昨夜、午後2時発のバスで着いたのは、なんと19歳の大学生。
春休みを利用して、東南アジア各地を旅するのだという。
宿開きをしてから1年余りが経ったが、現役学生を迎えるのは初めてのことだ。
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初めバンコクに入ったものの、そこは東京と同じ大都会。
熱くて、臭くて、忙しく、人はそっけない。
すぐさまチェンマイに移動し、人の優しい笑顔に触れてホッとひと息ついた。
普通の観光旅行には、あまり興味がないという。
現地の人と触れ合うような旅がしたい。
そこで、ネットであれこれ調べていたらわがブログにヒットしたのだそうな。
若いのに、なんとしっかりした考え方の持ち主なのだろう。
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そんな瑞々しい旅人を迎えるように、わが家の「黄金蘭」が咲き乱れている。
蕾が膨らみ、淡い色の花が咲き、日ごとにその色が濃さと深みを増してゆく。
オムコイでのカレン族生活体験が、いまだ蕾状態の彼の旅を、見事な満開へと導くささやかなきっかけとなってくれますよう。
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