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私のイメージめも

対人コミュニケーションアドバイザーの聖子です。日頃、感じた事をめもしています。よろしくお願いします(^_-)-☆

2017年02月19日 | 日記
5時30分。
ヒューヒューと吹く風は、そこいら中にある物に渇いた音を響かせ、メッセージを届けている様です。
ヒューヒューした音には、寒々しい響きがありました。

(とても大切な事が始まるんです)
(だから、邪魔はしないで下さいね)


(いままでに邪魔をした事があったかな?)
(私達は、その時に必要なものを運んでいるだけですよ)


それが対話の始まりです。

静かに流れる時をかき消す様に風は、ますます激しくなりました。

(今日も一日、色々な事がありそうですね)


どこまでも続く大きな道。
花の香りに誘われてやって来た鳥たち。
オーロラの様にうねったエネルギーの流れを見てハッとしました。

(風がやんでいる。。。。)

さっきまで激しい音を響かせていた風がすっかり姿を消していました。

(姿は、消していませんよ)
(今もここにいます)

(でも、感じる事が出来ません)

(私達を感じるのは、私達を必要としている時です)
(今、それを感じないのなら、貴方は、何かに気付いたと言う事です)


(何かに気付いた?)


ふと、思い出しました。
数日前、ちょっと気を抜いたら、ドンっ!と北の風に背中を押されました。
ビックリして思わず、

(ちょっと、急に押さなで下さい!)

と怒った後、瞬間的に

(前に行け!)


と感じ、東西入れ替わりに吹く風に足元をすくわれそうになると、

(用心しなくっちゃ!)

そして、強い南の風を全身に受けた時は、

(進むのは、ちょっと大変だけど、地に足つければ大丈夫!)


と幾つものメッセージを聴いていた事に気づきました。
この時、身体にくっついていたものがパリパリと音を立てて剥がれて行く感覚を受けています。

目の前に見えているのは、真っ直ぐに続く道だけ。

(風を受けながら、この道をどんどん進めばいいんだ)

時には、凧になって空高く・・・・
時には、地面を這うように・・・・
そして、時には、誰かの頬に優しく触れたりする
のかもしれません。

(あの・・それって・・・)
(つまり、どうゆう事ですか?)


そんな質問をしたら、ビュビューンと強い風が体を包み込んで山のてっぺんに。。。

(景色は、どうだい?)
(皆をここに連れて来れたらいいんだが、、、)


(連れて来ればいいじゃないですか?)

(簡単に言いなさんな)
(わかるだろ?)


(・・ええ、まあ)
(何となくですが。。。)


さっきまで寒々と感じていた風は、姿を変えました。
ゆっくりと草木を揺らし、水面に小さな波を立てる・・・とても、優しい姿です。

山のてっぺんから観た景色には、表情があります。
明るい所や曇った所、湿った場所には、コケがあったりして。

(これが私?なのかもしれない)


地図にないこの景色は、色鮮かでユニークな場所として意識の奥にゆっくりと落ちて行きました。


ピンク色したオハゲさん

2017年02月02日 | 日記
「今日は、暖かですね」
「北風は、一体どこに隠れているんでしょう?」


そんな風に言ったのは、とても穏やかに時が流れている様に感じたからです。

(こんなに暖かい日は、滅多にない)
(静寂は、ささくれだった心をこんなにも穏やかにしてくれる)


手のひらには、沢山の陽の光が吸い込まれて行きました。

(この様子を言葉にするのは、難しいね)

風が通り過ぎる時、花びらが揺れるのは、どうして?と思ったり。
雨が大地に落ちる瞬間は、体の一部に何かが染み渡る感覚があります。
空高く輝いている太陽がいつも、優しいとは限らない事も知っていました。

ふわふわした気分に浸っていたら、どこからともなく現れたんです。

(あっ、”大黒様!”)
(こんにちは!)


(様子は、どうですか?)

(はい、良いようです)

(それは、良かった)
(では、またいづれ・・・)


短いけど完璧なやり取りでした。

大黒様が帰られてから、少しすると辺りの様子が変わり始めました。
さっきまで穏やかだった時の流れが乱れ始めたんです。

静かにしていた動物たちが活発に動き始めた時、

(西の方から風がやって来る!)

