【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

【稲刈り、始まる】

2016年11月04日 | オムコイ便り

 雨季がずれ込んだせいで遅れに遅れていた稲刈りが、ようやく始まった。

 農閑期には寝静まっていた村も、夜明けと共にざわざわと賑わい立つ。

 近所や親戚から声がかかり、息子どもが鎌を手に飛び出してゆく。

 例年だと一番大騒ぎするはずの女将は、バイク事故で負った手首の痛みがいまだに去らないため、いらいらした様子で留守番である。

     *

 腰痛持ちの番頭さん、ここ数年田植えと稲刈りは敬遠している。

 暇を見て稲刈りの様子を撮影しに行こうと思ったら、どうもカメラの具合がおかしい。

 やむなく、ストックしておいた中から冒頭の一枚を選んだ。

 この時は曇り空だったが、今日は白い雲の合間に青空が広がっている。

 ちと暑いだろうが、みんな、頑張れよお。

 番頭さんも、死滅しつつある脳細胞に鞭を振るって、かねてよりの難しい宿題に取り組むからなあ。

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