作者のいちごわさびです（汗；）昨年の年末に23話とサイドストーリーの24話をアップし
物語の中では、１つの節目を通過する事ができました・・
これも、いつも読んで応援してくださる、皆様のおかげと、本当に感謝しております♪
本当に、ありがとうございます！
そして第２部(次の展開)に向けて、構想を再定義していたのですが・・
丁度テレビで放送されていた「ガンダムＯＯ」のストーリーが佳境になっていき、
私の頭の中が「それ廃たるbeing状態」で宇宙暦の頭に切り替わりませんでした・・（汗；）
でも・・放送されていた「ガンダムＯＯ」も、第１部が終ったので（笑）
今度はこちら(私の小説「ガンダム外伝」)の第２部を再開しま～す！
時期的には、星一号作戦が発動され、ソロモン海戦がいつ始まるのか？という緊張感が
高まってきた頃で、有名なガンダムを搭載しているホワイトベースがサイド６の
パルダコロニーに入港した時期になります。
また、同じサイド６ですが、リボーコロニーに搬入された、ガンダムNT-1に対し、
ジオン軍サイクロプス隊が、ルビゴン作戦を発動されており、サイド６からグラナダ、
ソロモンにかけた宙域では、まだジオン軍がまだ優位性を持っていた時期とも言えます。
尚、地上では連邦軍がキャリフォルニア基地の奪還作戦を開始し、オーストラリアでは
ホワイト・ディンゴ隊がキャリートン基地採掘所攻略作戦を行う直前ですので、地上では
連邦軍がジオン軍の掃討作戦を展開し始めた、連邦軍攻勢の時期になりますね・・
さて・・こちらの「ワサビィのガンダム外伝」ですが・・
ちょっとストーリーを忘れているかもしれませんので（汗；）・・
復習の意味もかねて(笑)ワサビィ大尉に「サンダーボール作戦」の報告書を書かせます♪
では！！ ワサビィ！ あとは宜しくね！ (^O^)／
・ ・ ・
「えっ・・ 『では！ 宜しく・・』って・・
また報告書を書かせるの？・・ 報告書は嫌いだ！って言ってるのにぃ 全くぅ・・」
「こら！ワサビィ・・ 何をグズグズ言っておるのだ！ あたしゃ３ヶ月も待ってって
くたびれたぞ・・ この『根性無し』がぁ！！ さっさと始めろ！！」
「そうそう・・ いぢめる相手がいないんだもん・・ ねっ！ マスミン♪」
「ですよね！ 艦長！♪」
「そ・・ そんなぁ・・ というか、ヒロ中尉は何処に行ったんだ・・ ほんとにぃ・・
また、おねいちゃんの所か？ 艦長にしばかれるぞぉ！・・・」
ということで、再開でぇ～っす ♪
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＜ここまでの話＞
「
＜第１話＞ から ＜第18話＞までのリンク」
「
＜第19話＞１０バンチコロニー・・」
「
＜第20-1話＞暇つぶし？(1)」
「
＜第20-2話＞暇つぶし？(2)」
「
＜第21話＞作戦名は？」
「
＜第22話＞サンダーボール作戦！」
「
＜第23話＞作戦終了！新たな問題？」
「
＜第24話＞（サイドストーリー）別働隊！」
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【第２部】
＜第25話＞子にゃんこ ／ ガンダム外伝
「ふぅ・・ 思ったような情報は無しかぁ・・」
私は士官室(MSパイロット室)に続くグリフィンの通路を流れていた・・
サンダーボール作戦で捕虜にした、旧ザクのパイロット「グレン少佐」に対する尋問
からは、大きな情報を入手する事は出来なかった・・
階級が少佐なので期待した部分があったのではあるが、実は、少佐相当官であり、
予備役からの徴用である・・ 更に、グレン少佐はサイド３出身者では無く、
マスミン特務大尉と同じ、サイド４(ムーア)の出身でもあったのだ。ジオンには根強い