そう思った瞬間、風は、南西の方向に大きく進路を変えたと思ったら、すぐにグィーンと太いカーブを描き真北の方向に。

(どうして方向を変えるんだろう?)

夜通し続く北風の声を聴きながら、夢の世界に到着しました。

向こうの方に揺り椅子に腰かけている人が髪をとかしています。
ひとくし・・、ふたくし・・、みくし・・・、目を閉じて何かを考えている風にも見えましたが、

(ちょっと違うかも・・)

思わず目が合い、ドキドキしていたらその人、また、髪をとかし始めました。
ひとくし・・、ふたくし・・、みくし・・・。

大きなブラシに髪の束が付いたのを見た後、目に飛び込んで来たのは、・・・・。

(へっ?!)
(オ・ハ・ゲ・さん?)


ワンコイン位の大きさのオハゲさんがそこに居るではありませんか!。

(ワンコイン位のオハゲさんてドどんくらい?)

(そーね)
(五百円玉くらいかな?)


(それって、大きいの?小さいの?)

(わからないけど、多分、大きい方だと思うよ)

ボーダーちゃんに聞かれ私は、そう答えました。

五百円程のオハゲさんは、空洞でした。
薄っすらとオレンジがかった縁取りで中は、綺麗なピンク色をしています。

(随分、ユニークなオハゲさんだね)
(もしかしたら、オハゲさんは、何かの通り道かもしれない!)


そう思った後、体がゾワゾワしてストレスを強く感じました。

(オハゲさんの正体は、ストレス?)
(いや、そうとは、限らない)
(じゃー、何?)


気になったのは、ブラシについた髪の束とオレンジに縁どられたピンクの空洞です。

(なんのこっちゃ!)

最初は、自分に過度のストレスがあり、それを知らせる為のしるしだと思いましたがどうやら、違うらしいです。

(どうして違うの?)

(それはね・・・・)
(色がとても綺麗で優しい印象がするからだよ)


(だって、最初は、ビビッてたじゃん!)

(うん、ビビってた)
(最初は、確かにちょっと怖かったよ)


(じゃー、何で?)


(うん、それはね~)
(あの空洞の中を歩いてみたいと思うから。。。)
(空洞の先には、大黒様がいる・・・)
(そんな風に思うからかな~)


誰にもある程度のストレスは、あるものです。
もし、ストレスを感じたら、なるべく早いうちに取り除きたいですよね。
でもね。
時には、ストレスも必要なのかもしれないなーと思ったりもしています。

多少のストレスは、私達に刺激を与えたり、やる気にさせたり。
根気強くいる事を教えてくれたりすることもありますから。


ピンク色したのオハゲさんは、左斜め下の後頭部辺りから、頭頂部を抜けてずっとずっと上の方に続いていました。

(突然、吹き始めた風やピンクのオハゲさんの正体が知りたい!)

その答えは、きっとあの時に現れた大黒様が教えてくれるのでしょう。

(大黒様と風、そして、ピンクのオハゲさん。。。。)
(意味不明な組み合わせだね~)


ピンクのオハゲさんは、ツルツルでピカピカしていました。


穏やかな朝?

2017年01月02日 | 日記
新年 明けまして おめでとうございます~

暖かく穏やかにスタートした今年は、どんな展開があるのでしょうか?
元旦の朝、窓を開けたらメジロが西の方からやって来て、可愛らしい声で新年の挨拶をしてくれました。

(新しい年が始まったよ~)
(今年も沢山、笑って沢山、話しをしましょう)


そんな事を言った後、木の実をツンツンと・・・・。
すると今度は、猫の銀虎がソロ~ソロ~やってきました。

(丸見えなのにあれでも本人は、身を隠しているつもりだよ!)

(それは、言っちゃダメ~)


銀虎は、ずっと前からここを自分の家だと勘違いしている大きな野良猫です。

メジロは、可愛く挨拶をしてくれましたが銀虎は、違います。
ドカッと腰を下ろしたと思ったら、体を地面にピタリと付けながら、キラーン!と緑色の瞳をこっちに向けるだけです。


(銀虎ちゃん、今年も相変わらずイカツイね~)

メジロ達は、とても人懐っこいですが銀虎は、警戒心が強すぎ!

(ここは、あなたの家なんでしょ?)
(もっとリラックスしたらいいじゃない?)


