![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/e4/17fbe5e9b91b3b6c71b20d146f06e4e5.jpg)
連続更新のお題<癒し>のその2です。
全く突然にこいつらのことを思い出して、一体どういうタイミングでその粗暴で激しく暴れる音楽と「鬼」と呼ばれたすさまじいギター・カッティング野郎がいるパンク・ロック(ガレージ・ロック)バンドのことを書こうかと考えていたんです。
前の回で僕は大切にしている自分なりの究極の癒し音楽として二人の歌姫を紹介しました。
しかし今回はその真逆の位置にいると言ってもおかしくない<癒しとは程遠い>音楽を対比させたら、<癒し>というものの意味の多様性を考えるいいきっかけとなると思いここに書くことにしました。
自分の心の中の引き出しには実に多種多様な音楽がしまい込まれていて、ふとしたきっかけでそのいくつもの引き出しの中から一つがすっと開けられます。
先日僕は二人の歌姫の歌う<天使が目の前に現れたかのような音楽>に猛暑も忘れ、思わず目を閉じて祈ってしまうような気持ちになっていたのですが、そんな清浄な空気ばかり吸うと今度は文明に汚染された重く濁った生身の空気も吸いたくなるのですよ。まったくあまのじゃくにもね。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT [GRATEFUL TRIAD YEARS 1995-1997]
ミッシェル・ガン・エレファント
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/f3/09bf51596dd2e7d0d3a5166ffcbe42de.jpg)
なぜか<THEE>は発音しないことになっています。
彼らを知ったのはどんな時だったのかすっかり忘れましたが、リーダー格のボーカル(チバくん)の青二才ぶりな不健康なパワーとそのころ流行りのパンク・ムーヴメントに乗った乱暴でパワフル&スピーディなロックンロールがきわめて不健全な形の音楽として印象に残っていました。
彼らの曲を聴いていると<わざと不良を演じているセンシティヴ(昔はナイーブと誤訳されていた)なさみしがり屋>の心情がオトナの僕にはよく理解出来てかわいいヤツラだと思ったものです。
このバンドは大体がみな同じ印象の曲ばかりですが特にレーベル<TRIAD>時代のパッツンパッツンさが今でも好きでこういうガキのはしゃぎっぷりを聴くとお釈迦様の手のひらの上でつっぱっている孫悟空のようでこちらは優しい気持ちで見守りたいというこれまた一種の癒しの時間をもらってしまいます。
僕が彼らの音源を聴いてまず好きなのはギターのアベ・フトシのガチンコ・ギター・カッティングです。一部では<鬼のカッティング>と呼ばれていたそうですが、すばやく細かな右手のピックさばきはなかなかいいです。
テレキャスターに何のエフェクターも通さずに、アンプ側でトーンコントロールするシンプルな音は今の凝った音を追求するミュージシャンとは対極をなすもので、それがワイルドで奔放なギター・ワークと相まって笑えるほど気持ちがいいのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/fd/67155f1ed50a7b9dd341f23e1304d5ee.jpg)
残念なことにこのアベくんは去年(2009)急逝しました。
今日ここでは上記のアルバムから「キャンディ・ハウス」を紹介しておきます。
あの当時のミッシェル・ガン・エレファントのエッセンスを全て聴き取れることでしょう。
(ギター・カッティングに関しては他の曲でももっとすごいのがありますが)
高速パッセージでもヘタることがなくしっかりと音楽が鳴っています。
好きな日本のバンドでした。
キャンディ・ハウス
全く突然にこいつらのことを思い出して、一体どういうタイミングでその粗暴で激しく暴れる音楽と「鬼」と呼ばれたすさまじいギター・カッティング野郎がいるパンク・ロック(ガレージ・ロック)バンドのことを書こうかと考えていたんです。
前の回で僕は大切にしている自分なりの究極の癒し音楽として二人の歌姫を紹介しました。
しかし今回はその真逆の位置にいると言ってもおかしくない<癒しとは程遠い>音楽を対比させたら、<癒し>というものの意味の多様性を考えるいいきっかけとなると思いここに書くことにしました。
自分の心の中の引き出しには実に多種多様な音楽がしまい込まれていて、ふとしたきっかけでそのいくつもの引き出しの中から一つがすっと開けられます。
先日僕は二人の歌姫の歌う<天使が目の前に現れたかのような音楽>に猛暑も忘れ、思わず目を閉じて祈ってしまうような気持ちになっていたのですが、そんな清浄な空気ばかり吸うと今度は文明に汚染された重く濁った生身の空気も吸いたくなるのですよ。まったくあまのじゃくにもね。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT [GRATEFUL TRIAD YEARS 1995-1997]
ミッシェル・ガン・エレファント
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/f3/09bf51596dd2e7d0d3a5166ffcbe42de.jpg)
なぜか<THEE>は発音しないことになっています。
彼らを知ったのはどんな時だったのかすっかり忘れましたが、リーダー格のボーカル(チバくん)の青二才ぶりな不健康なパワーとそのころ流行りのパンク・ムーヴメントに乗った乱暴でパワフル&スピーディなロックンロールがきわめて不健全な形の音楽として印象に残っていました。
彼らの曲を聴いていると<わざと不良を演じているセンシティヴ(昔はナイーブと誤訳されていた)なさみしがり屋>の心情がオトナの僕にはよく理解出来てかわいいヤツラだと思ったものです。
このバンドは大体がみな同じ印象の曲ばかりですが特にレーベル<TRIAD>時代のパッツンパッツンさが今でも好きでこういうガキのはしゃぎっぷりを聴くとお釈迦様の手のひらの上でつっぱっている孫悟空のようでこちらは優しい気持ちで見守りたいというこれまた一種の癒しの時間をもらってしまいます。
僕が彼らの音源を聴いてまず好きなのはギターのアベ・フトシのガチンコ・ギター・カッティングです。一部では<鬼のカッティング>と呼ばれていたそうですが、すばやく細かな右手のピックさばきはなかなかいいです。
テレキャスターに何のエフェクターも通さずに、アンプ側でトーンコントロールするシンプルな音は今の凝った音を追求するミュージシャンとは対極をなすもので、それがワイルドで奔放なギター・ワークと相まって笑えるほど気持ちがいいのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/fd/67155f1ed50a7b9dd341f23e1304d5ee.jpg)
残念なことにこのアベくんは去年(2009)急逝しました。
今日ここでは上記のアルバムから「キャンディ・ハウス」を紹介しておきます。
あの当時のミッシェル・ガン・エレファントのエッセンスを全て聴き取れることでしょう。
(ギター・カッティングに関しては他の曲でももっとすごいのがありますが)
高速パッセージでもヘタることがなくしっかりと音楽が鳴っています。
好きな日本のバンドでした。
キャンディ・ハウス
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/54/bc7278c0220f206e57507f7b3fbfd6d7.jpg)
皆さん思うでしょうね~
びっくりしました。
同時にバンマスの懐の深さを感じました。
まだまだ猛暑が続きますが、ビール飲んで頑張りましょう。
毎晩ビール飲んで元気にしてるよ~。この猛暑にはもう限界だけどね。
Hatくんはアベフトシのギター好き?
僕は気持ちがいいギターだと思っているんだよ。よく聞くとけっこうメロウなフレーズが出てきてホロっとしてしまうことだってあるんだ。
ところでブギーチレンの活動休止のニュースにはちょっとショックだったなぁ。
また元気なギターを聴かせてちょうだいよ!
ご家族を大切に、ね。
夏バテするなよ~~~。