上田さん(右)と玉本さん、40年来の付き合いだそうである。
二人とも呆れるほどの多趣味人間なのだが、とりわけバイク歴は長く、上田さんは5台、玉本さんは3台のバイクを日本に所有しているという。
タイをバイクで走ったのは、7年ほど前に旅行会社が主宰したバイク・ツーリングに参加したのが初めてのこと。
以降は年に2回ほど、レンタルバイクで自前のツーリングを楽しんでいる。
悠々自適のリタイヤライフだ。
*
今回は、約2週間の日程でチェンマイ、メーチェム、メーサリアンを経てオムコイへ。
わがバンブーハウスで、3泊を過ごしてくれた。
実は、メーチェムから1270号線を西北に走ってメーラノイにも入る予定だったのだが、雨季ということもあってバイクに向いた道が見つからず、やむなくメーサリアン泊まりになったということだ。
ちなみに、上田さんは私と同年生まれ、玉本さんは4歳年上なのだが、なんともタフなことである。
*
到着の6日、オムコイは小雨がぱらつく生憎の天気だったのだが、幸いなことにドライブ中は雨には降られなかったという。
荷物を降ろすと、すぐさまビールとサイクロッ(米の腸詰め焼き)で腹ごしらえ。
メーサリアンを出たのが朝9時前、オムコイの町には11時半頃着いたのだが、町には軍人らしき制服姿があふれており、タイ独自の飲酒制限時間に配慮して食堂などでビールを呑むのは遠慮したのだそうだ。
よく訊けば、それは山奥の人たちが郡役所の講堂で行事をやるときに軍服に似た黄土色の制服を着る世話役の人たちだったようなのだが、わがオムコイではセブンイレブン以外に昼間のビール販売禁止を厳守するところはない。
しかし、こうした土地の決まりなどにも目を配ることは、ツーリストにとっては大事なことなのではあるまいか。
*
ひと休みのあとで、村のお洒落なメインストリート“水牛の糞通り”を歩いて、もっとも重要なポイントである「いつでもビールが買える雑貨屋」を確認してもらい、それから川向こうの展望台に案内した。
坂上の棚田にもようやく水が入り、もう少しで田植えができそうな気配だ。
山の中腹の田んぼでは、色とりどりのカレン服を着た村の衆たちが集まって田植えをする様子も遠望できた。
*
晩飯のおかずは、薬草、香草たっぷりのキノコスープ。
ビールのあとに飛び出してきたのは、日本より持参の「國香」という無濾過特別純米酒である。
番頭さん、朝方の買い出しで軽いぎっくり腰をやってしまい自重するしかなかったのだけれど、少しだけ試させてもらうと、独特の風味で「もう一杯!」という内心の大声を押さえ込むのに大変な苦労をしたのだった。
☆今日も、応援クリックをよろしく!
チェンマイからメイチャムへとなるとドイ・インタノンの秀峰にも登られたのでしょうね。雨季の同峰も素晴らしいことでしょう。(ぼくが行ったときは雲一つない青空のもと、山裾から一筋の焚火の煙が一直線に上へ上へと伸びていたのが印象的でした。)
オムコイの後、どのルートを辿られたのか興味深々です。(108に戻り、1103から106、116でチェンマイに戻る、といった感じでしょうか。あるいは108を北上してマエホーソン、パイ経由チェンマイでしょうか。)
ぼくも腰痛さえなければ、、、、、。(5月の連休はバンコクからルアンブラパンに行っただけで終わり、今度のお盆の休みはラオスにと、直ぐそこのところまで行ったり、行く予定なのですが、どうも足が向かないままです。)