ご当地ラーメンのカップ麺は、手軽に自宅などでちょっとした旅行気分になれて良いものですよね
ということで、茨城のご当地麺類のカップ麺です。
茨城のご当地ラーメンのカップ麺といえば、以前、にんたまラーメンのカップ麺をご紹介しました。
★その時に記事はこちら:にんたまラーメン カップ麺
今回は、今年2025年3月初旬、NHK水戸放送局のニュースで発売を知った『スタミナラーメン』のカップ麺と、先行して半年前、昨年2024年9月に発売された『茨城けんちんそば』のカップ麺(※)のレポートです。
どちらも ニュータッチの『凄麺』シリーズの麺。
※なお、『茨城けんちんそば』カップ麺は、今月3月いっぱいで製造中止とのこと。私は3月初旬、近所のカスミで見つけて購入しました(「まもなく製造終了」とポップに書かれてました…)。
ちなみにニュータッチ『凄麺』シリーズを製造しているのは、茨城県結城郡八ヤマダイヤマダイ株式会社さんで、テレビのニュースでメーカーの方が『地元の茨城県のご当地麺が作れて嬉しい』というお話をされていました。
(1)『茨城けんちんそば』
ということで、まずは先に発売された『茨城けんちんそば』。
『そばに「常陸秋そば」使用』とのこと。
貴重な常陸秋そばが使われているのはすごい
『けんちんそば』というのは、具とつゆがけんちん汁のお蕎麦で、茨城の県内でも、昔ながらのお蕎麦屋さん立ち食い立ち食い蕎麦の店舗(少なくとも勝田駅はあったと記憶)のメニューにあります。
ちなみに『けんちんそば』についても、以前、当ブログでも書いています。
茨城はこの”そば”が!秋~冬の「けんちんそば」そば編♪ その2
最近はつけ麺風の『つけけんちん』が有名になっているようですが、私は昔ながらの温かい おつゆのけんちんそば が好きです。
ということで、カップ麺『茨城けんちんそば』を実食。
フタに『茨城県産れんこん使用』とあるように、蓮根のフリーズドライもしっかり入ってます。
『そばに「常陸秋そば」使用』とのことなので、麺の味わいの比較のために、同じ凄麺シリーズの『鴨そば』も同時に作って食べ比べてみました。
・・・が、『鴨そば』はこってりと鴨の風味の強いそばつゆなのもあり、そば自体の風味と味わいがよく分かりませんでした。食感は、どちらもほぼ同じと思いました。
しかしながら、『鴨そば』を食べてから『茨城けんちんそば』を食べると、『茨城けんちんそば』の方のつゆは、野菜・根菜類の風味が効いた優しい味わいで、なおかつコクもちゃんとあって、私はこちらの方が好きかなと思いました。
(ちなみに連れ合いは『鴨そば旨いっ!』と言ってましたので、どちらが好きは完全に好みの問題ですね)。
フタの裏には『フタの裏ばなし』ということで、開発エピソードが書かれています。こういうエピソード読むのは楽しく、味わいも増すように感じます
なお、この『茨城けんちんそば』は今月3月で生産終了とのことで、もう手に入らなくなります…が、きっとリバイバルで再び生産・販売してくれることを期待してます♪
(2)『スタミナラーメン』
引き続いて、『スタミナラーメン』。
我が家の近所の大きいスーパーやドラッグストアでも、はたまた茨城県内の高速のSAでも、3月現在、たくさん並べられていますので、手に取った方もおられるのでは?
スタミナラーメンといえば、水戸発祥のご当地ラーメン。
『スタミナ』と聞くと、油ギラギラのイメージがありますが、茨城のスタミナラーメンは、油分は強くなく意外とさっぱりしています。しかも食材のうまみをとろみのある餡が包んでいて、本当に元気になれそうなのです。
『スタミナ』の由来は、具にたっぷりの野菜とともに、レバーを使っていることだそうです。そして甘みがあることで味わいの特色も添えるカボチャも、ビタミンたっぷり。これまた健康的
スタミナラーメンには2タイプあります。
1つは温かいスープに麺と具の、普通のラーメンのような『温かいタイプ』。
もう1つは、スープ麺ではなくて、冷やした茹で麺に、熱々のあんかけがかかっている『冷やしタイプ』。
(冷麺や冷やし中華とは違い、あんかけ焼きそばの麺が『冷えた中華麺』・・・とイメージして頂くと分かりやすいです)
なお、このカップ麺の『スタミナラーメン』は『温かいタイプ』です。つまり、一般的な『ラーメン』のタイプ。
私はスタミナラーメンのお店に行った時は、いつも冷やしタイプを注文していたので、実は、温かいタイプのスタミナラーメンは、このカップ麺で食べるのが初めてでした。
麺に、まずフリーズドドライの かやく を加えてお湯を注いだところの写真。黄色い野菜はカボチャです。レバーは見当たらない・・・かな?
スープ類を加えて、実食♪
まずスープが美味しい! 麺もつるつるもちもちで味わいがちゃんとあります。
先にも書いたように、スタミナラーメンを特徴づける具材であるレバー的なものは見当たらなかった(多分ない?)のですが、カボチャのフリーズドドライはちゃんと入っていていました。
こちらにも フタの裏に『フタの裏ばなし』とうことで、開発エピソードが書かれて、読みながら頂くと、美味しさもひとしお。
先に、スタミナ麺には、『温かいタイプ』と『冷やしタイプ』があると書きました。
私は、『冷やしタイプ』が好きなので、スタミナラーメンの専門店では、いつも『冷やしタイプ』を注文していました。
『冷やしタイプ』は、冷やした麺に、舌がやけどしそうなくらい熱々の具材の餡がかかっていて、それをかき混ぜて、ちょうとよい温度になったところを食べるのです。
野菜たっぷりな上に、スタミナラーメンを特徴づけるレバーやカボチャが、またいい味を出していて、健康的に元気になる気がするのです。
本場水戸の某有名店にスタミナラーメンを食べに行ったこともあります。
開店直後でしたが、既に行列が出来ていました。『食べられるのはいつになるか…』と思いながら待ちましたが、回転が速いようで、意外とひどく待たされずに入ることが出来た記憶があります。
写真禁止とのことだったので、写真はないのですが、やっぱり美味しかったです。
以前は、つくばにも、水戸の有名店ののれん分けした人気店がありました。何度か食べに行ったこともありますが、最近閉店のニュースを知り、さみしい限りです。
…そんな思い出に浸りながら、『スタミナラーメン』カップ麺をあっという間に完食。普段は飲み干さないスープも、思わず飲み干しました。美味しかった
こういうご当地カップ麺シリーズは、全国でも名が知られる有名な麺料理でないと、すぐに販売されなくなる(じっさい、『茨城けんちんそば』は3月で生産終了…)ようなので、早く見つけて、是非お試しください。
多くの人が食べて、茨城の『スタミナラーメン』が全国的に評判になったら、販売期間が長くなったり、販売がリピートされると良いなぁと思ってます。
(市川)