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韓国戦からA代表当確の選手は? 7/28

2013-07-29 14:56:39 | サッカー

東アジア選手権は「A代表のサブのサブを選出」することが目的。韓国戦に出場した選手たちのパフォーマンスから、韓国戦に限定して独断と偏見をもってその評価をしてみた。ただし、その評価はザックの求めるサッカースタイルに合っているかどうかという基準で試みた。

カテゴリーをA代表の ①レギュラー候補 ②サブ ③サブのサブ 3段階に分けてみた。

① レギュラー候補

文字通りA代表のしかも控え選手ではなく先発組に入れる選手。

② サブ

A代表レギュラーの控えに入れる選手。

③ サブのサブ

人数枠の都合から23人枠からは外れるが、レギュラーやサブが出場できない場合に替わって登録される可能性のある選手。サブ組のパフォーマンス次第では入れ替わって昇格できる可能性を持った選手。


① レギュラー候補・・・柿谷

「柿谷」

このカテゴリーにようやく入ってくる選手が現れた。韓国戦の注目点として 「柿谷」「大迫」がザックの抱いているワントップのイメージ「ビヤホフ」的を打ち破ってでも起用したくなるパフォーマンスを示せるのか?ということを挙げておいたが、大迫は出場の機会に恵まれなかったが、柿谷は見事にそのチャンスをものにした。韓国は点を取ることに特化して前がかりに攻めてきたためキーパーとディフェンダーの間に大きなスペースができていたというラッキーな点もあったが、中国戦で4点目を決めきれなかった甘さを払しょくしてのゴール、終了間際のワンチャンスをミスルことなく決め切って勝利を決定づけたゴール。いずれも、A代表のサブの資格を確定したパフォーマンスと評価できる。ただし、まだアジアレベルの戦いで結果を出したに過ぎない。今後A代表に招集され、アウェーの試合に出場しての「前田」とのレギュラー争いが待っている。以前「柿谷」について[東アジア選手権] フォワード  大久保・柿谷・永井 7/11 で次のように書いた。

「柿谷」
まだ柿谷は世界標準の選手にはなっていない。Jトップレベルの選手が海外から呼ばれ移籍し、そこで彼らの才能・実力が問われる、世界標準かどうか。香川や本田や長友はその壁を突破したが、その壁を超えることができない選手たちも多い。柿谷のプレイはJで通用してもアジアではどうか、ましてヨーロッパの強豪国ではどうか?残念ながら今のプレイでは難しい。

柿谷はプレイスタイルは違うが香川とよく似ているように思える。香川は、サッカーをする環境つまり舞台のグレイドが上がるにつれ進化し続けてきたプレイヤーだ。香川はさらに進化するだろう。一見同じようなプレイスタイルをし続けて変わり映えしていないように見えるが、着実に進化している。柿谷も、どうも香川と同タイプのプレイヤーに思えてならない。

それは素質とセンスだろうか。より高いレベルの環境でプレイさせればさせるほど、それに比例するようにプレイの質が高まるタイプ。今は、Jレベルのテクニックしか発揮されていない。それで通用しているため。1日も早く世界という舞台に送り出してやりたい。そこで大いに通用しない経験をさせてやりたい。そうでなければ、彼の内に秘められた素質がセンスが開花することなく、小さくまとまってJという狭い世界の中で選手生命を終えることになってしまう。

柿谷のスピードは単なる直線的なものではなく、「テクニック」「クリエイティブィティ」のスピードと表現したらよいのか、表現力に乏しいのでうまく言えないが、そんな独特なものを持っている。なので、香川や本田と同様、なるべくゴール近くでつまりセンターでプレイさせてやりたい。香川や本田がどうしても真ん中真ん中を突こうとするのは、溢れるアイデアと閃きがそうさせてしまうから。柿谷にもゴールに近いセンターで閃きと創造性を表現させてやりたい。それも世界という舞台で。

課題だったメンタルもどん底から見事這い上がってきたのだから問題ないだろう。きっと柿谷は日本の窮地を救ってくれるそんな存在になってくれるはずだ。ワンダーボーイ候補。


海外移籍を伴って「成長」ではなく「進化」を遂げる可能性のある選手。コンフェデ杯のブラジル戦のようにハイプレッシャーをかけられどうしようもなくなった時、1本のロングボールに合わせワンプレイで試合の流れを変えてしまうそんな期待を抱かせてくれる。ブラジル代表のネイマールのように。


② サブ・・・西川・豊田

「西川」

中国戦に引き続き先発。落ち着きがありしかも積極的なプレイを示した。的確な指示、声もよく出ていた。試合の流れをよく見極め、ディフェンダー陣を落ち着かせた。

「豊田」

終了間際の出場だったが、A代表のオーラを背中に感じた。数分間の出場だったが、攻守に存在感を示した。「豊田」がディフェンスに入ると高さに安心感が持て、アタッキングサードに入っていくと相手ディフェンダーは彼に引きつけられる。そこに柿谷・大迫などが絡むと得点の可能性が大きくなる。世界に活躍の場を広げることによってさらなる成長を遂げられる選手のようだ。

③ サブのサブ・・・山口・徳永・森重

「山口」

「山口」の評価を韓国戦まで待っていた。韓国が前がかりに攻めてくることが予想され、韓国戦は中盤の勝負と見ていた。前から前からフィジカルにものをいわせて仕掛けてくる怒涛の攻撃に対して「山口」がどう対応するのか、韓国戦は世界との戦い強豪国との戦いを想定して評価できる機会と楽しみにしていた。相手の前に立ちはだかってコースを塞ぎタックルに行かないディフェンスの仕方が日本スタイルになってきているが、それはもう時代遅れ、ボールを奪取する攻撃的ディフェンスも組み合わせるのが強豪国の標準、それができるのが「山口」のように思える。今後のA代表アウェーでの戦いでも通用するかを見ていきたい。

「徳永」

[東アジア選手権] ツインタワー闘莉王・栗原 アンカー米本 サイド槙野・徳永 GK林 7/8で推薦。地味ではあるが、「サブのサブ」にふさわしいユーティリティープレーヤー。高さもあるので、「駒野」より重宝なのでは。

「森重」

以前は集中力を欠いてチョンボをしでかす不注意さがあったが、中国戦も含めそこに気を使ってのプレイに終始していた。そのためミスが少なかった代わりに彼らしい積極性も見られなかったことに物足りなさを感じた。しかし、今の日本代表の置かれている守備の状況を考えると致し方ないような気もする。吉田との組み合わせを是非見てみたい。