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【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

【大人を幸福にする初恋映画“Little Manhattan”】

2005年10月13日 | ニューヨーク再び
 月曜日に一泊した“The Excelsior”は、古いけれどとてもいいホテルだ。  セントラルパークに隣接した閑静なロケーションが素晴らしく、何よりも中国系ニューヨーカーのキャンデスを初めとする女性クラークやベルボーイたちの応対が、自然でさりげないホスピタリティに満ちているのである。  チェックアウトのときに顔を合わせたキャンデスは、「ハイ、クレイジードラゴン!」と声を上げて再会を喜ぶ共に、今 . . . 本文を読む
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【Judyの体内時計】

2005年10月12日 | ニューヨーク再び
 Judyと過ごした充実した時間のあとには、必ず重い疲労がやってくる。  何しろ、“時”に対する感覚がまったく異なっているので、予定というものが立てられないのである。  日曜日から月曜日にかけての深夜も、電話で「1時半頃には着ける」と言いながら、実際にやってきたのは3時過ぎだった。  待ちくたびれて寝入った途端の訪問ゆえに、こちらの頭は朦朧としている。  「同居しているスーザンがね、出かけに大 . . . 本文を読む
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【荷風の住んだ街に暮らす】

2005年10月10日 | ニューヨーク再び
 俺の暮らす短期滞在型アパート「リバーサイドテラス」は、セントラルパークの西側、西88丁目350番地(350 West 88th Street/NewYork, NY 10024)に位置している。  移民して来たばかりで道を知らないドライバーが運転するタクシーに乗る場合は「88丁目通りのウェストエンドアベニューとリバーサイドドライブの間」という説明が必要だが、通常は「88丁目、リバーサイド」と言 . . . 本文を読む
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【ワルキューレ(女性戦士)の休息】

2005年10月10日 | ニューヨーク再び
 金曜日の深夜、Judyが大荷物を抱えてアパートにやってきた。    雨の中、地下鉄86丁目駅から4ブロックも歩いて来たものだから、黒いコートがびしょ濡れだ。  慌てて部屋に案内し髪を拭かせようとしたら、コートの方が先だと言う。  「これ、カシミアの高級コートなの。あ、拭いちゃ駄目。こうやって、叩くように水気を吸い取るの」  そう言いながら、台所用ペーパータオルで濡れたコートを根気よく叩き続け . . . 本文を読む
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【秋風秋雨inニューヨーク】

2005年10月08日 | ニューヨーク再び
 昨夜来から雲行きが怪しくなり、路上に降雨の痕跡が残る今朝は妙に蒸し暑かった。  今日は、7日金曜日。週明け月曜日が“コロンブスの日”で3連休になるせいか、街にも心なしか浮き立つような空気が漂っている。  昼はボートによるマンハッタン島一周ツアー、夜はMETでの『カルメン』初演見物と昨日のスケジュールが強行だった上にあまり眠れなかったこともあって、連休に備えて銀行で両替を済ませた俺は、昼過ぎに再び . . . 本文を読む
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【Liberty Islandにて】

2005年10月07日 | ニューヨーク再び
 10月4日。カミさんが旅立ってから1年目のこの日、俺はアパートから2ブロック先のwest86丁目から地下鉄に乗って、マンハッタン島の最南端にあるサウスフェリー駅をめざした。  駅の目の前にバッテリーパークがあり、ここからStatue of Liberty(自由の女神像)行きのフェリーボートが巡航しているのである。  9/11の同時多発テロ以来、“アメリカの象徴”ともいえるLiberty Isl . . . 本文を読む
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【ニューヨーク再び】

2005年08月30日 | ニューヨーク再び
 7月は、揚子江の川底でひたすら眠りをむさぼった。  体力を蓄えたのちに金沙江源流まで遡るつもりが、睡眠剤なしの自然な眠りの心地よさについうかうかと眠り過ごし、気づいてみれば、早や8月。のろのろと起き上がってみると、腹のまわりにおおよそ2キログラムはあるかと思われる脂肪がぼってりとまとわりつき、すでに流れを遡る気力も無い。  あわててニューヨークに電話を入れると、最終審理の準備に追われるJudyの . . . 本文を読む
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