今日、本当に久しぶりに囲碁の番組を見た。
囲碁は、昔はよく職場でもしたし、パソコンゲームでもしたが、最近は全くしていなかったし、見ることもなかった。それだけ忙しかったというか、そういう気分になれなかっただけである。
さて、今日みた対戦は、昨年度のNHK杯優勝の結城聡十段と淡路修三九段である。
どこかで、簡単に勝負の分かれ道ができて、30分ほどで見るのをやめることになるだろうと内心思っていたが、さにあらず。
勝負は、白番の淡路九段が積極的にリードしようとするのを、黒番の結城十段が石の連絡を絶つようにもっていき、ああ、白があぶないなと思っていたところ、鋭い1着で連絡してみせ、どちらかというと白が有利になったかなと思ったところで、白の見落としを黒がついて、5目中手で白石を殺してしまい、突然、終局を迎えるというドラマチックな展開であった。
ああ、勝負は最後まであきらめてはいけないし、油断してもいけないということを具体的に教えてくれるいい試合であった。
対戦した両者に拍手!!!