【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

【今年のロイクラトンの行方】

2016年11月05日 | オムコイ便り

 服喪の影響で問い合わせの多い今年のロイクラトン(灯籠流し)だが、タイ国政府観光庁のホームページによれば、チェンマイ県では今月の12〜15日に実施されるようだ。

 もっとも、花火大会やコンサートなど賑やかな催しは自粛されるとのこと。

 県下のオムコイ郡でもこれに準じることになり、川での灯籠流しやコムローイ(熱気球式紙風船)揚げは行われるものの、花火やバンド演奏、村別対抗ムエタイ合戦などはやはり自粛されるらしい。

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 もっとも、ロイクラトーン本来の行事はこの灯籠流しにあるわけで、一部には「昔ながらの静かなお祭りが復活する」と歓迎する向きもある。

 最近では市販もされるようになったが、以前は各家庭でバナナの幹を厚さ5センチほどに切り、これをバナナの葉で包み、上縁をやはりバナナの葉を折り込んで作った王冠のようなもので飾り、その中を庭で摘んだ花びらで埋めてロウソクと線香を挿す。

 夜になると、これに火を灯して流れに乗せるのである。

 わが家でも、毎年これをやっているが、女将の手首の痛みがなかなか引かないので、さて今年はどうなるものか。

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 まあ、例年でもオムコイのロイクラトーン行事は直前までなかなか確定しない。

 役所に聞いても、はっきりしないことがある。

 わかったら、またお知らせしたい。

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