銀虎を見ていたら、世間で働くおっちゃん達の姿とつい、タブったりしてね。。。。。。

穏やかな雰囲気に誘われてソロソロ~っと外に出てみたら、おでこの辺りに陽射しが集中して来ました。
一筋の光線になって、おでこに向かって来る感じですね。
ジリジリと照り付けられながらおでこは、大きく目を開けています。


(うわぁ!強いすぎる!!)
(そんなに大きく目を開けたら、危険危険!!)


頭を突き抜けるような感覚と共に瞼の裏では、オレンジ色のスクリーンが広がり始め、向こうの方で小さな粒が渦を起こそうとしていました。

この時、意識と体がバラバラな感じを受けます。
光線が強すぎるから、すぐ立ち去りたいと思うのに身体は、”ここに居なくちっゃ!”みたいな?
※金縛りでは、ありません。


(あの、、ちょっと、耐えられないんですけど)

(では、耐えて下さい)

(おでこだけ日焼けしたら、可笑しいじゃないですか。。)

(くだらない心配は、しなくていいよ)


ジリジリと照りつくおでこは、一体どうなるのでしょう。。。
メジロ達と銀虎は、その様子をただ傍観するだけです。

光線が当たっている間、身体がポカポカし気が付けば、小さな粒も数が増えていました。

暫くして目を開けた時、自分の体をチッェクしました。


(頭・目・鼻・・・、肩・胸・手足・・・は、異常なし)
(痛みや違和感は、・・・異常なし)


最後に恐々、おでこに手を当て確認したら、ここも特に異常なし。
ついでに日焼け具合もチッェク!


(うん、大丈夫!)

穏やかな気分に浸っていた時、いきなりおでこが熱くなったらビックリしますよね。

(なんじゃ?!こりゃゃゃゃゃゃ!!)

でも、そのまま居たら、体の芯から温められていました。
年末からずっと、緊張して固くなっていた心と身体は、新しい年を迎えた時、宙から降り注がれた光線で癒れた様です。


(随分、凝っていたね)
(これからは、こまめに体を緩めなさい!)


最後に良きアドバイスを受け取り、心神を”キュッ”っと引き締める事が出来ました。

(今年も三人でガンバローね!)

((夏になったら新しい水着と麦わら帽子だよ))

(いやいや、新年が始まったばかりだからね)
(二人とも・・・)



除夜の鐘を聴きながら・・

2016年12月31日 | 日記
2016年が終わろうとしている今、向こうの方から聴こえて来る除夜の鐘に耳を傾けます。

鐘を叩く人によって鐘の音の響き方が違う様です。

ゴーン、ゴーンと静かに響く鐘の音を聴いていると体の色んな場所から、白い煙がシュルシュルと出て行きます。

こめかみの辺りがキューンとしたり。。。
肩の周りがズキっとしたり。。。。
足の付け根から下に向かって筋肉が緊張しているのを感じます。

(今年も色んな事があったね)

(嫌な記憶は、鐘の音が遠くに運んでくれてるよ)

(白い煙は、ずっとすっと遠くの方に散らばるんだから!)


三人で迎える大晦日は、いつも賑やかです。

そうそう、
白い煙と言えば、今年は、自分の身体から白い煙が飛び出す事か何度かありました。笑

(最近見た白い煙は、みぞおちから出ていたよね)大笑

(うんうん、あれは、ちょっとビックリだったね~)

(あの時の煙で自分にシールド張ったんだよね~)


あの時とは違って今、飛び出している白い煙は、ネガティブな性質のものです。
体にこれだけの反応があるのがその証拠。

そんな体の様子を感じながら、間もなく終わりを迎える除夜の鐘は、あと、どれ位私の中から闇を取り払ってくれるのでしょう?

少し手を止めて最後の鐘の音までじっくりと聴いてみようと思います。

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今年も沢山の方が私のイメージめもに訪れて頂き、
本当にありがとうございました。
2017年が皆様にとって、最高の年になりますように!!
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頭の中の地図

2016年11月29日 | 日記
長い間、眠り続けていたモグラがようやく、目を覚ましました。
今までに何度か目が覚めかけた時、辺りを見回して興味の湧く事がないとすぐにまた、眠っていました。

一見、モグラは、ただ、眠っているだけの様に思えましたがどうやら違ったみたいです。

眠っている時、モグラは、沢山の夢を見ていました。
そして、沢山の事を考えていました。

(今の自分は、何をすればいいのだろう?)

