【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

【タイに魅せられ15年】

2015年06月25日 | オムコイ便り

 タイに初めて来たのは、およそ15年前。

 それまでの人生を覆すような辛い出来事に直面し、半ばやけくそな心境での旅だったという。

 そこでさまざまな出会いがあり、人と風土に魅せられ、次第に気持ちが癒されてゆく。

 そして、いつの間にやらタイへの旅を中心にした新しい生き方へ。

 時間の融通のきく職場にも恵まれ、一定期間働いては旅に出るといううらやましいような境遇であるらしい。

 むろん、その背後には自由を優先するための数々のリスクも潜んでいるのだろうが、「人間到る所青山あり」と笑い飛ばすのである。







      *

 今回は2週間という短い休暇だったのだが、まずはバンコクからチェンライへ移動して友人を訪問。

 1週間後に朝のバスでチェンマイに戻り、そのまま午後のバスに乗ってオムコイに向かってくれた。

 到着は、午後6時半前。

 8年ほど前から、からりんというハンドルネームで「アラウンド50のタイランド」というブログを書いているというからりんさん、当ブログもしっかり読んでくれているそうで、宿に入るや否や村の薬草入り焼酎を所望。

 試飲してもらうと、「あ、これはうまい! 飲みやすいなあ」ということで、ハーフボトル2本分がすかさずキープされることになった。

      *

 小雨の混じる闇夜に、時おり蛍が舞う静かな夜である。

「いやあ、涼しくって気持ちいいですねえ。バンコクやチェンライはすごく蒸し暑かったから。人間、たまにはこんなところでのんびりしなくちゃいけません。まあ、私には住むのは無理でしょうけど(笑)」

 陽気な酒である。

 ふだんは、ビール、焼酎、日本酒といつでも手の届くところに酒が置いているらしい。

 話は、冒頭のような人生の歩みから、日本での暮らし、旅の様子と尽きることがない。

 番頭さんとは、ほぼ同世代なのである。

 子供の頃に初めてテレビを見たときの印象、力道山、馬場、猪木時代のプロレスの話、そして若乃花、柏戸時代の相撲の話、長島、王時代のプロ野球の話などなど、若い読者にはさっぱり分からないだろう話題が、まるで夜空を彩る蛍の光のようにまたたき、流れ去ってゆくのだった。

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2 コメント

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Unknown (からりん)
2015-06-27 12:13:26
きれいにまとめてくださって、ありがとうございます。
本当はもっと下世話な話もしたような気がしますが(^^);

なお、ヤフーブログのタイトルは、「アラウンド・フォーティーの・・・」、ではなく、「アラウンド 50 の・・・」 です。さすがにそこまでサバ読むわけにはいきませんw
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失礼しました! (クンター)
2015-06-27 12:24:17
からりんさん

 大変、失礼しました。さっそく、訂正しておきます。どうも、寝不足はいかんですね。
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