【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

【奇妙な症状】

2010年08月15日 | オムコイ便り
 昨日の夕方、突然くしゃみと鼻水が出始めた。

 うーん、3男ポーのインフルエンザが移ったか?

 しかし、熱はない。

 ちなみに、ポーも朝から平熱を保っているのだが、まだ喉の痛みと軽い咳が続いている。

 念のためにふとんにもぐり込むと、そこへラーが魚捕りから戻ってきた。

「あれえ、今度はクンターも病気?ああ、病人だらけであたしも病気になりそうだよお」

 そう言いながら晩飯を作り終えると、本当に病気になってしまった。

 くしゃみを連発し、しきりに鼻をかむ。

 しまいには「寒い、寒い」と、頭から毛布をひっかぶる。

 ま、まずい。

 本当にインフルエンザが移ったのかもしれない。

 しかし、熱は平熱である。

 ポーも、平熱。

「とにかく、飯を食ったら薬を飲んで寝よう。夜中に誰かが熱を出すかもしれんからな」

 というわけで、早々と7時半に消灯した。

         *

 それにしても、よく寝た。

 目覚めると、風邪の症状は完全に消えている。

 ポーも、平熱。

 だが、ラーひとりが「うーん」などと唸っている。

 熱を測ると、35℃。

 はあ?

「寒くて、頭の半分と腰が痛いの。クンター、コーヒー湧かしてくれる?豚の世話と野菜穫りもお願いね。それから、ご飯も炊いて・・・」

 矢継ぎ早の注文である。

 仕方がないのでこれらを一気にこなし、料理の下ごしらえも済ませた。

 そこへ、ふらふらという感じでラーが起き出してきた。

 準備万端整った様子を見ると、突然鼻歌を歌いながら味付けを始める。

「よーし、おいしくできたよお!」

 味見を済ませると、今度は踊り出した。

「おい、おい、おい、大丈夫かあ?」

 急速な体温上昇を懸念して体温を測ると、今度は平熱である。

 そして、朝飯を普通に食べ終わると、小雨の中、止めるのも聞かずに鼻歌まじりに野菜の種まきに出かけて行く。

 いったい、何だったんだ、さっきまでの症状は?

 これって、「自分も構ってもらいたい病」?

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