そんな事を考えた時は、沢山の選択肢がシャボンの泡となって空に舞い上がりました。
綺麗なシャボンの泡を見ていると、どんなに難しい事でも簡単にできちゃう気分になり、つい気持ちよくなってまた、眠ってしまうのです。

モグラは、ある時、こんな夢をみました。

まーるい大きな黒縁眼鏡をかけ、ふんわりしたスカートを履いている女性とアゴヒゲがモサモサした背の高い優しい目をした男性の夢です。
言葉が通じないのでお互いに身振り手振りで思いを伝え、なんとかコミュニケーションを図っていました。

女性の名は、サラ。
男性の名は、チャールズだと教えてくれた後、モグラも自己紹介をしました。

(私は、モグラです)
(随分前から、二人に会いたかった様な気がします)


モグラは、チョコマカと動きながら自分の言いたい事を体全身で伝えました。
その様子を見てサラがニッコリと笑いながら

(この場所は、暖かいですね)
(少し暗いけどいつも一人でいるのですか?)


続いてチャールズかこんな事を言いました。

(僕達は、夢を見たくてこの場所に来ました)
(あなたがいつも楽しそうな夢を見ているので。。。)
(それにあなたは、夢の中で時々、僕達を探していたでしょ?)


心の奥でいつも思ってた事が夢を通じてサラとチャールズに届いたのです。

皆でいろりを囲んでささやかな食事し、楽しい音楽を聴いた後は、テーブルに置いてある本を読み静かな夜を過ごしまた。
翌朝、サラとチャールズが向き合って何か話しています。

(とても仲の良い夫婦だ)
(お互いを大切に思っているのが良くわかる)


仲の良い二人を羨まし気に見ていた時、大きな音が鳴り響きました。

”ガっガっガっガっ!”
”ズッズッズッズッ!”
”ドドドっ、ドッカン―ン”

気が付けば、サラとチャールズは消えていました。
そして、モグラは、ハッとします。

(新しい道を作らなければならないぞ!)
(早く始めよう!)


突然、鳴り響いた大きな音は、モグラが新しい道を作り始めた音でした。
この新しい道は、今までに何度も・・・何度も創りかけましたがいつも途中で断念していたのです。

(自分には、創れっこない)
(どーせ無理に決まってる)
(頑張って取り組んだって、意味なんかありゃしない)


沢山の言い訳をお皿の上にのせては、”今日の言い訳”を日々、選んでいたのです。
でも、そんな事にいよいよ、ウンザリして来た時、夢の中でサラとチャールズが現れる様になりました。

モグラは、サラとチャールズにメッセージを贈りました。

(この新しい道が完成したら、また、会いに来てほしい)
(今度は、最後までやり通してみせるから)
(必ず会いに来てください!)


薄暗いトンネルの先に小さな光が見えました。

(新しい道の完成を楽しみにしています)
(今度は、明るい場所で会いましょう!)


小さな光が消えた後、モグラは、決意しました。

(もう諦めない)
(今までは、言い訳ばかりしていたけど、これからは、ハッピーになれる方法を考えて行こう)


モグラは、ようやく新しい道の持つ意味を知ったのです。

”ガっガっガっガっ!”
”ズッズッズッズッ!”
”ドドドっ、ドッカン―ン”

”ガっガっガっガっ!”
”ズッズッズッズッ!”
”ドドドっ、ドッカン―ン”

今まで使っていなかった筋肉や細胞、そして、意識をフル回転させることは、かなりハードな事でした。

頭がボーっとしちゃうし、呼吸が上手く出来ない時もあります。
手足がクタクタになって、目が霞む時もありましたが、そんな時は、大きく深呼吸をして思い浮かべるんです。

(新しい道の完成を楽しみにしています)
(今度は、明るい場所で会いましょう!)


と二人が優しく微笑んでる姿を。。。。

この新しい道は、頭の中に創られようとしています。
それは、自分だけが知っている頭の中の地図。
近道もあれば、休憩所も用意してあるこの道は、とても複雑な創りですが迷う事は、ありません。

(今まで眠ってんだから、充電は、バッチリでしょ?)

そんな地図に新しい道が完成した時、モグラがずっと思い続けてきた夢が実現するのでしょう。