天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

手打ち

2019-10-02 18:18:19 | 日記
 散歩をしていて緑一色の畑に、葉の隙間から真っ白い肌が見えると、妙にエロチックで得をした気分になり、ついスキップしたくなる。蕪の根である。小さい頃、大根は冬の作物のイメージだったけれど、蕪は今頃が旬なのか。何かスカートに突風が吹き付け、白い太腿が垣間見えたような浮いた気になり、帰りに八百屋で3本100円の特売品を買った。さて、どう料理してやるか。
 老人の散歩にいい加減な靴を履いていると却って健康に悪い。蟹股で歩くせいか、かかとの裏底が外側からチビて、歩行バランスが良くなくなる。買い換えようと思って、お気に入りの慣れた同ブランドにするつもりだったけれど、その靴も、結び紐と甲との緩衝材の舌が、すぐ外側に寄れる癖があるのを思い出し、いつも気になるので別のタイプのものを選んだ。きょう久しぶりにピンポンをやったら、卓球シューズでしっかり紐を結んでいるのに、やっぱり舌が外にずれているのに気付いた。なんだ、靴が悪いのでなく、足の運びの癖が悪かったのだと発見した。昨年末に変形性膝関節症が発症し、七転八倒してから、その原因を探るに、ガニ股が良くなかったのだと結論した。一種の生活習慣病なので、常住坐臥のスタイルから一変するようにしている。歩くときには玉を押さえ付けるように内股で歩いているつもりだったけれど、つい卓球の球に気を取られて、足の運びが蟹股に戻っているのだと思う。靴に苦痛を掛けて申し訳なかった。
 日本スポーツも長らく存在感の無かったバレー男子が本邦開催のワールドカップで強豪イタリアを3-0で完封勝ちし、奇跡がアイルランド撃破のラグビーに続いた。バドミントンの桃田賢斗選手も無敵の進撃を続けているし、11月には東京体育館で催される卓球ワールドカップ団体戦でも、無敵中国に一泡吹かせる番狂わせを演じてほしい。
 それに引き換え、経済と社会と政治の在り様は希望が一つも見出だせない。原発マネーの関電会長・社長への資金還流疑惑はこれまでの報道ぶりでは、「関電役員は金品を返還しており、何も悪いことはしていない。むしろ嫌がるのを無理やり押し付けられた被害者である。悪いのは既に亡くなった高浜町の元助役だけである」とのシナリオで、関西電力と新聞・テレビら報道各社とが手打ちしたと類推できる。消費税増税とか政府税収の使途については、議会とマスコミに税の番人としての役割が近代民主主義社会において期待されてきたけれど、大広告主の言い分を垂れ流すだけの報道に終始しているようでは、いよいよ日本の国体も焼きが回ってきた。魚は頭から腐るというけれど、このようなリーダーシップを続けていると、戦後アメリカの言いなりで何とか凌いできた日本も、ミサイルの着弾がいよいよ日本海原発に迫ってきたように、南北朝鮮、中国、ロシアからの領土的圧迫を強化され、屈従の道をまっしぐらに進むしかない。ナンマイダ。

地下鉄に モンロー見たよな 白昼夢
葉に隠る 白き蕪かな