差別的な階級区分が存在している。
つまりサイド３出身者以外は正規軍と見なされない・・
そのような文化がジオンにはあるのだ。
その事実が判明してからは、力も抜けてしまい、早々に尋問を終らせてしまった・・
正規軍ではない部隊に対しては、必要以上の情報が回ってこないからだ・・
そんな相手に時間をかけても意味がないし・・ また、屈辱でもある・・
要は「外様」という事だ・・
ただ、考え方によっては、エリート意識があるサイド３出身者の正規軍であれば、
玉砕覚悟での防戦を行った可能性もある。また、装備がもっと良い・・という事も考えられ
そうであった場合、当方の損害ももっと覚悟する必要もあったと言える・・
（運が良かったのだ・・）
使用できるジムやボールなどの武器も増え、腕の立つパイロットも増えた事から、
少々天狗になっていたかもしれない・・ これは教訓としなければ・・
そんな中で１つだけ有力な情報を得た。ドクロ野郎の部隊について、少しだけだが情報を
入手する事出来たのだ・・ 彼らはやはり海兵隊であった・・ また、偵察部隊と同じ
「外様部隊」でもあった・・ 外様の海兵隊は「特攻隊」的な部隊である事から、
かなり厄介であるが、軍の作戦配下での行動は少なく、独自の作戦行動を取っている
事が多い・・
今回も、給油と整備に立ち寄っただけであり、作戦上の繋がりが無い事が、話の中から
汲み取る事が出来た・・ そのことは、占拠した10バンチコロニーとドクロ野郎の
部隊とは、直接的な繋がりが薄い事を表している・・
つまり「ドクロ野郎の部隊が攻めて来る可能性は低い」と言う事だ・・
（それだけでも、良しとするか・・）
自分の部屋に入り、戦闘報告書を作成する・・
報告の義務という奴・・どうも、この作業は虫が好かん！・・
（さっさと終らせないと・・ 問題が山積みだ・・）
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＜ＭＳ戦闘報告書：No.004＞
宇宙暦0079年 12月17日
旧サイド５、10バンチ－29バンチ間の宙域にて、
＜概要＞
サンダーボール作戦(作戦詳細計画は計画書を参照の事：軍機レベル２)
ジオン偵察部隊が常駐するサイド５、10バンコロニーの占領作戦。
以下の４班分かれ、作戦を実施した。
第１班、ボール「マウイ」２号機(ワサビィ)、３号機(チコ伍長)の２機による陽動タスク
第２班、ジムコマンド212(ヒロ中尉)、213(リン少尉)、214(ミィ少尉)３機による待伏タスク
第３班、ジム「サド」２号機(ユカ少尉)、３号機(クマ軍曹)の２機による制圧タスク
第４班、ジムコマンド211(オーリン曹長)１機と、グリフィンの後方支援タスク
陽動タスクで敵兵力をおびき出し、待伏タスクと後方支援タスクで挟撃し、その間に
手薄になった、敵基地を背後から制圧タスクにて占拠すする作戦。
＜小隊の損傷＞
損害「なし」（以下、若干の損傷を記す）
被弾(ガトルとの交戦)：ボール「マウイ」２号機、３号機、ジムコマンド212号機。
シールド破損(MS-05との交戦)：ジムコマンド214号機。
＜敵兵力＞
ジオン公国軍第403偵察隊
ザクⅠ(MS-05B)(１機)１機鹵獲。ジムコマンド214(ミィ少尉)白兵戦闘後
グリフィンの投降要請により、鹵獲。
ガトル型宇宙戦闘機(４機)２機撃墜、ボール2号機(ワサビィ)180ミリ。撃墜。
ジムコマンド213(リン少尉)ビームガン。撃墜。
ジッコ型宇宙突撃艇(１機)１機撃墜、ジムコマンド212(ヒロ中尉)ビームガン。撃墜。
＜特記事項＞
制圧タスク、ジム「サド」２号機(ユカ少尉)の投降要請により、旧サイド５１０バンチ内
ジオン偵察基地を無血にて制圧。
ジオン公国軍第403偵察隊隊長 グレン少佐 以下56名を捕虜とする。
