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[WCベスト4まとめ] 「攻撃」・・・肉を切らせて骨を切る 7/6

2013-07-07 16:18:08 | サッカー

WCの戦い方は一にも「堅守」二にも「堅守」だが、「攻撃」についてもまとめてみる。攻撃の基本は「堅守速攻」。しかし、「堅守ポゼッション」も融合し生かしたい。

「丸裸になってしまった日本 6/22」で書いたように、ブラジル戦で日本の弱点が丸裸にされてしまった。それ以前にももちろんその弱点をつかれた試合は何試合もあったが、各国が注目する「コンフェデ」で露わになったのだから、WC本戦で対戦するチームはその弱点を突いてくるのはまず間違いないだろう。

◇ 攻撃の弱点
フィジカルにものを言わせてプレスを掛けられると落ち着きを失い、ポゼッションサッカーができなくなり攻撃の形が作れなくなる。
・攻撃の「スイッチ」が入るトップ下「本田」左サイド「香川」にボールが収まる瞬間プレスをかけ「スイッチ」が入らないようにされてしまう。
・攻撃の起点(遠藤)にプレスをかけられる。

[肉(弱点)を切らせて骨(得点)を切る(奪う)]

フォーメーション 4・1・2・3
F左永井 中香川(柿谷) 右岡崎 ボランチ本田・阿部(長谷部) アンカー今野 CB吉田・闘莉王 SB?
「ディフェンダーとキーパーとの間のスペースを突く」が基本戦術。

立ち上がり、いつものポゼッションサーカーで相手の出方を見る。あくまでも見せるだけ、安全なタイミングで安全な場所でパス回しを行う。

相手がプレスをかけてきたのを確認して、「攻撃の起点」と「スイッチ」の起点をずらす。
本来の攻撃の起点「ボランチ本田」スイッチ「CF香川」だが、
ボランチ本田がCB吉田・闘莉王にバックパス、相手プレスを引きつけて、ターゲットスペースへ走り込む永井・岡崎にロングフィード(吉田・闘莉王ともロングフィードのタイミングと能力に長けている)。
攻撃の起点を後ろにずらすと同時にスイッチを入れることによって、起点という場所と時間をずらす。この場合の攻撃の起点・スイッチのは「センターバック」。相手の守備をかく乱する。

ねらいは、相手にプレスと背走を繰り返させスタミナを奪うこと。
やがて、ボランチ本田へのプレスが甘くなる。攻撃の起点を本田にもどす。その期に乗じて香川が動き始める。香川にぴったりついたディフェンダーを引き連れて動き回る。時々本田とのパス交換、香川が動き回るねらいはセンターのスペースを空けること。そこに永井・岡崎が斜めに走りこむ。あるいは、本田の中央ドリブル突破あるいはミドルシュート。香川のドリブル突破。

相手は守備を中央に絞り込んでくる。サイドが空いてくる。サイドバックの攻撃参加。香川・本田が自由にポジションチェンジを繰り返して二次攻撃三次攻撃を仕掛ける。

相手が再び本田・香川にプレスをかけてきたら、それをいなすように誘うように攻撃の起点を後ろにずらし再びロングフィード。再びプレスと背走を繰り返させる。

「仕上げ」
試合終了15分前が勝負どころ。
リードしていれば守備固めの布陣に。負けているか同点なら攻撃。それまでの攻撃は相手のスタミナを奪う「ボディーブロー」に過ぎない。仕上げはここから、ポジションを香川左 永井センターに変える。相手の足が止まったところで永井の飛び出し、そしてボランチ本田・香川を中心としてサイドバックも攻撃参加しパス回しから相手のスキをついての得点。
この時点でパスに絡める選手例えば「清武」を右に起用するのも面白い。また、アンカーを外して中村憲を投入し、本田をトップ下に上げ、攻撃に厚みを加える。本田を中心にパス回し、隙をついて中村の永井へのスルーパス、サイドのスペースへスルーパス。パス回しとスルーパス(速攻)を融合する。

「セットプレイ」
相手は日本の速攻についていけず、アタッキングサードでファウルを犯しフリーキックを得たりコーナーキックを奪えたり、セットプレイのチャンスが多く生まれる。そこは、ツインタワー吉田・闘莉王、アンカー今野、ボランチ阿部の出番。4人ともヘッドの得点能力を持っている。その他、セットプレイのオプションサインプレイをいくつか用意しておく。