【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

【生活体験・田植え見物】

2015年07月10日 | オムコイ便り

 2日目は、時おり小雨のばらつく生憎の曇り空だ。

 しかし、田植えにはもってこいの涼しさである。

     *

 朝食を終えると、小雨の切れ目を縫って棚田での田植え見物に案内した。

 ずっと雨待ちだった川沿いの田んぼでも、すでに田植えが済んでいるところもある。





 村の衆が集まっているのは、向かいのプーチョイや大工のノイヌックの田んぼだ。





「クンター、どこ行くの? 田植え、手伝ってよ」

 だが、あいにく番頭さん、軽いぎっくり腰だ。

 腰痛改善体操でなんとか凌いでいるものの、とても田植えなんぞできない。

 上田さんと玉本さん、こうした畦道にまで入り込んで田植えの様子を見るのは久しぶりだそうで、なかなかに楽しそうである。

     *

 棚田を突っ切ると、お馴染み世界遺産候補(嘘です)の古い竹橋に突き当たる。



 山登りや沢歩きもやるという二人、慣れた様子で渡り終えたが、玉本さんの靴は登山用で、張り替えたばかりの真新しい孟宗竹の床の上では滑りやすい。

「ああ、スリルがあって面白かったなあ。狭い畦道歩きも含めて、なんかテーマパークのアトラクションみたいですね」





 一番年長のはずの玉本さんの顔が、まるで少年のように輝いている。

     *

 その後、二人はバイクで町に出て周辺を軽くドライブしたのだそうな。

 昼食は、市場で豚肉と白菜を仕入れ、キャンプ用の携帯コンロで鍋を楽しんだという。

 なにせ、上田さんのミニバッグからは、コッフェル、箸、梅干し、味噌、各種つまみなどが、まるでどらえもんのポケットのように次々に飛び出してくるのである。

 番頭さん、ふとんの上で腰痛体操をしたり、いただいた貼付薬を貼ったり、ひたすら腰の養生に努めていたのだったが、昼間のビール宴会場となった宿前の割竹テラスでは、ガイド犬の元気がしきりに鍋をねだって、接待(?)に励んだらしい。

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