以上、記録 グリフィンＭＳ隊ベリー小隊 小隊長 ワサビィ大尉
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「ふぅ・・ こんな所か・・」
私は、ポケットから飲料水パックを取り出し、空中に水の玉を作りつつ
報告書を艦長に転送した・・と・・ その時
マスミン特務からメッセージが入る・・
（すぐに来れないか？・・）と・・
マスミン特務大尉は、捕虜を輸送する手段について、ルナツーのワッケイン司令と
話をすると言っていたが・・
想像するに、ルナツーは星一号作戦の準備に大わらわの状態だろう・・
短い文章に困惑の状況が読み取れる・・（ワッケイン司令が捕まらないのか？）
半分以上は私が撒いた種だ・・ 私は、浮かんだ水玉を口に運びながら、
マスミン特務の部屋に向かった・・
・・・
「ワサビィです！」
「待っていたぞ・・！」と声が聞こえたと同時にドアが開いた・・
開くと同時に、ほのかな心地よい香りが鼻をくすぐる・・
それは、いかつい野郎の部屋ではない事を物語っている・・
「実はな・・相談があるのだが・・」
「なんだ、しおらしいな・・ 似合わんぞ！・・」
「きさまぁ！！ 何を言うかっ！ 事の発端は貴様だろう！！
どうして私がこんなにも悩まないといけないのか、
私が納得できる理由を知らせて欲しい物だ！ ああ～ん！！」
「ふぅ・・ これで、いつものマスミンに戻ったじゃないか！
落ち込んでいるマスミンなど、マスミン以上でも以下でもないぞ ♪」
「ふん！ なんだ？ その訳の解らない喩えは？ まぁよい・・
要は貴様の裏ネットワーク？で何とかルナツーと交渉できないか？
という事なんだが・・」
「おいおい・・ 裏ネットワークって何だよ！
健全な戦友会だ！ 男には色んな戦いがあるからな ♪」
「それが、怪しいのだ！ しかし、その怪しさが深ければ深いほど
結束力も強いのも常だ・・ 言っている事は解るよな 根性無しでもな♪」
マスミンが意味深にニヤニヤしている・・
（なにか・・ 極秘情報を握っているのか？・・ まさか・・
いや・・ そんな事は無い・・ アリバイも完璧なはずだ・・
ん？ ひょっとしたら・・ あれか？ いや・・
う～ん 解らん！ 思い当たる事が・・ 多すぎる・・ ）
「どうした？ ワサビィ・・ 挙動不審だぞ？ ♪
どうなんだ・・ 連絡が取れるのか？」
「わ・・ 解った・・ ただなぁ・・ この事は軍機として欲しい・・」
「何が軍機だ・・ 偉そうに・・まぁ良い・・ わたしゃ口は堅いからさ♪」
「ああ・・ 解ったから・・ でも、連絡を取るだけだからな！
そして、最初で最後だぞ！」
「そうか！ 受けてくれるか！ さすが種馬ワサビィだな！ 心強いぞ♪」
「あっ・・ また、その名で呼ぶ・・ それは止めてくれって言っただろう・・」
「何を言うか！ 連邦軍中で皆が知っているぞ！ それを知らないのは貴様だけだ！」
「なんだって・・ そんなぁ・・」
「良いではないか？ 男であるなら、ある意味褒め言葉でもあるのだぞ？
それとも・・ もう役に立たぬのか？ ♪」
マスミンは私を見上げながら、小バカにした顔でニヤニヤと笑っている・・
（くそぉ・・ なんか最近このパターンだなぁ・・ 調子が悪い・・
ようし！ちょいと今日は懲らしめてやろう♪ 優位性を保つためにも・・ ♪）
「そんな事は無いぞ！ いつでも対応可能だ！
そうそう・・ マスミンはこれが言えるか？ 今、流行っている早口言葉だ！」
「なんだ？ 急に何を・・ 早口言葉だと？」
「ああ・・ まぁ、何でも出来るマスミンの事だ！
早口言葉など、出来ないなんて言わんだろう・・ 」
「当たり前だ！！ 私を誰だと思っている！！」
「だよな・・ じゃ・・ これを早口で３回言ってみてくれ・・」
