テレビ取材、ネットインタビュー、情報誌の原稿アップなどなど、立て込んでいた用事がひと段落した。
やれやれ。
これでようやくひと息つき、落ち着いてソンクラーン(タイ正月)を迎えることができると思いきや、なんと明日は姪っ子が結婚式を挙げるのだという。
ただでさえ慌ただしく賑やか過ぎるソンクラーンに、結婚式だとお?
一瞬、ぶち切れそうになったが、めでたい婚礼を私情でぶち壊すわけにもいかない。
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姪っ子は、亡くなった義兄の長女である。
母親も、すでに亡い。
そこで、普段はラーの次姉が母親代わりを務めている。
しかし、次姉は離婚しており、長姉は町に嫁いでいるから、形式的には私とラーが親代わりということになるらしい。
まあ、私なんぞはお飾りのようなものだが。
実質的な仕切りは、次姉の仕事だ。
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ところが、昨日になってその次姉が急に体調を壊し、病院に担ぎ込まれた。
かなりの重症である。
当然、日取りを延長するのだろうと思いきや、カレン族のしきたりでそれはできないという。
そこで、実質的な仕切り役のお鉢が私とラーに回ってきた。
昨日から、すでにソンクラーン休みに入っている。
親戚連中が続々と村に戻ってきて、口々に指示を仰ぐ。
「とりあえず、焼酎だけはふんだんに用意するように!」
私にできる指示は、それぐらいなもんである。
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今朝になって。
村の衆が続々と集まってきて、テントの設営、調理台の設営(これは竹で作る)、料理の仕込みなどに取りかかっている。
私なんぞいなくっても、事は順調に進んでいくのである。
とりあえず、もっともらしい顔をしてそこいらを歩き回り、段取りに抜かりはないか確認するくらいだ。
さてさて。
狂気の沙汰とも言えるソンクラーン結婚式。
さらには、一応の親代わり。
立場上、嵐の焼酎献杯から逃げることはできまい。
今日から数日間、無事に生き延びることができるだろうか。
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式自体は、クリスチャンスタイル。簡潔でよろしかったのですが、式のあと出番のなかった古老たちがわが家にやってきて、延々と仏式の祝宴を張ってくれました。つまり、焼酎攻めというわけです(笑)。
どうぞ入院なさらないようお気をつけ下さいませ^^;.