2年ぶりに天津に行ってきた。北京以上の天津の変貌振りに驚いた。まず現在天津駅が改装中であるため、終着駅は天津臨時駅。これが実に簡素な即席駅で、駅の屋舎もプレハブ状態。さらに中国の駅の光景である農村から出てきた農民工がごろごろ。この臨時駅の周辺全体が何か異様な臭いに包まれている。
天津ではタクシーがメーター制であるにもかかわらず実質ネゴベース。特に駅前にいるタクシーの客引きにはろくな奴がいないため . . . 本文を読む
義烏
2008-03-20 | 旅行
先々週のことになるが、浙江省義烏(イーウー)という杭州から車で2時間の都市を訪問した。この街は知っている人にはあまりにも有名だが、ニセモノ小商品の街である。文房具、衣服、家具、生活用品、靴、鞄などあらゆる小商品が浙江省で作られているが、義烏は小商品の集積地となっており、世界中のバイヤーがここに集っている。写真のような区画ごとに仕切られたところに卸売商が店を構えている。500mは続く地上4階の巨大な . . . 本文を読む
ハノイの街をさらに散策していくに連れて、ベトナムはやはり小中国でもない独特の社会だと認識が改まってきた。特に近現代のフランスの影響が強いからか、北の大中国とは違う点が段々と目に付いてくる。建築物や食べ物から始まり、ちょっとしたセンスの良さまで。
小中国でないと感じるのは、元々のベトナム人の気質から来るものだろうかと思うこともあった。というのは中国でよく目にする「人々の公共性のなさ」や「隙あれば人 . . . 本文を読む
国慶節(建国記念日)休暇を利用してベトナムのハノイを旅行している。同じ社会主義国であるにもかかわらず、首都の北京=ハノイの直行便はベトナム航空の週3便しかないのに驚いた(その他の航空会社は経由便のみ)。そのベトナム航空で昨日ハノイ入りした。北京から3時間半のフライトで、ほとんど国内線の感覚。
第一印象は東南アジアの顔した中国地方都市、そして町自体がこじんまりしていること。言葉も何となく広東語っぽ . . . 本文を読む
とある事情で今週前半二泊三日で慌しく東京を往復して、久しぶりに一年前まで中国出張三昧で働いていた当時を思い出した。ここ一年ずっと北京にこもって勉強していたが、やはりどこか動き回っているのが性に合うようだ。
今回の日本往復で驚いたのは飛行機。日系航空会社に搭乗したにも関わらず、エコノミークラスの後ろ半分は殆ど中国人旅客。ここ数年タイや韓国をはじめ、裕福になった中国人が海外旅行に行くケースが増えてき . . . 本文を読む
観光化された雲南に少々がっかりさせられた旅だったが、食事には困らなかった。米で作った麺料理の過橋米線(グオチァオミーシェン)は今や雲南省以外の都市でも食べられるが、それ以上に美味しかったのが「馬帮菜(マーバンツァイ)」という料理(写真)。
「シルクロード」を知らない人はいまや誰もいないが、雲南省には「茶馬古道」といわれる古代の重要な貿易通商路があった。雲南省の中南部の茶産地および四 . . . 本文を読む
麗江
2007-07-25 | 旅行
(本日は昨日http://blog.goo.ne.jp/imaaan/e/24c2bb7b8264a26e420f7443f30af666からの続き)
大理からさらに約150kmあまり北上して麗江まで辿り着いた。麗江は西のミャンマー国境まで約150km、北西のチベット自治区まで約200kmあまりの場所。そこにも古い町並みが残る麗江古城があるというので期待していたが、完全に観光地化していた。欧米人 . . . 本文を読む
大理
2007-07-24 | 旅行
(本日は昨日http://blog.goo.ne.jp/imaaan/e/d663152f76f76659b9e90bfe23e95362からの続き)
大理石で有名な雲南省西部の大理にも足を伸ばした。大理は標高1900mあまりの山岳地帯にあり、洱海(アルハイ)という湖の両側に高山がそびえる。西側の蒼山(ツァンシャン)の馬龍峰(マーロンフォン)は4000mを超える。大理の空気はこれま . . . 本文を読む
石林
2007-07-23 | 旅行
週末を利用して雲南省を旅行した。雲南省の昆明から南東に約100キロの石林(Shilin)まで足を伸ばした。石林はカルスト地形による景観と緑豊かな森林が特徴で「天下第一奇観」といわれている。雲南省の石林、貴州省の茘波、重慶市の武隆が「中国南部のカルスト地形」として今年世界遺産に指定された。週末ということもあり、石林はヒト・ヒト・ヒト(90%以上は中国人民)。雲南省は観光を重要産業に位置づけているだけ . . . 本文を読む
北京に帰ってきたが、まだ旅行気分から抜け切れていない。
今回の旅行で行って来たのはKuala Terengganuというマレーシア東海岸の都市。マレーシア東海岸はあまり観光地化されておらず、海が非常にきれいだった。砂浜も鳴き砂の状態で、ゴミ一つ落ちていない。海亀の産卵で有名な場所でもある。住民の90%以上がマレー系民族で構成されており、厳格なイスラム文化を守る地域でもある。マレーシアの海というと . . . 本文を読む
馬来西亜
2007-04-30 | 旅行
北京の今の生活は非常に刺激的だが、この緊張感の連続の生活から解放されたいと思うことがふとある。5月1日から始まるメーデー休暇(5・1労働節)はどこか中国国内を旅行しようかと考えていたが、この期間どうせ中国国内はヒト・ヒト・ヒト。しかも行楽地のあらゆるモノの値段は普段の2倍以上に跳ね上がる。せっかく休息するために旅行に出かけるつもりが、全く逆効果になりかねない。
ということで4月27日の授業が終わ . . . 本文を読む
煙台
2007-04-03 | 旅行
(本日は昨日http://blog.goo.ne.jp/imaaan/e/1803e0a58faf249879870d492ca4aba5からの続き)
さらに威海の隣町である煙台にも行って来た。長距離バスで1時間半の距離で26元(約430円)、10年前と違って地方都市間のバスがかなり快適になっていて感激した。煙台の名前も威海と同じように明代の倭寇の攻撃からの防御設備である「狼煙台」から来ている。 . . . 本文を読む
威海
2007-04-02 | 旅行
週末を利用して山東省威海を旅行してきた。中国には韓国人(中国国籍の朝鮮族を除く)が約30万人住んでいるというが、韓国から最も近い中国大陸の都市である威海がどのくらい韓国の影響を受けているか見てみたかった。予想通り街の看板は漢字とハングルの二本立て表記が多く、韓国料理やハングル学校も多かった。飛行機も北京からよりもソウル仁川からの便の方が多い。人口250万人の威海は都市計画により整備された街で、道路 . . . 本文を読む