「よし！ 何でも言ってみろ！」
「子にゃんこ、孫にゃんこ、ひ孫にゃんこ だ・・ どうだ？言えるのか？」
「ふん・・なんだ・・ 簡単だな・・
こにゃんこ まごにゃんこ ひまごにゃんこ こまｎ・・・・・・ 」
「ん？ 今・・ なんて言った？ ほら・・ 何って？
特務大尉ともあろう、お人が・・ そんな言葉を口にするとは・・ ♪」
「こぉのぉぉぉぉ！！ 図ったなワサビィ！！！ 出て行けぇ！！ 」
「ほいほい！！ まぁ・・ 連絡は取っておくから・・ じゃな♪！」
私はマスミン特務大尉の部屋を出た・・
（やったね！ これで弱みを１つ掴んだぞ！！ これで対等だぁ ♪）
思わず顔がにやけていた・・
・・・
士官室の通路を抜け、MSデッキの上層部にあたるベランダのような部分に
差し掛かった時、モビルスーツ着艦のためのアラームが鳴り響いた・・
どうやら、誰かが着艦するようだ・・
私はヘルメットを装着し、ＭＳデッキに流れて行った・・
隔壁ドアはクローズとなり、ＭＳデッキのエアーが抜けていく・・
と、同時に前面のハッチが開きだした・・
巨大な建造物・・ スペースコロニーが目に飛び込んでくる・・
そのコロニー前に小さな人間が浮かび上がった・・ その人間がドンドン大きくなり
それが、人間ではなくモビルスーツであることが認識できたとほぼ同時に
一気にＭＳデッキ内に飛び込んで来る・・ 宇宙では空気のような粒子やチリなどが
無い事から、あまりにも遠くまでが均等に見えることから、肉眼での遠近感が
非常に掴み難い・・
（というか・・ ちょっと着艦速度が速すぎないか？ ヒロ中尉！）
ＭＳデッキのハッチが閉鎖され、エアーが充填されると、
空気中の水蒸気が凝固して白い霧となり、デッキ内を神秘の世界に演出する・・
私は、この神秘的な雰囲気が好きだ・・
「おおっっとぉ たいちょぉじゃないすか？」
神秘的な世界の中から聞こえてきた、場違いな声・・
（ヒロめ・・・ 私の楽しみを台無しにしやがって・・
そう言えば・・ イチゴだって、まだ食べてないぞ・・！！）
「ああ・・ お疲れさん・・
ところで・・ ヒロ中尉・・ イチゴは確保できたのか？」
「えっ・・ ひょっとして、まだあのイチゴを恨んでいるんすかぁ？」
「ああ・・ 今、中尉のジムコマンドの部隊マークを見て、思い出した・・」
「べつにぃ・・ 思い出さなくってもぉ・・ 時効じゃないっすか？」
「やはり、部隊マークを『かじったイチゴ』にして正解だったな！
見るたびに思い出す・・ 絶対に忘れん・・ ♪」
「はぁ・・ でも、そろそろ補給もあるだろうし・・
サイド６経緯で来るから、きっとイチゴも来ますって！！ 」
「なに・・ 補給？ そろそろなのか？」
「・・ あっ・・ いや・・ あるかな？ って・・」
「おい・・ 今、『サイド６経由で来るから』とはっきり言わなかったか？」
「いや・・ 隊長の聞き違いですよ・・ 来るかも・・って・・ 」
「そんな事は無い！ 今しっかりと言ったぞ！」
「じゃぁ・・ 良い間違えたのかもしれないっすね」
「そうか・・？ 怪しいなぁ・・
そういえば・・ 最近やたらと情報に明るくはないか？・・
ひょっとしたら誰か、有力な情報源とコンタクトした？ ♪・・ ちがうか？」
「そんなぁ・・ 何も無いっすよ・・ 」
「目が泳いでいるぞ・・」
「・・・」
「なぁ・・ 中尉・・・ 私と中尉の間で・・ 隠し事は無いよな？・・ ん？」
「はぁ・・」
「よし！解った！ もし隠し事があった場合は、上官侮辱罪だからな ♪」
「えっ・・ そんな無茶な・・」
「無茶ってなんだ？ 」
「はぁ・・」
「どうした？ 返事は！」
「はっ！ 了解でありますっ！ 隊長！」
「良し！ じゃ・・ 再度聞くが・・ 今後我々に補給は全く無いのか？」
「そんな事はありませんって・・」
