King Gnu - 三文小説 (YouTubeでご覧ください。共有させてもらっています)
今さらと思う方が多いでしょうが、土曜日の22時から放送されているドラマ「35歳の少女」はなかなか面白い作品です。(脚本はGTO等で有名な遊川和彦さん)
ご覧になっていない方のために、少しストーリーを書かせていただくと、柴咲コウ演じるのぞみは10歳の時に自転車に乗っていてブレーキがきかずに大けがをして25年間眠ったまま。そんな中で母親のたえ(鈴木保奈美)は懸命に介護し、奇蹟的に目が覚める。
しかし、のぞみが見た世界は25年前の世界とは全く違っていた。
みんなが大きくなったり、文明の利器が発達しただけでなく、今まで幸せに暮らしていた4人の家族がバラバラになってしまっていた。両親は離婚し、父は再婚。姉はつきあう男性すべてとうまくいかず。
そんな中、のぞみの幼なじみのゆうと(坂口健太郎)だけは、のぞみが今の世界で暮らしてゆけるように支えてくれる。
この話は、ベースに「時間泥棒」をテーマにした「モモ」という小説があるよう(私は読んでいません)だが、人間の持っている美しい面と醜い面の両面を時間を超えて表現しているように思う。
そして、先週の土曜日の最終場面。
のぞみは4人家族が元通り仲良く暮らそうと提唱するが、うまくいかずに絶望してしまうのだ。
それでも、ゆうとだけは「ずっと一緒にいるから」と約束してくれる。
話は本当に三文小説的なのだが、のぞみが持っている純粋な心がこれから、他の家族に受け入れられるようになるのか?本当に楽しみです。
そして、いよいよこの音楽ですが、歌っている人の声と音楽の展開とがすごくマッチして素晴らしいと思います。「特に嗚呼以下」の部分には心を鷲掴みにするものがあります。









