昨晩飛び込んできたこのニュースに驚きと共に、この一大チャンスにとうとう何もできなかった日本へのどうしようもない失望感を覚えた。
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米モルガン・スタンレー、中国政府系が5700億円出資
【ニューヨーク=松浦肇】米大手証券のモルガン・スタンレーは19日、信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)に絡み9―11月期決算で94億ドル(約1兆600億円)の損失が発生し、中国の政府系ファンド、中国投資有限責任公司から50億ドル(約5700億円)の出資を受け入れると発表した。保有するサブプライムローンを裏付けにした金融商品が大量に格下げされたため減損処理をする。
出資を引き受けるのは、中国政府が外貨準備の効率運用を目的に設立したファンド。普通株に転換される出資証券を引き受け、転換後の持ち株比率は最大で9.9%になる見通し。モルガン・スタンレーは巨額損失による自己資本比率の低下を緊急増資で補いたい考えだ。 今回の損失処理で、9―11月期は35億8800万ドルの最終赤字(前年同期は22億600万ドルの黒字)に陥った。 (12月19日 23:25)
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中東や中国・ロシアの政府系ファンドの動きに最近マスコミはえらく騒いでいるが、とうとう日本がバブル絶頂時代にできなかったことを中国はやってしまったのかと驚くと同時に、今回日本の銀行・証券にも出資要請が来ていたらしいのに何もできなかったマネジメントの決断力のなさにがっかりした。シンガポールGICのUBSへの出資やアブダビ投資庁のシティグループへの出資など、ここ数日サブプライムローンの損失で資本増強が求められる欧米金融機関はオイルマネー+華人マネー一色。
先日中国創業投資年度論壇に出て非常に印象に残った言葉が、「中国はかつて海外からの資金を必要としていて、マネーは『入易出難』だったが、今や中国国内には潤沢にキャッシュがあり、マネーは『出易入難』となっている」というファンドマネジャーの一言。今回のニュースはまさにそれを象徴する出来事。今後中国国内のレッドマネーもファンドに形を変えてあらゆる形で日本に入ってくると思われるが、世界金融の軸が大きく移ろうとしている時こそ一大チャンス。自分の卒業後の方向も含めて、いま一度深く考える今日この頃。
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米モルガン・スタンレー、中国政府系が5700億円出資
【ニューヨーク=松浦肇】米大手証券のモルガン・スタンレーは19日、信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)に絡み9―11月期決算で94億ドル(約1兆600億円)の損失が発生し、中国の政府系ファンド、中国投資有限責任公司から50億ドル(約5700億円)の出資を受け入れると発表した。保有するサブプライムローンを裏付けにした金融商品が大量に格下げされたため減損処理をする。
出資を引き受けるのは、中国政府が外貨準備の効率運用を目的に設立したファンド。普通株に転換される出資証券を引き受け、転換後の持ち株比率は最大で9.9%になる見通し。モルガン・スタンレーは巨額損失による自己資本比率の低下を緊急増資で補いたい考えだ。 今回の損失処理で、9―11月期は35億8800万ドルの最終赤字(前年同期は22億600万ドルの黒字)に陥った。 (12月19日 23:25)
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中東や中国・ロシアの政府系ファンドの動きに最近マスコミはえらく騒いでいるが、とうとう日本がバブル絶頂時代にできなかったことを中国はやってしまったのかと驚くと同時に、今回日本の銀行・証券にも出資要請が来ていたらしいのに何もできなかったマネジメントの決断力のなさにがっかりした。シンガポールGICのUBSへの出資やアブダビ投資庁のシティグループへの出資など、ここ数日サブプライムローンの損失で資本増強が求められる欧米金融機関はオイルマネー+華人マネー一色。
先日中国創業投資年度論壇に出て非常に印象に残った言葉が、「中国はかつて海外からの資金を必要としていて、マネーは『入易出難』だったが、今や中国国内には潤沢にキャッシュがあり、マネーは『出易入難』となっている」というファンドマネジャーの一言。今回のニュースはまさにそれを象徴する出来事。今後中国国内のレッドマネーもファンドに形を変えてあらゆる形で日本に入ってくると思われるが、世界金融の軸が大きく移ろうとしている時こそ一大チャンス。自分の卒業後の方向も含めて、いま一度深く考える今日この頃。
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