中国戦からA代表当確の選手は？ 7/24

東アジア選手権は「A代表のサブのサブを選出」することが目的。中国戦に出場した選手たちのパフォーマンスから、中国戦に限定して独断と偏見をもってその評価をしてみた。ただし、その評価はザックの求めるサッカースタイルに合っているかどうかという基準で試みた。

カテゴリーをA代表の　①レギュラー候補　②サブ　③サブのサブ　３段階に分けてみた。

①　レギュラー候補

文字通りA代表のしかも控え選手ではなく先発組に入れる選手。

②　サブ

A代表レギュラーの控えに入れる選手。

③　サブのサブ

人数枠の都合から２３人枠からは外れるが、レギュラーやサブが出場できない場合に替わって登録される可能性のある選手。サブ組のパフォーマンス次第では入れ替わって昇格できる可能性を持った選手。


①　レギュラー候補

該当者なし。

②　サブ・・・西川・高橋

安定感を感じた。特に「高橋」は、落ち着きがあり全体のバランスがよくとれ、視野が広く確実なプレイを見せた。オフザボールの動きも良くポジション取りに優れていた。

③　サブのサブ・・・工藤・柿谷

「工藤」はザックの目指すサッカーの戦術理解がかなりできていた。得点という結果も出した。ハイプレスも意識できていたが、まだまだ甘い部分がある。岡崎、清武には及ばないが「サブのサブ」の資格あり。
「柿谷」は、「サブのサブ」は確定。さらに「サブ」に入れる可能性すら感じさせるが、献身的なハイプレスができていない。４点目を決めきれなかった甘さがあるなど物足りなさも感じられた。中国戦の結果だけでは判断できない。今後の戦い、パフォーマンス次第だ。


中国戦を見る限り、「ザックの目指すサッカー」の視点からは、A代表に一番近い選手はすでにA代表常連の「西川」・「高橋」を除いては、「工藤」だろう。「柿谷」はザックサッカーでなければ当然A代表に選ばれるが、今のところは２番手未だA代表には届いていない。「工藤」「柿谷」が「サブのサブ」止まりかA代表の「サブ」に食い込めるのかを見極めるため、残る２試合に注目したい。

また、未だ出場していない「豊田」・「千葉」その他の選手が果たしてオーストラリア戦で試されるのか？中国戦でカテゴリー①～③に入れなかった選手の再チャレンジの機会が与えられるのか？についても注目していきたい。