「じゃ、・・・ 補給は計画されているのか？」
「・・・」
「そうか・・ じゃ質問を変えよう・・ 今、非常に調子が悪いか？」
「肯定でありますっ！！」
「そうか・・ なるほど・・ すまなかったな・・ 大体把握できた・・
中尉も危ない橋はあまり渡るなよ・・ 要注意人物だからな ♪・・」
「隊長・・ スマンです・・ ありがとうございます♪」
「となると・・ 急がねばならんな・・ すまんが、中尉の212を借りるぞ！」
「えっ・・ 別に良いっすけど・・ 使用許可は？・・」
「こちらも軍機だ ♪ 何とかなる！
整備兵！ すぐ出るぞ！ 火は落とすな！！ 発信準備に掛かれ！！」
私は今帰ってきたばかりのジムコマンド212のコックピット取り付き、通信を開いた・・
「ブリッジ！ ワサビィだ！ 艦長は居られるか？」
「・・・ こちらコントロールブリッジです・・
艦長は不在です、副長が居られます・・」
「了解！ 副長に代わってくれ！」
「・・・ クロヒッツよ・・ 大尉 どうしたの？」
「すみません、今帰って来た212に発信許可を！
ちょっと野暮用でコロニーに行く必要ができまして・・
捕虜の件で妙案がありましてね ♪」
「・・・ ちょっと待って・・
コロニーに行くだけ？ 他に無いわよね・・」
「ハイ・・ 行くだけです 発信許可を！」
「・・・ 捕虜の件か・・ マスミン参謀はご存知なのね？」
「大丈夫です、『一連のミッション上で必要な作業』とご連絡ください・・」
「・・・ 本当にいつも怪しいわねぇ♪
良いわよ・・ 行ってらっしゃい♪」
ＭＳデッキ！ ターチン軍曹・・ 聞こえてて・・
ジムコマンド212、緊急射出グリーンよ！」
「副長！ 愛してます！ 感謝です♪」
「・・・ 大尉・・ ターチンや！・・
発信準備は完了している、カタパルトに異動してや！
カタパルト速度は最低でええやろ？
コロニーは近いでなぁ・・」
「おおきに！ 軍曹！ 蟻が10匹や！」
艦内放送が鳴り響く・・ ＭＳデッキのエアーが抜かれ
ＭＳデッキのハッチが、再度開いていく・・
「・・・ コントロールです・・ ジムコマンド212 進路オールグリーン・・
前方１００にコロニーです、相対速度に注意くださいね！」
「ベリーワン、ジムコマンド212 ワサビィ 出る！」
グンと全身に軽いＧがかかり、ジムコマンドはグリフィンから射出された・・
バーニアを操作する事無く、コロニーの宇宙港に近づいていく・・
（さて・・
コロニーに行けば、月都市フォン・ブラウンとの回線を確保できる筈だ・・
ヒロ中尉の挙動から、近々に補給艦が来る事は、間違いないだろう・・
捕虜を運ぶ方法は補給艦を使う以外にないだろう・・
さて、許可をどうするか？だが・・ まずは、情報収集だ・・
補給艦の名前・・ 艦長の名前・・ あとは補給計画・・
少なくともその程度は掴まねば・・・）
と、思考を働かせている間にも、宇宙港が目前迫ってきた・・
「宇宙港！ ジムコマンド212、搭乗はワサビィだ！ ゲートを開けてくれ！
あっ・・ サミー曹長が居たら・・ デッキに来るように伝えて欲しい・・」
「・・・ 了解です・・ ジムコマンド212・・ 照会完了、グリーンです！
一番下のゲートを開きます、 申し訳ありませんが、誘導が出来ません・・
目視にてご入港ください！」
10バンチコロニーの宇宙港ハッチが開き始めた・・
「
＜第26話＞緊急信号！」に続く・・・
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↓↓再開を祝して！(笑)↓↓ ポチをお願いいたしま～す ♪
Copyright ichigowasabi
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