pick on me 私をいじめる
pick me up 私を誘う、ナンパする、私を車に乗せる
pick up a taxi タクシーを拾う
ファンクションメソッドによる教材は、「英語のしくみ・発想を学ぶもの」と「語彙力増強のもの」の2つがあります。いずれもファンクションフレーズと補語・動詞フレーズは2色で表記しているのが大きな特色です.
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