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東アジア選手権の人選で見えてくるザックの性格と戦い方 7/7

2013-07-08 15:15:34 | サッカー

コンフェデを見て、「変わらなければWC本番は目も当てられない結果となる。」と多くの人が実感できたことだろう。「変わらなければ」の中身を見ると、「監督を変えなければ」という意見を多く拝見した。まるで、南アフリカワールドカップ前の「岡田更迭論」を彷彿とさせる。

結果を見て「批判」することは、極めて健全でこれは一つのサッカーの文化ともいえる。当時岡田は結果と批判を真摯に受け止め協会に対して「進退伺」を提出し、さらにそれまでの戦い方や選手起用法を捨てて短期間にチームを変革した。追いつめられての決断とはいえ、とても勇気のある英断で柔軟性を持った性格の監督だった。

さて、変わらなければならないザックはどうであろう。未だにWCの具体的目標についての発言もない。アジア予選を通じてあれだけセットプレイからの得点が多かったにもかかわらず対策ができている気配が全く見えない。後半流れを変えるための選手交代がよけい流れを沈滞させるステレオタイプの采配。人選の固定化。批判されてもされても固執している。イタリア語で批判しないと聞かないとでも言うのか。

戦術にしてもステレオタイプ。柔軟性とオプションに欠ける。人選と采配の硬直化に呼応している。これは、格下相手あるいは勝ち続けているときは問題が表面化しないが、いったん劣勢に回ったときや格上との戦いでは全く対応が効かなくなって脆さを露呈してしまう。

ザックは柔和に見える外観に反して実は相当「頑固」な性格をしているのかもしれない。おそらく今後もこれまでの戦い方を変えようとはしないのではないだろうか。それが見えてくるのが「東アジア選手権」の人選だ。ここに進化とまでは望まないが変化の兆しがもし見えなければ、WCの結果は絶望的なものとなってしまう。変わらなければ、WC本番での結果はコンフェデと変わらないものとなる。つまり、ベスト16以下となってしまう。

見どころは、
お利口さんばかり扱いやすい選手ばかりを選ぶのか?
管理し辛い選手であっても、闘争心と結果を出せる選手であるなら選ぶのか?例えば「闘莉王」?

アンカーを置くなどの「堅守」にトライできるのか?
(アンカーに拘るのは私自身の拘りであって「堅守」が見える人選であれば別にアンカーには拘らない。)

ワントップに上背のある選手(例えでくの棒であっても)を選び続けるのか?
ゼロトップのオプションにトライできるか?

コンフェデで闘ったAチームのまるでコピーのような人選をするのか?

パスやドリブルではなく、裏への飛び出しでシュートを狙える選手を選ぶのか?例えば「永井」。

若い選手を選べるか?

発表が楽しみだ。