07年4月に清華大学経済管理学院に中国大陸で初めてAACSB(The Association to Advance Collegiate Schools of Business)の認証が与えられたことはこのブログでも述べたが、08年2月には欧州ビジネススクールの認証であるEQUISも与えられ、二つのビジネススクール認証を持つ中国唯一のビジネススクールとなった。EQUIS認証は上海にある中欧国際商学 . . . 本文を読む
清華大学IMBAでは中国企業のケースを作るため、この2月からプロジェクトが開始される。Insight Learningと50lessons.comの協力により約4ヶ月で中国企業3社のケースを記述する。教授および学生4人がチームを組み、1企業を担当する。オペレーションマネジメント、企業組織、マーケティングの各分野でケースとして取り上げるにふさわしい企業を選定し、実際そのマネジメント及び従業員にインタ . . . 本文を読む
レクチャー参加メモを揃えるため立て続けにレクチャーに出席しているが、今日は非常に学術的なワークショップに出席した。英Sheffield UniversityのProfessor Andrew Tylecoteによる「Fatal Flaws? Corporate Governance and Finance in Chinese Technological Development」(コーポレートガバ . . . 本文を読む
清華大学IMBAでは卒業までに必要単位を揃える以外に、卒業論文(字数の少ない卒業レポートでも可)と10回分のレクチャー参加メモを書かなければならない。必要単位は今学期の授業が全て通れば確保できる予定だが、レクチャー参加メモのことを今までほとんど考えていなかったため、これまで出ていた数々の特別レクチャーをレポートに残していなかった。そんな理由もあり最近慌てて数々のレクチャーに出席している。
本日出 . . . 本文を読む
Speculation Economyを07年10月に出版したLawrence Mitchellジョージワシントン大学教授のレクチャーがあった。同教授は19世紀から20世紀にかけての米国の投機経済の歴史を辿り、かつて高品質の製品とサービスを提供していたアメリカ企業が今日では短期的に株価を極大化することのみに腐心して、ファイナンスそのものがビジネスの目的となったと分析している。エンロンやワールドコム . . . 本文を読む
07年新入学のMBA学生に対するオリエンテーションが始まった。ちょうど1年前のブログを読み返してオリエンテーションがどんな感じだったか思い出しているところだが、2年目のMBA学生のうち約40人はオリエンテーションにコーチとして参加している。経済管理学院の入り口にも写真のような横断幕（清華大学経済管理学院－君の夢に翼をつける）が掲げられて、新入生歓迎ムードが漂っている。一階のロビーは新入生らしき人ば . . . 本文を読む
中国MBA生活が始まってようやく1年が経ったという実感が出てきた。というのは07年秋入学の学生に対するオリエンテーションの準備委員会が発足したからだ。そういえばちょうど1年前のオリエンテーションキャンプは驚きの連続だった。ただオリエンテーションを通じて学生同士の距離が一気に縮まった。このオリエンテーションは毎年上の学生の創意工夫によって作られている。私もこのオリエンテーション準備委員会への協力を求 . . . 本文を読む
春学期が終わったと思ったらもう早速9月からの秋学期の科目選択の時期になった。先週1週間で選択したい科目への投票が行われた(各人に1000点与えられ、選択したい科目に点を割り振っていく方式)。といっても次の秋学期にはクラスの3分の1の学生が交換留学をするので、実際に科目選択をするのは北京に残る3分の2の学生のみ。しかも2年目には必修の授業はなくなり、全く自由に科目選択ができるようになる。私は次の秋学 . . . 本文を読む
上海ツアー4日目の夜に上海在住の清華大学IMBA卒業生との懇親会があった。卒業生は00年から04年に卒業したした人が中心で、総勢20名程度が会に参加した。やはり清華大学IMBAはいくら全国区とはいっても北京にあるため、上海で働く卒業生は全体の6分の1程度。ただ流動性が激しく昨年まで北京で住んでいた人が転勤で今年から上海に異動したり、出張で上海に来ていたりとパターンは様々。働いている業種にもよるが、 . . . 本文を読む
上海ツアー4日は1社目が香港の不動産ディベロッパーの華潤置地(CR Land)、2社目がCITI Bankだった。CITIは上海浦東地区にビルを所有しており、そこの会議室で中国銀行改革について話があった。講師はCITIグループ内で専門に社員教育を行っている部門、CITIともなると社内にそのような部門があるのは驚きだった。
CITIというと日本で日興コーディアル証券を買収したのが記憶に新しいが、中 . . . 本文を読む
上海ツアー3日目はペプシコ。始めに会社紹介のビデオを見たが、インド系米国人の女性CEOインドラ・ノーイ氏が鋭い切れ味で同社の戦略を紹介していく姿に驚かされた。女性CEOというと元HPのカーリー・フィオリーナ氏の華やかさを連想するが、同氏は実務家というタイプでCFOからの昇格と聞いて妙に納得させられた。プレゼンテーションでは98年までのペプシコの組織改編(タコベルやKFCなどのレストラン事業の切り離 . . . 本文を読む
上海ツアー2日目は製造業の2社。1社目は上海フォルクスワーゲンの完成車工場(上海西郊外)、2社目はIntel Asia-Pacific R&D Center(紫竹科学園区)。
IntelではちょうどMarketing Managementの授業でPC以外の製品にも“Intel Inside”キャンペーンを推し進めるべきかという点がケースとして取り上げられたため、出席者の興味も非常に高かった。In . . . 本文を読む
昨日7月1日から学校主催の上海ツアーに参加するべく上海に乗り込んでいる。もともとビジネススクールの学生が中国ビジネスの中心地である上海で企業訪問をしたいという自主的な準備活動から始まったが、準備を経るうちに規模が大きくなり、ビジネススクールの学生30名による非常に大きなツアーになった。この状況を見てMBAオフィスや企業からも賛助金が付き、正式な学校行事の一つにまでなった。
そんな中で今日訪問した . . . 本文を読む
試験と論文提出の合間を縫って、学生食堂で慌しく食事をしていた時のこと。偶々別のテーブルでMarketing ManagementのLucy Liu教授とDMD(Data, Models, and Decisions)のXie Qun教授(写真)の二人が食事をしているのを発見した。「そういえばXie Qun教授が清華大学を去り銀行に戻るとかいう話を聞いたなぁ、最後に教授同士で食事をしているのだろうか . . . 本文を読む
先日北京の朝陽公園で「与愛同行」のスローガンによる中国赤十字会主催のチャリティー・ウォーカソンが開かれた。白血病で苦しむ子供の為に朝陽公園を基点に10数キロ歩いて自ら募金するという催しである。清華大学MBAからは164人が参加し、合計8400元(約134,400円)の寄付があった。私はあいにく参加できず募金のみ行ったが、後ほど報告会で写真を見て驚いた。この種のチャリティーの催しには高校生の頃一度参 . . . 本文を読む